フィーバー花札
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フィーバー花札(フィーバーはなふだ)は、1996年10月にSANKYOが発売した、花札をモチーフにしている和をイメージしたパチンコ機のシリーズ名。
フィーバー花札GPとCRフィーバー花札RXの2機種がある。
概要
[編集]確変機能を搭載した液晶型のデジパチ。現金機とCR機の2種類が発売された。現金機は、次回大当たりまで継続する小当たりの確変を搭載しており、確変への突入をメインデジタルではなく、液晶上の小デジタルで決定する変わった仕様である。小デジタルには3種類の図柄があり、「7」が出現すれば確変に突入する。[1]
CR機は大当たり確率の確変を搭載しており、次回大当たりまで継続し、確変図柄が揃い続ける限り確変状態が継続するタイプである。中デジタルには、全ての大当たり図柄の代わりになるオールマイティー図柄の「小槌」がある。確変突入の条件は同じ図柄が3つ揃った場合で、中デジタルが「小槌」の大当たりの場合は通常大当たりとなる。大当たり図柄は全13種類あり、「小槌」を含んだ大当たりパターンも含めると26通りの大当たりパターンが存在する。確変突入率は13/26となるので表示上通りの1/2となる。
スペック
[編集]- フィーバー花札GP
- 賞球数 7&15
- 大当たり最高継続 16R
- 大当たり確率 1/230
- 確変突入率 1/3
- 確変期間 次回大当たりまで
- CRフィーバー花札RX
- 賞球数 6&15
- 大当たり最高継続 16R
- 大当たり確率 1/359
- 確変中大当たり確率 1/51.3
- 確変突入率 1/2
- 確変期間 次回大当たりまで
図柄
[編集]- 一月
- 二月
- 三月
- 四月
- 五月
- 六月
- 七月
- 八月
- 九月
- 十月
- 十一月
- 十二月
- 姫
- 坊主(CR機のみ中デジタルに2種類)
- 小槌(CR機のみ中デジタル図柄)
演出
[編集]リーチアクションには花札が横回転する演出のノーマルリーチ以外に4種類のスーパーリーチがある。
- 勝負リーチ
- 図柄がテンパイしたら液晶中央の女性が「勝負」の掛け声と共に中デジタルの図柄をめくる。
- 竜巻リーチ
- 左右図柄がテンパイする前に「風よ吹け」の掛け声と共に3つのデジタルが同時に回転する全回転アクション。
- フーフーリーチ
- 水着姿の女性2人が登場し、吐息で花札を変動させる。
- アンアンリーチ
- 水着姿の女性2人が登場し、三三七拍子のリズムに合わせて踊る。
竜巻リーチには集中フラグが搭載されており、フラグがオンになるとあらゆるリーチアクションが竜巻リーチになる仕様である。このフラグがオフになるまでこの状態は継続する。集中フラグがオンの状態の場合はリーチ信頼度が下がる。[2][3]
コンシューマ移植
[編集]- SANKYO FEVER実機シミュレーションS Vol.2(セガサターン用)
- 『SANKYO FEVER実機シミュレーションS Vol.2』(セガサターン用、ティー・イー・エヌ研究所、1998年1月15日発売、T-32103G、JAN-4997940210049)にフィーバー花札GPが収録。
サウンドトラック
[編集]- 『SANKYO FEVER SOUNDS ザ・パチンコ・ミュージック・フロム・SANKYO 6』 キングレコード、1998年8月21日。KICA-1214。
- BGMが収録されている。
脚注
[編集]- ^ 日本文芸社 1997, p. 32.
- ^ 日本文芸社 1997, p. 64.
- ^ 双葉社 1997, p. 74.
参考文献
[編集]- 諸角裕編著『パチンコ攻略マガジン 1997 3.27号』双葉社、1997年3月27日。共通雑誌コード T1026514030394。
- 原雅貴編著『パチンコ大連勝 VOL.3』日本文芸社、1997年1月20日。ISBN 4-537-11024-4。
外部リンク
[編集]- フィーバー花札 | SANKYOヒストリー | SANKYOファンサイト 2022年7月20日閲覧。