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ファスト アンド フューリアス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファスト アンド フューリアス
ジャンル レースゲーム
対応機種 アーケード[AC]
開発元 RAW THRILLS
発売元 タイトー
人数 1~8人通信対戦プレイ
発売日 [AC]:2005年
デバイス ステアリング
2ペダル(ブレーキ・アクセル)
4速H型シフトレバー
5ボタン(視点1・2・3、曲切り替え、スタート&ニトロ)
テンキー(0~9、*、#)
システム基板 PCベース
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ファスト アンド フューリアス』(THE FAST AND THE FURIOUS)は、タイトーが販売する、2005年に稼動開始した業務用レースゲームである。

その名の通り、映画「ワイルドスピード(THE FAST AND THE FURIOUS)」をモチーフとしている。

ゲームのルール

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コインを投入し、コース・トランスミッション・車両を選択後、パーツのアップグレードを選択し車両をチューニングし、レース開始。

一本道の市街地コースで7台のライバル車と競い1位を目指す。ハンドル・ペダルワークを駆使しフリップ・ウィリーなど様々なスタントを繰り出すことが出来る。完走時、スタントを繰り出した回数・時間や対物ダメージ総額応じてタイムが短縮(順位には影響しない。)、順位によって賞金が変動する。また、筐体の設定によるが、1位で完走した場合、無料で次のレースに進めることが出来る[注釈 1]

筐体へのデータ保存に対応。コース・トランスミッション・車両・アップグレードの選択時にキーパッドを押し、暗証番号を入力することによって、ネーム・賞金総額・走行記録・車両ごとのチューニング状況を読み込み・保存することができる。

ゲームモード

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  • 1Pプレイ

好きなコースを選んで賞金を稼ぐのが1人プレイモード。

  • 2P~8Pプレイ

大人数でプレイしていくモード。

登場車種

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Nissan 350Z/SkylineMitsubishi EclipsePontiac Firebird等17台の車が実名で登場する。

コース

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初級コース

  • タイムズスクウェア
  • レースウォーズ
  • チャイナタウン

中級コース

  • マリブ
  • セントラルパーク
  • L.A.ゲットー

上級コース

  • ゴールデンゲート
  • ニューイングランド

プロ級コース(残り2コースはコースセレクト画面でビューチェンジの1を押すと出現)

  • ハリウッド
  • S.F.ツアー
  • マルホランドドライブ
  • チャイナタウンX

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数 備考
1 Cruis'n
  • アメリカ合衆国 2007年11月27日
  • ヨーロッパ 2008年3月27日
  • オーストラリア 2008年2月14日
Wii Just Games Interactive ミッドウェイゲームズ Wii用12cm光ディスク - - -
2 The Fast & The Furious Deluxe
  • アメリカ合衆国 2023年5月
ARCADE1UP ARCADE1UP ARCADE1UP プリインストール FAF-A-300211 - 『The Fast and the Furious: DRIFT』を同時収録
Wii
Cruis'n(Wii)
集計結果
媒体結果
GameRankings22.50%[1]
Metacritic25/100[2]
レビュー結果
媒体結果
Eurogamer1/10[3]
GameSpot2.5/10[4]
GamesRadar+1/5stars[5]
IGN3/10[6]
VideoGamer.com2/10[7]

2007年、「ワイルドスピード」のライセンスを取り除いたWii移植版『Cruis'n』がミッドウェイゲームズよりリリースされた。移植作業はJust Games Interactive(現:Kung Fu Factory)が担当。

『Cruis'n』は90年代にミッドウェイゲームズが任天堂と共同で展開していたレースゲームシリーズの名前であり、当作は2001年にゲームボーイアドバンス向けに発売した『Cruis'n Velocity』以来のシリーズ作品となった。

当作はMetacriticで7件のレビューを基に100点満点中25点という低い評価を受けている[2]。操作感覚の悪さ、時代遅れのグラフィック、フレームレートの低さ、ロード時間の長さが批判の対象となった。

ARCADE1UP

2023年、家庭用アーケード筐体『ARCADE1UP英語版』のラインナップ1つとして発表され、同年5月に発売された[8]。続編の『DRIFT』を同時収録。ローカル通信対戦、WiFiリーダーボードをサポートする[9]。アーケード版に収録されていた一部の車種が収録されていない[9]

続編

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2007年に『The Fast and the Furious: DRIFT』、2010年に『Fast & Furious: SuperCars』が稼働開始。2022年には上下デュアルモニター付き筐体を採用した『Fast & Furious Arcade』が発表された[10][11]

また、搭乗車両をオートバイに変更した『The Fast and the Furious: Super Bikes』が2007年に稼働開始。『Super Bikes』は後に『ワイルドスピード』のライセンスを取り除いてシリーズ化され、2010年に『Super Bikes 2』、2019年に『Super Bikes 3』が稼働開始している。

上記のうち、『Fast & Furious Arcade』と『Super Bikes 3』は、バンダイナムコテクニカが日本での輸入販売を担当している[12][13]

脚注

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注釈

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  1. ^ 設定が有効になっている場合はデモ画面でそのことが表示される。

出典

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  1. ^ Cruis'n for Wii”. GameRankings. 2019年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月10日閲覧。
  2. ^ a b Cruis'n for Wii Reviews”. Metacritic. 2021年8月9日閲覧。
  3. ^ Ellie Gibson (March 7, 2008). “Wii Roundup (Cruis'n)”. Eurogamer. 2021年8月9日閲覧。
  4. ^ Alex Navarro (December 12, 2007). “Cruis'n Review”. GameSpot. 2021年8月9日閲覧。
  5. ^ Andrew Hayward (November 30, 2007). “Cruis'n Review”. GamesRadar. 2021年8月9日閲覧。
  6. ^ Mark Bozon (December 7, 2007). “Cruis'n Review”. IGN. 2021年8月9日閲覧。
  7. ^ Tom Orry (February 21, 2008). “Cruis'n Review”. VideoGamer.com. 2021年8月9日閲覧。
  8. ^ Kelly, Dylan (2023年4月21日). “New 'The Fast & The Furious Deluxe Arcade Game' Brings Classic Street Racing Home”. Hypebeast. Hypebeast Limited.. 2023年6月25日閲覧。
  9. ^ a b Fenollol, Hunter (2023年5月19日). “This “Fast & Furious” Arcade Cabinet Brings Street Racing Home”. Popular Mechanics. Hearst Magazine Media, Inc.. 2023年6月25日閲覧。
  10. ^ ARCADEHERO (2022年7月6日). “New Details On Fast & Furious by Raw Thrills”. Arcade Heroes. 2022年11月21日閲覧。
  11. ^ ARCADEHERO (2022年10月7日). “More Details Unveiled On Raw Thrills’ Fast & Furious Arcade”. Arcade Heroes. 2022年11月21日閲覧。
  12. ^ FAST & FURIOUS ARCADE”. 株式会社バンダイナムコテクニカ. 2023年9月27日閲覧。
  13. ^ Super Bikes 3”. 株式会社バンダイナムコテクニカ. 2023年3月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月27日閲覧。

外部リンク

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