ファイティングアイスホッケー
ジャンル | スポーツゲーム |
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対応機種 | アーケード[AC] |
開発元 | データイースト |
発売元 | データイースト |
人数 | 1人 |
発売日 | [AC]1984年4月 |
『ファイティングアイスホッケー』(英語表記:FIGHTING ICE HOCKEY)は、1984年4月にデータイーストより発表されたアーケード用スポーツゲーム(アイスホッケー)である。
ゲーム概要
[編集]4方向レバー、2つのボタン(パス・シュート〈攻撃時〉、タックル〈守備時〉)を使用してプレイヤーを操作する。
実際と同じく6人vs6人(CPU)の対戦ゲーム。1P専用である。3ピリオド制で1ピリオドに付き、タイムが100だけ与えられている[1]。タイムはゴールや反則を犯した時にはストップする。またフェイスオフによって試合が開始、若しくは反則時のゲーム再開がなされる点も再現されている。尚、守備時にはタックルによってパックを奪う事ができるが、パックを持っていない選手にタックルするとラフプレイをとられ、タックルを仕掛けた選手は退場させられる。自軍に攻め込まれると、ゴールテンダーも操作が可能。
1ピリオドで自チームの得点が、CPUの得点を上回っていれば次のピリオド・試合に進めるが、同点か下回った場合は即ゲームオーバー(コンティニューなし)。
スコアは、ゴール時(ゴールの表示は、「GOAL」ではなく「GET」と表示される)1得点に付き2,000点が加算され、1ピリオド終了時点でリードしていた場合は、自チームとCPUの得失点差1点に付きボーナス1,000点が加算される(例.10-0でリードした場合は、10点×1,000点=10,000点を獲得)。更に3ピリオド(1試合)終了時点でリードしていた場合は、3ピリオドの得失点差の他に、当該試合の得失点差(例.20-3で勝った場合は、17点×1,000点=17,000点を獲得)も上乗せされて加算される。ゲームオーバー後に、ハイスコアランキングで上位5位以内[2]に入ると、ネームエントリーが出来る。ネームエントリーはアルファベット(大文字のみ)、-,・,!,?から選択でき、タイム60以内に3文字で入力が可能。尚、スコアは999,900点が上限で、それを超えると算術オーバーフローにより0点に戻る。ただしカウンターストップ(実際はしていないが)した事を示すために、スコアの1の位にカウンターストップした回数が得点として表される[3][4]。
出場チーム
[編集]6チームから、タイム15以内に選択可能。チーム名はゲーム発売当時(1984年)の日本アイスホッケーリーグ[5]に参加していた6チームをモチーフにしている。尚、個人の選手名は付けられなかった。
自チーム以外の5チームと対戦し、5チーム全てに勝利するとまた1チーム目からの対戦となるループゲームである。
チーム名(頭文字〈全角〉が略称) | 1984年当時のチーム名 | 2014年現在のチーム名 |
F-DENKO | 古河電工アイスホッケー部 | H.C.栃木日光アイスバックス[6] |
J-SEISHI | 十條製紙釧路アイスホッケー部 | 日本製紙クレインズ |
K-KEIKAKU | 国土計画アイスホッケー部 | 廃部[7] |
O-SEISHI | 王子製紙アイスホッケー部 | 王子イーグルス |
S-TETSUDO | 西武鉄道アイスホッケー部 | 廃部[8] |
U-JIRUSHI | 雪印乳業アイスホッケー部 | 札幌ホッケークラブ[9] |
※表記順は、チーム選択画面の記載順と同じである。
脚注
[編集]- ^ 実際のアイスホッケーでは3ピリオドは同じだが、1ピリオドは20分制。
- ^ 初期設定では、28,800点〈ハイスコアもこの点数で設定〉,25,600点,19,200点,14,400点,10,800点となっている。
- ^ 例えば、995,800点の時点で31,000点のボーナスを得た場合、スコアは26,801点となる(995,800+31,000-1,000,000〈百万の位が無い事による算術オーバーフロー処理〉+1〈カウンターストップ1回〉)。尚、カウンターストップ回数とスコアの1の位は同じである(即ち、カウンターストップ回数なしと10回,100回では、共に1の位は0点である)。
- ^ このゲームでは取り入れられていないが、コンティニューや対戦ゲームでの人間同士の対戦において、コインを入れた枚数(回数)によってスコアが1点ずつ増えていくアーケードゲームもある。
- ^ 1966年から2004年まで存在した。2005年よりリーグ組織が変わり、アジアリーグアイスホッケーとして存続している。
- ^ 古河電工アイスホッケー部は1999年1月に廃部となり、日本リーグ初の“市民クラブ”として発足した。よって厳密に言えば後継チームではない。
- ^ 2009年までSEIBUプリンス ラビッツとして活動していた。
- ^ 2003年まで活動。その後コクド(1992年国土計画より社名変更)と統合し、SEIBUプリンス ラビッツとして2009年まで活動していた。
- ^ 雪印乳業アイスホッケー部は、2000年の雪印集団食中毒事件の影響により廃部。その後、札幌ポラリス→札幌イーガー・ビーバーズ→札幌ポラリス→札幌アイスホッケークラブ→札幌ホッケークラブと変転を繰り返した。よって厳密に言えば後継チームではない。
外部リンク
[編集]- ファイティングアイスホッケー (Fighting Ice Hockey)YouTube(2周目〈10試合目〉クリア、13試合目でゲームオーバーになるまでの動画)