ピアノ三重奏曲第2番 (メンデルスゾーン)
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Van Baerle Trio - Mendelssohn Piano Trio no. 2 in C minor Op. 66 |
ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 作品66 は、フェリックス・メンデルスゾーンが作曲した2番目のピアノ三重奏曲。ヴァイオリニストであり作曲家のルイ・シュポーアに献呈された。
概要
[編集]メンデルスゾーンの室内楽曲は最も多く書かれた弦楽四重奏曲を筆頭に、モーツァルトよりもベートーヴェン的な作風が目立っていることが窺える。
第2番はシューマンによって「ベートーヴェン以来、もっとも偉大なピアノ三重奏曲」と評価された第1番の6年後、最晩年の1845年頃にライプツィヒで完成されたと推測されている(詳しい作曲場所は不明)。
構成
[編集]4楽章の構成で、演奏時間は約31分。
- 第1楽章 アレグロ・エネルジコ・エ・コン・フォーコ
- 第2楽章 アンダンテ・エスプレッシーヴォ
- 第3楽章 スケルツォ:モルト・アレグロ・クワジ・プレスト
- 第4楽章 アレグロ・アパッショナート
- ハ短調 - ハ長調、8分の6拍子、自由なソナタ形式。
- 展開部はJ.S.バッハのコラール「汝の御座の前に」を用いて、クライマックスが築かれる。
- 後にブラームスが20歳であった1853年に、この楽章を基にピアノ・ソナタ 第3番の第3楽章スケルツォが書かれた。