フィフス・エンジェル
フィフス・エンジェル Fifth Angel | |
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出身地 | アメリカ合衆国 ワシントン州ベルビュー |
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル |
活動期間 | 1983年 - 1990年、2010年、2017年 - |
レーベル | エピック、シュラプネル、ニュークリア・ブラスト |
公式サイト |
fifthangelofficial |
メンバー |
エド・アーチャー ケン・メアリー ジョン・マッコ ジム・ドフカ イーサン・ブロッシュ スティーヴン・カールソン |
旧メンバー |
テッド・パイロット ジェームズ・バード ケンドール・ベクテル ケニー・レイ リチャード・スチュバード ピーター・オルリアン ジェフリー・マコーマック |
フィフス・エンジェル(Fifth Angel)は、アメリカのヘヴィメタル・バンド。ワシントン州ベルビュー出身。
略歴
[編集]フィフス・エンジェルは、1983年にシアトルの郊外、とりわけベルビュー地域で結成された。バンドの最初のラインナップは、テッド・パイロット(ボーカル)、ジェームズ・バード(リード・ギター)、エド・アーチャー(リズム・ギター)、ケン・メアリー(ドラム)、ケニー・ケイ(ベース)で構成されていた[1]。このラインナップは、1983年後半にスティーヴ・ローソン・プロダクション・スタジオに入り、テリー・デイトがプロデューサーとエンジニアを務め、「Fade to Flames」「Fifth Angel」「in the Fallout」「Wings of Destiny」の4曲で構成されるデモを録音した。シュラプネル・レコーズが1985年に彼らと契約し、さらに5曲の録音に資金提供して、セルフタイトルのアルバムを完成させた[1][2]。
ケニー・ケイが1987年にグループを脱退し、ジョン・マッコが加入した[1]。グループは、1988年にエピック・レコードとメジャー・レーベル契約を交わし、デビュー・アルバムが再びリリースされた[1]。バンドがセカンド・アルバムを録音する準備をしていたとき、創設ギター・プレーヤーのジェームズ・バードに代わってケンドール・ベクテルが加入[1]。1989年、続くアルバム『タイム・ウィル・テル』が登場したが、バンドはレーベルのサポートを失い[3]、メンバーは1990年までに別々の道へと歩み出している[1]。
2009年、エド・アーチャー、ジョン・マッコ、ケンドール・ベクテルが再会。彼らにドラマーのジェフリー・マコーマックが加わり、2010年になると、キープ・イット・トゥルー・フェスティバルでバンド初となるライブ公演を行い、ゲスト・シンガーにピーター・オルリアン(元ヘア・アパートメント)を迎えて演奏を行った。2011年、リード・シンガーのデヴィッド・フィフォルト(David Fefolt)加入の発表とともに、マコーマックがグループを脱退した(デヴィッド・フィフォルトはいくつかのデモでパフォーマンスを行ったが、実際にライブで演奏したり、バンドとして正式に録音することはなかった)。
2017年までに、フィフス・エンジェルは再び始動。オリジナル・ドラマーのケン・メアリーがグループに再加入し、ボーカリストのピーター・オルリアンが2017年の活動で歌うために復帰した。バンドは、2017年4月22日のワシントン州シアトルのエル・コラゾン、そして2017年4月29日のドイツで開催されるキープ・イット・トゥルー・フェスティバルという2公演をブッキングした。バンドは作品のためのデモの断片を持っており、最終的に新しいレコードとしてまとめることが期待された[4]。そして、彼らのサード・アルバム『The Third Secret』が、2018年10月26日にニュークリア・ブラストからリリースされた[5][6]。フィフス・エンジェルは、2024年、ドイツのクラッシャー・フェスティバルにおいてヘッドライナーになると発表した[7]。
メンバー
[編集]最新メンバー
[編集]- エド・アーチャー (Ed Archer) – ギター (1983年–1989年、2010年、2017年、2018年– )
- ケン・メアリー (Ken Mary) – ドラム (1983年–1989年、2017年– )
- ジョン・マッコ (John Macko) – ベース (1986年–1989年、2010年、2017年– )
- ジム・ドフカ (Jim Dofka) - ギター (2020年- )
- イーサン・ブロッシュ (Ethan Brosh) – ギター (2019年– )
- スティーヴン・カールソン (Steven Carlson) – ボーカル (2019年– )
旧メンバー
[編集]- テッド・パイロット (Ted Pilot) – ボーカル (1983年–1989年)
- ジェームズ・バード (James Byrd) – ギター (1983年–1987年)
- ケンドール・ベクテル (Kendall Bechtel) – ギター (1987年–1989年、2010年、2017年–2019年)、ボーカル (2017年–2019年)
- ケニー・レイ (Kenny Ray) – ベース (1983年–1985年)
- リチャード・スチュバード (Richard Stuverud) – ドラム (1989年)
- ピーター・オルリアン (Peter Orullian) – ボーカル (2010年、2017年)
- ジェフリー・マコーマック (Jeffrey McCormack) – ドラム (2010年、2017年)
ディスコグラフィ
[編集]スタジオ・アルバム
[編集]- 『フィフス・エンジェル』 - Fifth Angel (1986年、Shrapnel) ※全米117位[8]
- 『タイム・ウィル・テル』 - Time Will Tell (1989年、Epic) ※旧邦題『時の呪文』
- The Third Secret (2018年、Nuclear Blast)
- 『ホエン・エンジェルズ・キル』 - When Angels Kill (2023年、Nuclear Blast)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f Colin Larkin, ed (1995). The Guinness Who's Who of Heavy Metal (Second ed.). Guinness Publishing. p. 133. ISBN 0-85112-656-1
- ^ “千赢网址|千赢网址娱乐”. Metal-metropolis.com. October 30, 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。November 15, 2019閲覧。
- ^ “Fifth Angel” (18 March 2017). 2017年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。14 October 2020閲覧。
- ^ “Fifth Angel :: www.fifthangel.org” (18 March 2017). 2017年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。14 October 2020閲覧。
- ^ “FIFTH ANGEL Sign With NUCLEAR BLAST RECORDS; 'The Third Secret' Album Due In September”. Blabbermouth.net (May 25, 2018). May 25, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。May 25, 2018閲覧。
- ^ “FIFTH ANGEL Return With First Album In 30 Years”. KNAC.com (August 23, 2018). October 30, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。August 23, 2018閲覧。
- ^ “Fifth Angel history and biography”. metallian (25 November 2023). 25 November 2023閲覧。
- ^ “Fifth Angel”. Billboard.com. May 6, 2019時点のオリジナルよりアーカイブ。November 15, 2019閲覧。