ピエール=フェリクス・マッソー
表示
ピエール=フェリクス・マッソー Pierre-Félix Masseau | |
---|---|
Olof Sager-Nelsonによるキリストに見立てたピエール=フェリクス・マッソーの肖像画 | |
生誕 |
1869年3月17日 リヨン |
死没 |
1937年4月16日 パリ |
ピエール=フェリクス・フィックス=マッソーの名前で活動した、ピエール=フェリクス・マッソー(Pierre-Félix Fix-Masseau、本名: Pierre Félix Masseau、1869年3月17日 - 1937年4月16日)はフランスの彫刻家である。
経歴
[編集]リヨンで生まれた。リヨン国立高等美術学校で学んだ後、奨学金を得て、パリ国立高等美術学校に入学し、ガブリエル・ジュール・トマ(Gabriel-Jules Thomas: 1824-1905)のスタジオで1889年から1892年の間、学んだ[1]。1897年のコンクールで入賞し旅行奨学金を得て、ベルギー、オランダ、イタリアを旅し、フィレンチェやナポリを訪れた[2]。
パリのサロンに出展した作品は、高く評価され、オーギュスト・ロダンからロダンの工房で働くように勧誘された。歴史上の人物の胸像の制作を得意とした。陶芸や金工など工芸品の制作でも知られている[3]。静物画などの絵画も描いた。
第一次世界大戦の後、リモージュの国立工芸学校の校長になり、その仕事を1935年まで続け、リモージュのアドリアン・デュブーシェ国立博物館の学芸員も務めた。1926年にレジオンドヌール勲章(シュヴァリエ)を受勲した。1904年から1920年の間、パリのサロンの審査員を務めた[3]。
息子のピエール・フィックス=マッソー(Pierre Fix-Masseau: 1905-1994)はグラフィック・デザイナーになり、ポスターの制作で知られている。
作品
[編集]-
ベートーヴェンの胸像、ベートーヴェン・ハウス(1902)
-
Femme s'essuyant(1905)
-
Petite fille d'Ève (1907)
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Renate Ulmer (Hrsg.): Art nouveau. Symbolismus und Jugendstil in Frankreich. Ausstellungskatalog. Arnold, Stuttgart 1999.
- Bärbel Stephan/Karl Arndt (Hrsg.): Hauptsache Köpfe. Plastische Porträts von der Renaissance bis zur Gegenwart aus der Skulpturensammlung. Ausstellungskatalog. Dresden 2001.