ピュルサー
ピュルサー Pulsar | |
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ピュルサー(1976年) | |
基本情報 | |
出身地 | フランス リヨン |
ジャンル | プログレッシブ・ロック、スペース・ロック、サイケデリック・ロック |
活動期間 | 1974年 - |
レーベル | CBS、ムゼア、サイプレス・ミュージック |
公式サイト |
www |
メンバー |
ジャック・ロマン ヴィクトル・ボッシュ ジルベール・ガンディル ローラン・リシャール ルイ・パラリス |
旧メンバー |
フィリップ・ロマン ミシェル・マッソン |
ピュルサー[1](Pulsar)は、フランスのプログレッシブ・ロック・バンドであり、ピンク・フロイドやキング・クリムゾンのほか、グスタフ・マーラーのようなクラシックの音楽家や作曲家などの影響を受けている。
1980年代初頭、グループはフランス=オーストリアのミュージカル劇用の音楽を演奏し作曲していた。彼らの最新アルバムは『Memory Ashes』(2007年)である。
略歴
[編集]ピュルサーは、「キングダム・レコード (Kingdom Records)」と呼ばれたイギリスのレーベルと契約を果たした最初のフランスのバンドである。
バンドは1975年にファースト・アルバム『ポーレン』をレコーディングして発表した。フィリップ・ロマンが直後にバンドを脱退。翌年、グループはベーシストのミシェル・マッソンを起用した。ミシェル・マッソンは、その後、『ザ・ストランズ・オヴ・ザ・フューチャー』(1976年)と『ハロウィン』(1977年)というアルバムでコラボレーションすることとなった。
1980年代初めに、ピュルサーはブルーノ・カールッチ監督とミュージカルで、オーストリアの小説家ペーター・ハントケの短編小説『Bienvenue au Conseil d'Administration』(1981年)を採り上げた。この時、クインテットは、ギターとベースのジルベール・ガンディル、ドラムのヴィクトル・ボッシュ、キーボードのジャック・ロマン、フルートとサックスを演奏するローラン・リシャール、そしてミシェル・マッソンに代わってルイ・パラリスで構成されていた。
1974年から1989年まで、彼らのアルバムはCBSによって制作された。その後、販売権を購入したフランスのレーベル、ムゼアが制作。バンドは1989年にカムバックし、アルバム『Görlitz』を発表した。
このグループの最新アルバムは、サイプレス・ミュージック (Cypress Music)が制作した『Memory Ashes』(2007年)である。『Goldmine』誌は2008年、プログレッシブ・ロック・トップ25アルバムの1つとして『ハロウィン』をリストアップした。
2013年、ジャック・ロマンとジルベール・ガンディルは、アルバム『Way To Lhassa 』を「Siiilk」というバンドと共にリリースした[2]。
メンバー
[編集]- ジャック・ロマン (Jacques Roman) - シンセサイザー、キーボード、メロトロン (1970年- )
- ヴィクトル・ボッシュ (Victor Bosch) - ドラム、パーカッション (1970年- )
- ジルベール・ガンディル (Gilbert Gandil) - ギター、リード・ボーカル (1970年- )
- ローラン・リシャール (Roland Richard) - ピアノ、フルート (1970年- )
- ルイ・パラリス (Louis Paralis) - ベース (1981年- )
旧メンバー
[編集]- フィリップ・ロマン (Philippe Roman) - ベース、ボーカル、作曲 (1970年-1974年)
- ミシェル・マッソン (Michel Masson) - ベース (1975年-1980年)
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- 『ポーレン』 - Pollen (1975年)
- 『ザ・ストランズ・オヴ・ザ・フューチャー』 - The Strands of the Future (1976年) ※旧邦題『終着の浜辺』
- 『ハロウィン』 - Halloween (1977年)
- Bienvenue au Conseil d'Administration (1981年) ※Handke, Pulsar名義
- Görlitz (1989年)
- Memory Ashes (2007年)
著者情報
[編集]- バンドの作曲の1つとしてクレジットされているアルバム『ハロウィン』の導入部は、アイルランドの伝統的な曲「ロンドンデリーの歌」になっている。
脚注
[編集]- ^ 「パルサー」の表記もある。
- ^ “SIIILK : Way To Lhassa”. Musearecords.com. 2020年3月8日閲覧。