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FEEL YOUNG

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フィールヤングから転送)
FEEL YOUNG
ジャンル ヤング・レディース
読者対象 20代女性 (2011年時点)[1]
刊行頻度 月刊 (8日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 420円 (通常号)
出版社 祥伝社
雑誌名コード 07711
刊行期間 1989年 -
発行部数 7,400部(2020年4月 - 2020年6月日本雑誌協会[2]調べ)
レーベル 祥伝社コミックス
ウェブサイト フィーヤンネット
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FEEL YOUNG』(フィール・ヤング)は、祥伝社から発売されているヤング女性向け漫画雑誌。発売日は毎月8日(日曜日の場合は7日)。略称「フィーヤン」。

先だって発行されていた『FEEL』(現在休刊)の姉妹誌として1989年に創刊。読者は2011年時点で23〜29歳女性が中心であった[3][1]レディコミバブルとも呼ばれたブーム終焉後、大手出版社以外の競合誌が休廃刊する中で、それまで青年誌を中心に活躍していた岡崎京子内田春菊やまだないと南Q太らを迎える。少女漫画界で伸び悩んでいた安野モヨコをブレイクさせるなど、質の高い誌面を維持し生き残った。現在では誌名に「ヤング」が含まれる唯一のヤングレディース誌である。また、同誌の単行本レーベル「フィールコミックス」も同時期に刊行。[独自研究?]2011年3月号よりコミック誌で初めて[要出典]紙と電子版の同時販売を開始した。

連載作品[編集]

※2024年7月号現在

エッセイ[編集]

  • おとうさん、いっしょに遊ぼ〜わんぱく日仏ファミリー!〜(じゃんぽ〜る西)
  • 下山手ドレス別室(西村しのぶ

過去の連載作品[編集]

発行部数[編集]

  • 2003年9月1日 - 2004年8月31日、72,458部[23]
  • 2004年9月 - 2005年8月、68,396部[23]
  • 2005年9月1日 - 2006年8月31日、64,167部[23]
  • 2006年9月1日 - 2007年8月31日、57,333部[23]
  • 2007年10月1日 - 2008年9月30日、47,642部[23]
  • 2008年10月1日 - 2009年9月30日、42,542部[23]
  • 2009年10月1日 - 2010年9月30日、37,642部[23]
  • 2010年10月1日 - 2011年9月30日、34,234部[23]
  • 2011年10月1日 - 2012年9月30日、28,842部[23]
  • 2012年10月1日 - 2013年9月30日、25,250部[23]
  • 2013年10月1日 - 2014年9月30日、22,475部[23]
  • 2014年10月1日 - 2015年9月30日、19,700部[23]
  • 2015年10月1日 - 2016年9月30日、18,050部[23]
  • 2016年10月1日 - 2017年9月30日、14,458部[23]
  • 2017年10月1日 - 2018年9月30日、11,725部[23]
  • 2018年10月1日 - 2019年9月30日、8,900部[23]
  • 2019年10月1日 - 2020年6月30日、7,733部[23][2]

単行本レーベル[編集]

初期においてはB6判の『FEEL COMICS』を『FEEL』と共用して発行、内田春菊、岡崎京子、桜沢エリカなどの一部人気作家の作品はA5判の『FEEL COMICS GOLD』から発行していた。『FEEL』休刊後は『FEEL COMICS GOLD』に一本化、現在はGOLDが取れて『FEEL COMICS』となっている。また、同じ祥伝社より発行されているファッション誌連載漫画もこのレーベルより発行されている(井上三太TOKYO TRIBE2』、矢沢あいParadise Kiss』など)。

FEEL YOUNG増刊SALADA[編集]

『FEEL SALADA』はFEEL YOUNGの増刊という扱いであるが、元々はファッション誌「Zipper」の派生誌「Zipper comic」として2001年に創刊されていた。同誌休刊後、連載されていた一部の作品は後述のWebサイトの無料漫画コーナーに移籍された。

Web媒体[編集]

FC Web[編集]

2004年6月にコミックレーベルサイト「フィールコミックス探検隊」が「FC Web」へとリニューアルされ、『すべて無料!*FC Web Free Comic & Column*』として無料マンガが掲載されるようになった。その後、サイトは「フィーヤン・ネット」へとリニューアルされたが、無料マンガも『全部無料! WEBコミック & コラム』として存続した。

主な連載作品[編集]

FEEL FREE[編集]

2015年11月には新たなWeb漫画サイト「FEEL FREE」が開設された[24]

2023年5月22日、デジタル誌「FEEL FREE」を創刊[25]。本誌のWebサイト内で掲載していた同名の上記Webマガジンをデジタル誌として復活させたものである[25]。内容は読み切りを掲載[25]。配信は不定期に行われている[25]

