ファンタジー・アイランド (映画)
ファンタジー・アイランド | |
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Fantasy Island | |
監督 | ジェフ・ワドロウ |
脚本 |
ジェフ・ワドロウ ジリアン・ジェイコブズ クリストファー・ローチ |
原作 |
ジーン・レヴィット 『ファンタジー・アイランド』 |
製作 |
ジェフ・ワドロウ ジェイソン・ブラム マーク・トベロフ |
製作総指揮 |
クーパー・サミュエルソン ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル |
出演者 |
マイケル・ペーニャ マギー・Q ルーシー・ヘイル オースティン・ストウェル |
音楽 | ベアー・マクレアリー |
撮影 | トビー・オリヴァー |
編集 | ショーン・アルバートソン |
製作会社 |
ブラムハウス・プロダクションズ コロンビア ピクチャーズ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ・リリーシング |
公開 | 2020年2月14日 |
上映時間 | 109分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $7,000,000[1] |
興行収入 | $47,544,753[2] |
『ファンタジー・アイランド』(Fantasy Island)は2020年のアメリカ合衆国のホラー映画。監督はジェフ・ワドロウ、主演はマイケル・ペーニャが務めた。本作は1977年から1984年にかけてアメリカで放送された同名のテレビドラマを原作としている。
本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2020年9月2日よりデジタル配信された[3]。
ストーリー
[編集]太平洋に浮かぶ孤島、ファンタジー・アイランド。ミスター・ロークは同地にあるリゾート施設を運営すると共に、滞在者を幻想の世界へと誘い、彼/彼女らが密かに抱いている願いをその中で叶えさせていた。そんなある日、滞在者にとって理想郷であるはずの幻想世界で、次々と怪奇現象が発生した。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替。
- ミスター・ローク: マイケル・ペーニャ(間宮康弘)
- グウェン・オルセン: マギー・Q(加藤有生子)
- メラニー・コール: ルーシー・ヘイル(北原沙弥香)
- パトリック・サリヴァン: オースティン・ストウェル(川原元幸)
- スローン・マディソン: ポーシャ・ダブルデイ(小若和郁那)
- ブラックス・ウィーヴァー: ジミー・O・ヤン(花輪英司)
- JD・ウィーヴァー: ライアン・ハンセン(白熊寛嗣)
- デイモン: マイケル・ルーカー(蓮岳大)
- リューテナント・サリヴァン: マイク・ヴォーゲル
- ジュリア: パリサ・フィッツ=ヘンリー
- ニック・テイラー: エヴァン・エヴァゴラ
- アフロディーテ: シャーロット・マッキニー
- ロックリン: ロビー・ジョーンズ
- デビルフェイス: キム・コーツ
製作
[編集]2018年7月、ブラムハウス・プロダクションズとソニー・ピクチャーズがテレビドラマ『ファンタジー・アイランド』の映画化を進めており、ジェフ・ワドロウを監督に起用する見込みだと報じられた[4]。10月、マイケル・ペーニャ、ジミー・O・ヤン、デイヴ・バウティスタ、ルーシー・ヘイルの出演が決まった(結局、バウティスタは本作に出演しなかった)[5][6][7][8]。1月、マイケル・ルーカー、シャーロット・マッキニー、オースティン・ストウェル、パリサ・フィッツ=ヘンリーがキャスト入りした[9]。同月、本作の主要撮影がフィジーで始まった[10]。
音楽
[編集]2019年11月4日、マシュー・マージェソンが本作で使用される楽曲を手掛けることになったとの報道があった[11]。2020年1月22日、マージェソンが降板することになり、ベアー・マクレアリーが起用されたと報じられた[12]。31日、サウンドトラックの発売に先駆けて、ジャレッド・リーの『Don’t Wish Your Life Away』がシングルカットされた[13]。2月14日、マディソン・ゲート・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[14]。
公開・マーケティング
[編集]当初、本作は2020年2月28日に全米公開される予定だったが[15]、後に公開日は同月14日に前倒しされた[16]。
2019年11月11日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[17]。
興行収入
[編集]本作は『ソニック・ザ・ムービー』、『フォトグラフ』、『ダウンヒル』と同じ週に封切られ、公開初週末に1400万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが、実際の数字はそれを若干下回るものとなった[18]。2020年2月14日、本作は全米2784館で公開され、公開初週末に1231万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[19]。
評価
[編集]本作は批評家から酷評されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには59件のレビューがあり、批評家支持率は10%、平均点は10点満点で2.93点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ファンタジー・アイランド』は願いを叶えることの負の側面を観客に提示しようとしたが、数十年前に終了したシリーズを復活させることの危険性を訴える作品になってしまった。」となっている[20]。また、Metacriticには25件のレビューがあり、加重平均値は20/100となっている[21]。なお、本作のCinemaScoreはC-となっている[22]。
本作は第41回ゴールデンラズベリー賞において、最低作品賞、最低助演女優賞賞(ルーシー・ヘイルとマギー・Q)、最低脚本賞(ジェフ・ワドロウ、クリス・ローチ、ジリアン・ジェイコブズ)、最低前日譚・リメイク・盗作・続編賞(テレビドラマ『ファンタジー・アイランド』のリメイクないしはリイマジネーション)の4部門で5つのノミネートを獲得した[23]。
このように、批評家から酷評されたにもかかわらず、2021年から2023年まで再度テレビドラマ化(リブート)されたが、こちらはシーズン2で打ち切りとなった。
出典
