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フィアット・ブラーボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ブラーボBravo)は、イタリアの自動車メーカー、フィアットが製造・販売していたハッチバック乗用車である。

本項では初代モデルの派生車種であるブラーバ (Brava)についても解説する。

初代(1995年 - 2001年)

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フィアット・ブラーボ/ブラーバ(初代)
ブラーボ HGT
ブラーバ
概要
販売期間 1995年 - 2001年
ボディ
ボディタイプ 3ドアハッチバック(ブラーボ)
5ドアハッチバック(ブラーバ)
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 1,242cc 直4 DOHC
1,370cc 直4 SOHC
1,580cc 直4 DOHC
1,747cc 直4 DOHC
1,998cc 直5 DOHC
1,910cc 直4 SOHC ディーゼルターボ
変速機 4速AT
5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,540mm
全長 4,025mm(ブラーボ)
4,190mm(ブラーバ)
全幅 1,755mm
全高 1,414mm
車両重量 1,010 - 1,190kg
その他
同車台 フィアット・マレア
フィアット・ムルティプラ
系譜
先代 フィアット・ティーポ
後継 フィアット・スティーロ
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1995年ティーポの後継としてデビュー。3ドアが「ブラーボ」、5ドアが「ブラーバ」をそれぞれ名乗る。車名はイタリア語由来の感嘆詞である「ブラヴォー」に由来し、「ブラーボ」は男性形、「ブラーバ」は女性形である。

エクステリアは曲線を多用したイタリア車らしい個性的なデザインが特徴。ブラーボとブラーバではボディ形状の差異だけでなく、Bピラー以降のデザインが大きく異なる。エンジンは1.4L、1.6L、1.8Lのガソリンエンジン、1.9Lのディーゼルエンジンを搭載。ブラーボにのみ2.0L 直列5気筒20バルブエンジンを搭載するスポーツモデル「HGT」も設定された。トランスミッションは5速MTを基本とし、1.6Lエンジン車のみ4速ATも選択できた。

1998年にマイナーチェンジ。1.4Lエンジンが廃止され、代替としてプントと同型の1.2Lエンジンが導入された。ディーゼルエンジンにはコモンレール式の燃料噴射装置を採用し、性能を高めた。また、「HGT」は可変バルブ機構の採用で最高出力が155psに上昇した。

本車とシャシを共用する車種として、セダン/ワゴンマレアと、トールワゴンムルティプラが存在する。

2001年に生産終了。後継は同年デビューのスティーロ

日本での販売

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日本では1998年2月から1999年11月にかけて、ブラーボの右ハンドル・1.6L・4速AT仕様のみを「ブラビッシモ」(Bravissimo)の車名[注 1]で販売していた。全長4mに対して全幅1.7mオーバーというボディサイズは当時としては大柄で、広々とした室内スペースを確保していたが、3ドアのみというラインナップゆえに日本市場での販売は苦戦した。

正規輸入されたのはブラーボのみで、ブラーバは輸入されていない。

2代目(2007年 - 2014年)

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フィアット・ブラーボ(2代目)
フロント
リア
概要
販売期間 1995年 - 2014年
ボディ
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン位置 フロント
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 1,368cc 直4
1,747cc 直4
1,598cc 直4 ディーゼルターボ
1,910cc 直4 ディーゼルターボ
1,956cc 直4 ディーゼルターボ
変速機 6速ATデュアロジック
5速/6速MT
車両寸法
ホイールベース 2,600mm
全長 4,336mm
全幅 1,792mm
全高 1,498mm
車両重量 1,205 - 1,360kg
系譜
先代 フィアット・スティーロ
後継 フィアット・ティーポ
テンプレートを表示

スティーロの後継として2007年に登場。ボディは5ドアのみとなり、車名も「ブラーボ」に一本化される。エクステリアデザインはグランデプントのイメージを継承したもので、2006年に導入されたフィアットの赤地の新エンブレムを初めて装着した車種でもあった。

脚注

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注釈

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  1. ^ 日本では同じ意味で綴りも同一の三菱・ブラボーが商標登録されているため、イタリア語で「最上級」を意味する「ブラビッシモ」という名称に変更された。

出典

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参考文献

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関連項目

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外部リンク

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