陳可辛
陳可辛 ピーター・チャン | |
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プロフィール | |
出生: | 1962年11月28日(61歳) |
出身地: | タイ |
職業: | 映画監督・映画プロデューサー |
出生地: | イギリス領香港 |
各種表記 | |
繁体字: | 陳可辛 |
簡体字: | 陈可辛 |
拼音: | Chén Kěxīn |
ラテン字: | Ch'en K'ehsin |
和名表記: | ピーター・チャン |
発音転記: | チェン・クーシン |
英語名: | Peter Chan |
陳 可辛(ピーター・チャン、英: Peter Chan、1962年 - )は、映画監督、プロデューサー。イギリス領香港で生まれ、タイで育った。
来歴
[編集]両親はタイの華人だが、香港で生まれ、8歳のときに家族でタイへ移った。父は映画監督・映画プロデューサーの陳銅民で、1977年には胴民が製作・監督し、千葉真一が主演した日本・香港・タイの合作映画『激殺! 邪道拳』に、主人公を慕う少年役で出演。18歳でアメリカ合衆国へ渡り、21歳で香港に戻った。初めて映画に触れたのはタイ語の字幕でジョン・ウーの作品だったという。
その後、ゴールデン・ハーベストに入り助監督を務め、1990年代初頭にはUFO電影公司に加わり、1991年の初監督作品『愛という名のもとに』が高評価を得た。その後も『君さえいれば/金枝玉葉』『ラヴソング』など現代人の愛情を題材にした作品を数多く生み出している。1999年には、ドリームワークスから『ラブレター/誰かが私に恋してる?』を制作した。2000年以降は多国籍の合作によるアジア映画を多く世に出している。
『ラヴソング』は第16回香港電影金像奨で最優秀作品賞など9部門で受賞し、本人も最優秀監督賞を受賞した。また、第34回金馬奨でも最優秀作品賞を受賞している。2006年には『ウィンター・ソング』で第43回金馬奨の最優秀監督賞を受賞したが、本人は北京にいて授賞式に臨めず、サンドラ・ンが代理として賞を受けている。2008年には『ウォーロード/男たちの誓い』で第27回香港電影金像奨の最優秀作品賞・最優秀監督賞と第45回金馬奨の最優秀作品賞・最優秀監督賞を受賞している。
金城武とは4作品でタッグを組んでいるが、監督した『君さえいれば/金枝玉葉』(1994年)の上映館の隣で、ウォン・カーウァイ監督の『恋する惑星』(1994年)が上映されており、そこで出演していた金城武を「発見」し、「これまでに見た若手俳優の中で、心を動かされたのは彼だけ」と、運命を感じたことを明かしている[1]。
作品
[編集]※斜体表記は原題もしくは訳題
監督
[編集]- 愛という名のもとに 双城故事 (1991年)
- 風塵三侠 (1992年)
- 月夜の願い 新難兄難弟 (1993年)
- 君さえいれば/金枝玉葉 金枝玉葉 (1994年)
- 麻麻帆帆 (1996年)
- ボクらはいつも恋してる! 金枝玉葉2 金枝玉葉2 (1996年)
- ラヴソング 甜蜜蜜(1996年)
- ラブレター/誰かが私に恋してる? The Love Letter (1999年)
- THREE/臨死「going home」 三更 - 回家 (2002年)
- 1:99 電影行動 1:99 電影行動 (2003年)
- ウィンター・ソング 如果・愛 (2005年)
- ウォーロード/男たちの誓い 投名状 (2007年)
- 捜査官X 武侠 (2011年)
- アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ 中國合伙人 (2013年)※2013東京/沖縄・中国映画週間で上映。
- 最愛の子 親愛的 (2014年)
- 中国女子バレー 奪冠 (2020年)※第16回大阪アジアン映画祭で上映。
製作・製作総指揮
[編集]- ソルジャー・ドッグス 英雄無涙 (1986年)
- 実録・美女皮剥魔/シリアルキラー 廣州殺人王之人皮日記 (1995年)
- 春の日は過ぎゆく 봄날은 간다 (2001年)
- ジャンダラ Jan Dara (2001年)
- the EYE 【アイ】 見鬼 (2002年)
- THREE/臨死 三更 (2002年)
- the EYE 2 見鬼2 (2004年)
- 美しい夜、残酷な朝 三更2 (2004年)
- the EYE 3 見鬼10 (2005年)
- プロテージ/偽りの絆 門徒 (2007年)
- 追憶の切符 車票 (2008年)
- アイズ The Eye (2008年)
- 孫文の義士団 十月圍城 (2010年)
- フライング・ギロチン 血滴子 (2012年)
- 恋するシェフの最強レシピ 喜欢·你 (2017年)
- チィファの手紙 你好、之華 (2018年)
出演
[編集]- 激殺! 邪道拳 Soul of Chiba (1977年) - ドトイ
脚注
[編集]- ^ “「金城武の女性ファンに恨まれる!」女優チョウ・ドンユィが恐怖語る、最新作は4月公開―中国”. Record China. (2017年3月16日). オリジナルの2020年9月23日時点におけるアーカイブ。