[編集]- ^ “‘Sonic The Hedgehog’ Could Jump As High As $47M In Opening Weekend – Box Office”. Deadline.com (2020年1月23日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ “Fantasy Island (2020)”. The Numbers. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “ファンタジー・アイランド”. ソニー・ピクチャーズ. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “'Fantasy Island' Movie in the Works at Blumhouse”. Hollywood Reporter (2018年7月31日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Michael Pena to Star as Mr. Roarke in 'Fantasy Island'”. Hollywood Reporter (2018年10月8日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Jimmy O. Yang Joins Blumhouse's 'Fantasy Island' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年10月9日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Dave Bautista in Talks to Join Michael Pena in 'Fantasy Island' Movie (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年10月10日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Lucy Hale in Talks to Join ‘Fantasy Island’ for Blumhouse and Sony (Exclusive)”. The Wrap (2018年10月11日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “‘Fantasy Island’ Welcomes Michael Rooker, Charlotte McKinney, Parisa Fitz-Henley & Austin Stowell”. Deadline.com (2019年1月18日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Fantasy freaking Island. Here we go.”. Instagram (2019年1月14日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Matthew Margeson Scoring Jeff Wadlow’s ‘Fantasy Island’”. Film Music Reporter (2019年11月4日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Bear McCreary Scoring Blumhouse’s ‘Fantasy Island’”. Film Music Reporter (2020年1月22日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Jared Lee’s Original Song ‘Don’t Wish Your Life Away’ from ‘Fantasy Island’ Released”. Film Music Reporter (2020年1月31日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “‘Blumhouse’s Fantasy Island’ Soundtrack Details”. Film Music Reporter (2020年2月13日). 2020年6月19日閲覧。
- ^ “Sony and Blumhouse’s ‘Fantasy Island’ is a Horror Film; Set for Release in 2020!”. Bloody Disgusting (2018年12月1日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “Blumhouse-Sony’s ‘Fantasy Island’ Moves Up Two Weeks – Update”. Deadline.com (2019年8月22日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ “FANTASY ISLAND - Official Trailer (HD)”. YouTube (2019年11月11日). 2020年2月6日閲覧。
- ^ Brevet, Brad (2020年2月13日). “'Sonic the Hedgehog' Rings Up $21 Million on Friday, Heading Toward $60M+ Four-Day” (英語). Box Office News 2020年6月19日閲覧。
- ^ “Domestic 2020 weekend 7 / February 14-16, 2020” (英語). Box Office Mojo. 2020年6月19日閲覧。
- ^ “Fantasy Island”. Rotten Tomatoes. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “Fantasy Island (2020)”. Metacritic. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “‘Sonic The Hedgehog’ Breaks Video Game Pic Opening Record With $70M & Reps 4th-Best Presidents’ Weekend Debut – Monday Update”. Deadline.com (2020年2月17日). 2020年2月19日閲覧。
- ^ “Razzie Awards 2021: Robert Downey Jr., Adam Sandler, Anne Hathaway Among Nominees”. Variety (2020年3月12日). 2021年3月17日閲覧。