OUR FEEL[編集]

2024年6月6日、本誌を制作する漫画制作会社のシュークリームによる編集部・OUR FEEL編集部が運営するWeb漫画サイト「OUR FEEL」を開設[26]。毎月第1・第3木曜日更新[26]。テーマは「どんな気持ちも、わたしだけのもの。」で、「多様性に満ちた作品」が電子配信という媒体で掲載される[26]。本レーベルのキャラクターは和山やまが描きおろしている[26]。開設を記念して、イラストレーターのマツオヒロミがお祝いのイラストを寄せている[26]

脚注[編集]

  1. ^ a b FEEL YOUNG (2011年のキャッシュ) 祥伝社広告部
  2. ^ a b 2020年7月以降のデータは発表されていない。
  3. ^ JMPA読者構成データ(日本雑誌協会)
  4. ^ 「うどんの女」新たな主人公の続編がフィーヤンで、付録に「女の園の星」ステッカー”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年7月8日). 2024年7月7日閲覧。
  5. ^ 完璧彼氏に甘い独占欲を注がれる新連載「溺れる日々はきみのせい」がフィーヤンで”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年6月8日). 2023年12月31日閲覧。
  6. ^ a b マッチングアプリでの意外な出会いがモヤモヤを吹き飛ばす?フィーヤン新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年11月8日). 2023年12月31日閲覧。
  7. ^ a b 「宇宙を駆けるよだか」川端志季がフィーヤンで新連載、重い過去を背負う2人描く”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年8月8日). 2024年2月8日閲覧。
  8. ^ a b 町田粥×渡辺カナが初タッグでフィーヤン新連載、「違国日記」は次号で6年の歴史に幕”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年5月8日). 2023年12月31日閲覧。
  9. ^ a b ねむようこが悩める35歳サラリーマンをフィーヤンで描く、雁須磨子も新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年6月8日). 2024年7月7日閲覧。
  10. ^ a b c 「はじこい」持田あきがフィーヤンで新連載、芸能界を舞台に恋と仕事を描く”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年7月8日). 2024年7月7日閲覧。
  11. ^ a b 「セキララにキス」の芥文絵、「目の毒すぎる職場のふたり」のma2がフィーヤンで新連載”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年5月8日). 2023年12月31日閲覧。
  12. ^ 天堂きりんのシリーズ連載がフィーヤンで、引きこもり40歳女性の再生記”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年2月8日). 2024年7月7日閲覧。
  13. ^ a b 高野ひと深がフィーヤンで新連載、ある女性のもとに“運命の相手だった男”現る”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年6月8日). 2024年7月7日閲覧。
  14. ^ 町田粥が発達障害への理解を深めるエッセイ、フィーヤンで始動”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年12月8日). 2024年7月7日閲覧。
  15. ^ 雁須磨子「ややこしい蜜柑たち」1巻、陰キャ女が親友の彼氏を寝取ってしまって大迷走”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年9月8日). 2022年9月14日閲覧。
  16. ^ TVドラマ化もされた「婚姻届に判を捺しただけですが」完結、最終巻は来年1月に”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年10月7日). 2023年12月31日閲覧。
  17. ^ a b 海野つなみの読切がシリーズ連載化、なじみのカフェでおしゃべりする仲の3人を描く”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年4月8日). 2024年7月7日閲覧。
  18. ^ 海野つなみ「スプートニク」が完結、人生をともにすることになった男女3人の行く末は”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年4月8日). 2024年7月7日閲覧。
  19. ^ シモダアサミがセックスの本音をフィーヤンで描く、初回は“イケない”編集者”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年10月8日). 2024年7月7日閲覧。
  20. ^ 志村貴子が描く義兄妹ラブ「ビューティフル・エブリデイ」FYで完結、次号に高野ひと深”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年5月8日). 2024年7月7日閲覧。
  21. ^ a b ある人の死で3人は擬似親子に、茜田千「ユア・マイ・サン」がフィーヤンで完結”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年1月8日). 2024年7月7日閲覧。
  22. ^ 「私たちが恋する理由」がLINEマンガに移籍して再始動、10話まで無料公開中”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年12月7日). 2023年12月31日閲覧。
  23. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる1号当たり平均部数。
  24. ^ FEEL FREE (2015年11月29日時点のキャッシュ) 祥伝社
  25. ^ a b c d 読み切りマンガの無料デジタル誌・FEEL FREE創刊、vol.1ににくまん子ら7人が参加”. コミックナタリー. ナターシャ (2023年5月22日). 2023年12月31日閲覧。
  26. ^ a b c d e フィール・ヤング編集部発の新Webマンガサイト誕生、新連載8本とヤマシタトモコの読切登場”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月6日). 2024年6月6日閲覧。

外部リンク[編集]