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ビー・ヒア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ビー・ヒア
Be Here』
キース・アーバンスタジオ・アルバム
リリース
録音 2004年
ジャンル カントリー
時間
レーベル キャピトル・ナッシュビル
プロデュース ダン・ハフ
キース・アーバン
アルバム 年表
Golden Road
(2002年)
Be Here
(2004年)
Days Go By
(2005年)
『Be Here』収録のシングル
  1. Days Go By
    リリース: 2004年6月29日
  2. You're My Better Half
    リリース: 2004年10月25日
  3. Making Memories of Us
    リリース: 2005年3月21日
  4. Better Life
    リリース: 2005年7月30日
  5. Tonight I Wanna Cry
    リリース: 2005年11月21日
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
Allmusic4/5stars[1]
Rolling Stone3/5stars[2]
Entertainment WeeklyB[3]

ビー・ヒア (英語: Be Here) は、ニュージーランド生まれのオーストラリアカントリー歌手キース・アーバンの4枚目のスタジオ・アルバム。2004年9月21日、アメリカ合衆国でキャピトル・ナッシュビルからリリースされた。400万枚を売り上げ、自身の最高売上となっただけでなく、アメリカ国内におけるオーストラリア人アーティスト最高売上となった。

ビルボード』誌のカントリー・チャートにおいて、シングルカットされた『Days Go By 』、『Making Memories of Us 』、『Better Life 』の3曲が第1位を獲得し、『You're My Better Half 』と『Tonight I Wanna Cry 』の2曲が第2位を獲得した。『Live to Love Another Day 』はシングル化されていないにもかかわらず第48位にランクインした。

詳細

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ロドニー・クロウェル作曲の『Making Memories of Us 』は元々2003年のトレイシー・バードのアルバム『The Truth About Men 』に収録されていた。2004年、クロウェルは自身のバックバンドであるノートリアス・チェリー・ボムズと共にアルバム『The Notorious Cherry Bombs 』にこの曲を収録した。アーバンは収録曲のうち9曲を作曲した。『God's Been Good to Me 』と『Live to Love Another Day 』を自身でプロデュースし、他の曲はダン・ハフと共にプロデュースした[4]

Country Comfort 』はエルトン・ジョンのアルバム『エルトン・ジョン3』の『故郷は心の慰め』をカバーしたものである。

批評

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オールミュージック[1]BBC[5]、『エンターテインメント・ウィークリー[3]、『ローリング・ストーン[2]から好意的な評価を得た。収録曲『Days Go By 』、『Making Memories of Us 』、『Tonight I Want to Cry 』の3曲がAll Aboutが選ぶ「アーバン・トップ10」にランクインした[6]

このアルバムは第47回グラミー賞カントリー・アルバム賞にノミネートされた[7]

認定

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2009年7月現在アメリカ国内だけで3,639,000を売り上げ、アメリカレコード協会(RIAA)からプラチナ4倍認定され[8]、アーバンにとってアルバム最高売上となっている[9]。またカナダのアルバム・チャートで第8位、『ビルボード』誌のカントリー・アルバム・チャートで第1位、総合チャートで第3位を獲得した。

カバー

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2種類のカバーが存在する。1つめは2005年のコンピレーション・アルバム『Days Go By 』にも取り上げられた、喫茶店の席についているアーバンのカラー写真である。2つめはオーストラリア盤でアーバンが車を運転している白黒写真である。

収録曲

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#タイトル作詞・作曲時間
1.Days Go Byキース・アーバン、モンティ・パウエル
2.Better Lifeアーバン、リチャード・マークス
3.Making Memories of Usロドニー・クロウエル
4.「God's Been Good to Me」アーバン
5.「The Hard Way」リヴァーズ・ラザフォード、ゴーディ・サンプソン
6.You're My Better Halfアーバン、ジョン・シャンクス
7.「I Could Fly」アーバン、シャンクス
8.Tonight I Wanna Cryアーバン、パウエル
9.「She's Gotta Be」アーバン、パウエル
10.「Nobody Drinks Alone」マトレカ・バーグ、ジム・コリンズ
11.「Country Comfort」エルトン・ジョン、バーニー・トーピン
12.「Live to Love Another Day」アーバン、ダレル・ブラウン
13.「These Are the Days」アーバン、パウエル
オーストラリア盤ボーナス・トラック
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「You (Or Somebody Like You)」サンプソン、ブレア・ダリー、トロイ・ヴァージェスサンプソン、ブレア・ダリー、トロイ・ヴァージェス

