ファブ・ファイブ
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『ファブ・ファイブ(Fab Five)』はファビュラス・ファイブ(英:fabulous5)の略称。「驚異の5人」の意味。1991-92シーズンにミシガン大学がリクルートしたフレッシュマン(1年生)達の愛称。構成はクリス・ウェバー、ジュワン・ハワード、ジェイレン・ローズ、レイ・ジャクソン、ジミー・キング。先発5人が全員1年生という異例の構成[1]、若さ溢れるプレー、それまでなかったファッション(ド派手なイエローでダボダボのジャージ)、シーズン開幕から衰えぬ快進撃、遂にはNCAAトーナメントファイナル進出と、全米で大きな話題となり、翌年も2年連続となるNCAAトーナメント決勝に進出し一世を風靡した。
2年生のNCAA決勝戦、残り11秒の2点ビハインドのとき、チームのエースでありスターだったクリス・ウェバーは既に使い切っているのにタイムアウトを要求してしまう。これによりテクニカル・ファウル(ペナルティー)を取られ、対戦相手(ノースカロライナ大学)にフリースローを献上。その瞬間ミシガン大の2年越しの全米制覇の夢は終了となってしまった[1]。この際、クリス・ウェバーの気持ちを察した時の大統領・ビル・クリントンは彼に手紙を送り慰めたという[2](クリス・ウェバーのファンクラブの名前は「タイムアウト」である)。
93年にウェバーがアーリー・エントリーしてからは「ファブ4」としてエリート8(NCAAトーナメントベスト8)、更に翌年、ローズとハワードが抜けてからも「ファブ2」と呼ばれ17勝14敗で[1]スイート16(同ベスト16)進出を果たしている。
因みにフリースローは総じて雑で、ファブ5の成功率は6割前後だった。
脚注
[編集]- ^ a b c Steve Wieberg (2002年3月28日). “Fab Five anniversary falls short of fondness”. USAトゥデイ. 2013年8月18日閲覧。
- ^ “Bill Clinton wrote Chris Webber encouraging letter following timeout blunder”. dailycaller.com (2013年4月9日). 2013年8月18日閲覧。
関連項目
[編集]- Michigan Wolverines(ミシガン大学の大学スポーツチームの総称)
- University of Michigan basketball scandal