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ピタゴリオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピタゴリオ
Πυθαγόρειο
所在地
ピタゴリオの位置(ギリシャ内)
ピタゴリオ
ピタゴリオ
座標 北緯37度42分 東経26度57分 / 北緯37.700度 東経26.950度 / 37.700; 26.950座標: 北緯37度42分 東経26度57分 / 北緯37.700度 東経26.950度 / 37.700; 26.950
行政
国: ギリシャの旗 ギリシャ
地方: 北エーゲ
: サモス県
ディモス: サモス
人口統計 (2001年)
旧自治体
 - 人口: 9,003 人
 - 面積: 164.7 km2
 - 人口密度: 55 人/km2
キノティタ
 - 人口: 1,642 人
その他
標準時: EET/EEST (UTC+2/3)

ピタゴリオΠυθαγόρειο / Pythagorio[1])は、ギリシアサモス島にある町であり、サモス市を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)。かつてはティガニΤηγάνι / Tigani)という名であったが、この町出身の偉大な数学者にして哲学者であったピタゴラスにあやかり、1955年に現在の名称に変更した。

ピタゴリオの地は古代の都市国家サモスの中心であり、ピタゴリオの港は人工の港湾としては地中海最古のものと考えられている[2]。港湾や僭主ポリュクラテスの宮殿跡などを含むピタゴリオの遺跡は、ヘーラー神殿跡(ヘーライオン)とともに「サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿」の名で、ユネスコ世界遺産に登録されている。

地理

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位置・広がり

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ピタゴリオの街(Πυθαγόρειο)は、サモス島東南岸に位置し、サモス島の中心地区であるサモスからは西南へ約8km離れている。サモス島と大陸とを隔てる海峡に面しており、対岸6.5kmにトルコ領がある。

ピタゴリオ地区(Δημοτική ενότητα Πυθαγορείου)は、旧ピタゴリオ市(Δήμος Πυθαγορείου)にあたり、カリクラティス改革(2011年1月施行)によってサモス市の一地区となった。ピタゴリオのほか複数の集落を含み、164.7km² とサモス島最大の面積を持つディモティキ・エノティタである。区域には、ヘーラー神殿、サモス国際空港 (Samos International Airport、サミオプーラ島 (Samiopoulaなどが含まれる。

地勢

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ピタゴリオの街の西、ピタゴリオ地区の中央部には、山がちなサモス島で最大の平野が海に向かって広がっており、空港も所在する。

主要な集落

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ピタゴリオ地区には人口600人以上の集落として以下がある(人口統計は2001年国勢調査による)。

  • ミティリニイ - 2,340人
  • ホーラ - 1,448人
  • ピタゴリオ - 1,327人
  • パゴンダス - 764人

ピタゴリオの街は、地区の東部に位置する。地区で最大の集落は、ピタゴリオから北西約4.8kmの距離にあるミティリニイである。

行政区画

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旧ピタゴリオ市(1999年 - 2010年)

ディモティキ・エノティタ

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カリクラティス改革(2011年1月施行)以前のピタゴリオ市にあたるピタゴリオ地区(Δημοτική ενότητα Πυθαγορείου)は、以下のキノティタ(都市域・村落)および都市・集落から構成される。

表中の Δ.δ.Δημοτικό διαμέρισμα の略であり、カポディストリアス改革による統廃合(1999年1月施行)以前の旧自治体に由来する区画である。[ ] 内は人口(2001年国勢調査)を示す。

  • Δ.δ. Πυθαγορείου ピタゴリオ [ 1,642 ]
    • το Πυθαγόρειο ピタゴリオ [ 1,327 ]
    • ο Καρπόβουλος [ 23 ]
    • η Νέα Πόλη [ 211 ]
    • οι Πούντες [ 81 ]
  • Δ.δ. Κουμαραδαίων [ 158 ]
  • Δ.δ. Μαυρατζαίων [ 401 ]
    • οι Μαυρατζαίοι [ 363 ]
    • οι Γιώνιδες [ 35 ]
    • η Μονή Τιμίου Σταυρού [ 3 ]
  • Δ.δ. Μεσογείου [ 143 ]
    • το Μεσόγειο [ 143 ]
  • Δ.δ. Μύλων 
    • οι Μύλοι [ 265 ]
  • Δ.δ. Μυτιληνιών ミティリニイ [ 2,437 ]
    • οι Μυτιληνιοί ミティリニイ [ 2,340 ]
    • η Καμάρα [ 4 ]
    • η Μονή Αγίας Τριάδος [ 4 ]
    • το Ποτάμι Μεσοκάμπου [ 79 ]
    • ο Ριζοβράχος [ 10 ]
  • Δ.δ. Παγώνδου パゴンダス [ 1,294 ]
    • ο Παγώνδας パゴンダス [ 764 ]
    • το Ηραίο イレオ [ 495 ]
    • η Κολόνα [ 35 ]
  • Δ.δ. Πανδρόσου [ 166 ]
  • Δ.δ. Πύργου
    • ο Πύργος [ 562 ]
  • Δ.δ. Σπαθαραίων  [ 438 ]
    • οι Σπαθαραίοι [ 273 ]
    • το Αβάντι (ο Ζέφυρος) [ 32 ]
    • ο Απόστολος Παύλος [ 17 ]
    • η Βεργή [ 23 ]
    • το Καλογερικό [ 5 ]
    • η Κύργιαννη [ 36 ]
    • το Λιμνονάκι [ 26 ]
    • το Μετόχι [ 4 ]
    • η Σαμιοπούλα (νησίδα) サミオプーラ島 [ 5 ]
    • η Συκιά [ 17 ]
  • Δ.δ. Χώρας [ 1.497 ]

ピタゴリオ出身の著名人

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  • ピタゴラス - 紀元前580年頃にピタゴリオで生まれた数学者、哲学者[3]

脚注

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  1. ^ カサレヴサピタゴリオンΠυθαγόρειον / Pythagoreion)とも表記される。
  2. ^ アーカイブされたコピー”. 2008年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月28日閲覧。 - The Official Website of the Municipality of Pythagorio. Retrieved 2008-07-28.
  3. ^ アーカイブされたコピー”. 2007年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月18日閲覧。 - The Official Website of the Municipality of Pythagorio. Retrieved 2008-07-28.
  4. ^ アーカイブされたコピー”. 2007年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月18日閲覧。 - The Official Website of the Municipality of Pythagorio. Retrieved 2008-07-28.

外部リンク

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