ピエール・シュプレイラス
表示
ピエール・シュブレイラス Pierre Subleyras | |
---|---|
自画像 | |
生誕 |
1699年11月25日 フランス,サン=ジル |
死没 |
1749年5月28日 イタリア,ローマ |
ピエール・シュブレイラス(Pierre Subleyras、1699年11月25日 - 1749年5月28日)は18世紀のフランスの画家である。
略歴
[編集]ガール県のサン=ジルに生まれた。父親はユゼスに住む画家で、トゥールーズの画家、アントワーヌ・リヴァルツ(Antoine Rivalz)のもとで修行した後、1726年にパリに出た。1727年にローマ賞を受賞し、ローマへの留学奨学金を得て1728年から1735年まで、在ローマ・フランス・アカデミーに滞在した。ローマのミニアチュールの画家、マリア・フェリス・ティバルディ(Maria Felice Tibaldi)と結婚し、フランスに戻ることなく亡くなるまでローマで暮らした。
ローマに移ったときにすでにその才能は認められていて、はじめ有力者から肖像画の依頼を受け、歴史画の注文も受けた。ローマの教会の装飾画も描いた。1740年に枢機卿、ゴンザーガ(Silvio Valenti Gonzaga)の推薦を得て、教皇ベネディクトゥス14世の肖像画を描いた。教皇からも「聖カタリナの結婚」などの絵画の注文を受けた。1740年代にはローマで最も人気のある画家の一人となった。
忙しい仕事は肺の病気を悪化させ、ナポリで静養したが1749年にローマで没した。
作品
[編集]-
ベネディクトゥス14世 (1741)
-
"Le Bât"-ド・ラ・フォンテーヌの寓話から(1732)
-
"La Courtisane amoureuse"-ド・ラ・フォンテーヌの寓話から(c.1735)
-
画家のスタジオ(1740年代)
-
キャサリンの神秘的な結婚
-
モーゼと青銅の蛇
参考文献
[編集]- J.-C. Demagny: Pierre Subleyras. In: Germain Bazin (Hrsg.): Kindlers Malerei Lexikon, Bd. 13. Kindler Verlag, Zürich 1982, ISBN 3-463-41011-7, S. 312–313.
- L. Réau: Une biographie italienne de Pierre Subleyras. In: Bulletin de la Société de l'histoire de l'art française, 1924, S. 189–200, ISSN 0301-4126