フィンガー (単位)
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フィンガー finger | |
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系 | ヤード・ポンド法 |
量 | 長さ |
SI | 1.905~2.2225 cm |
定義 | 3⁄4~7⁄8 インチ |
由来 | 指の幅 |
フィンガー finger | |
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系 | ヤード・ポンド法 |
量 | 長さ |
SI | 11.43 cm |
定義 | 4+1⁄2 インチ |
由来 | 中指の長さ |
フィンガー(finger)は、ヤード・ポンド法で使用される長さの単位である。大きく分けて2種類(細かく分けるとさらに多く)の異なる定義がある。
3⁄4~7⁄8 インチ
[編集]成人男性の「親指以外の指 (finger)」の幅に由来する。この意味のフィンガーは、フィンガーブレドス (finger‐breadth、「指の幅」の意) ともいい、日本語では「指幅」と訳されることがある。
具体的な長さは一定せず、
と各種の定義がある(換算に使った「ディジット」は、指の幅に由来するもう一つの単位である)。また、「1インチ近く」とも表現される[3][4]。
主に酒、特に、水割りする前のウィスキーの計量に用いられ、グラスに入れたときの液高(液底から液面までの高さ)をフィンガーで計る。実際には、正確に3⁄4~7⁄8インチ単位で計るわけではなく、自身の指(通常、中指・人差指・親指)を使うので、人によって1フィンガーの液高は異なり、グラスが異なればそれに対応する液量も異なる。この液量をアメリカでは俗にニップ (nip) とも呼ぶ[1]と呼ぶが、ニップは 1⁄6 英ジル ≒ 23.667 mL ないし 750⁄32 mL = 23.4375 mL に等しい体積の単位でもある。
4+1⁄2 インチ
[編集]1⁄8 ヤード = 4+1⁄2 インチ[3][5]= 11.43 cm と定義される。中指の長さに由来する[1]。
布地の寸法を計るのに使われる。
出典
[編集]- ^ a b c 二村隆夫監修『丸善 単位の辞典』「フィンガー」丸善 2002年
- ^ 松田徳一郎監修『リーダーズ英和辞典』「finger」研究社 1984年
- ^ a b Noah Webster (1896). Webster's collegiate dictionary. G. & C. Merriam. p. 332 14 January 2012閲覧。
- ^ William Markham (1739). A general introduction to trade and business: or, The young merchant's and tradesman's magazine .... A. Bettesworth and C. Hitch. p. 104 25 January 2012閲覧。
- ^ The Encyclopedia Americana. Encyclopedia Americana Corp.. (1920). p. 165 14 January 2012閲覧。