演奏者

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姓のアルファベット順で記載する。

  • ティム・エイカース – アコーディオン(曲番1、7)、キーボード(1-3、6-7、10)、ハモンド・オルガン(9)、ピアノ(3)
  • チャーリー・ビシャレット – ヴァイオリン(8-9)
  • ブルース・ボートン – ドブロ・ギター(9)、スティール・ギター(11)
  • ポール・バックマスター – 弦楽指揮、弦楽アレンジ(8-9)
  • デイス・バファム – ヴィオラ(8-9)
  • トム・ブコヴァック – アコースティック・ギター(12)、エレクトリック・ギター(2-7, 10)、スライド・ギター(7)、ワウワウ・ギター(7)、その他のギター(1, 3, 8-9, 11, 13)
  • ポール・バシェル – ベース・ギター(3, 5, 9, 11)
  • マット・チェンバレン – ドラム(3, 5, 9, 11)、パーカッション(3, 5, 9)
  • ラリー・コーベット – チェロ(8-9)
  • エリック・ダークン – パーカッション(1-2, 6-8, 10-11, additional: 3)
  • ブルース・デュコイ – ヴァイオリン(8-9)
  • マット・フューンズ – ヴィオラ(8-9)
  • アーメン・ガラベディアン – ヴァイオリン(8-9)
  • ベリ・ガラベディアン – ヴァイオリン(8-9)
  • エンドレ・グラナット – ヴァイオリン(8-9)
  • ポーラ・ホッチホルター – チェロ(8-9)
  • ダン・ハフ – アコースティック12弦ギター(3)、エレクトリック・ギター(6)、マンドリン(1, 11)
  • スージー・カタヤマ – チェロ(8-9)
  • ピーター・ケント – ヴァイオリン(8-9)
  • スティーヴン・キング – アコーディオン(13)
  • ナタリー・レジェット – ヴァイオリン(8-9)
  • クリス・マクヒュー – ドラム(1-2, 4, 6-8, 10, 12-13)、パーカッション(4, 12)
  • ロバート・マツダ – ヴァイオリン(8-9)
  • スティーヴ・ネイサン – ピアノ(8)
  • ジミー・ニコルズ – キーボード(5)、ピアノ(11)、シンセサイザー・ストリングス(9)
  • サラ・パーキンス – ヴァイオリン(8-9)
  • ボブ・ピーターソン – ヴァイオリン(8-9)
  • スティーヴ・リチャーズ – チェロ(8-9)
  • ジミー・リー・スロアス – ベース・ギター(1-2, 4, 6-8, 10, 12-13)
  • ダン・スミス – チェロ(8-9)
  • チャールズ・ステギマン – ヴァイオリン(8-9)
  • レイチェル・ステギマン – ヴァイオリン(8-9)
  • ルディ・スタイン – チェロ(8-9)
  • ラッセル・テレル – バック・ヴォーカル(1-3, 5-7, 9-10, 13)
  • クリス・シーリ – マンドリン(9)
  • キース・アーバン – バンジョー(2, 4, 6-7, 11-13)、イーボウ(1, 5)、アコースティック12弦ギター(3)、アコースティック・ギター(1-7, 9-13)、エレクトリック・ギター(1-7, 9-12)、ハンド・クラッピング・マンドリン(7, 13)、スライド・ギター(4)、リード・ヴォーカル(全曲)、バック・ヴォーカル(1-10, 12-13, ハーモニー: 11)
  • ジョセフィーナ・ヴァーガラ – ヴァイオリン(8-9)
  • イーヴァン・ウィルソン – ヴィオラ(8-9)
  • ジョナサン・ユドキン – チェロ(3)、フィドル(1, 13)

チャート

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アルバム

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Chart (2004) Peak
position
Australian Albums Chart (ARIA)[10] 11
カナダ (Billboard)[11] 8
US Billboard 200[12] 3
US Top Country Albums (Billboard)[13] 1

シングル

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最高順位
US Country US US AC US Adult AUS NL
2004 "Days Go By" 1 31 56 99
"You're My Better Half" 2 33 34
2005 "Making Memories of Us" 1 34 5 22 54
"Better Life" 1 44
"Tonight I Wanna Cry"[A] 2 36 72
"—" チャート入りなし

特記事項

  • A: "Tonight I Wanna Cry"は2011年、『Xファクター』オーストラリア版で出場者が演奏後、オーストラリアでチャート入りした[14]

認定

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国/地域 認定
オーストラリア (ARIA)[15] 3× Platinum
カナダ (Music Canada)[16] 2× Platinum
アメリカ合衆国 (RIAA)[17] 4× Platinum

リリース

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日時 レーベル
カナダ[18] 2004年9月21日 キャピトル・ナッシュビル
アメリカ[19]
オーストラリア[20] 2004年11月30日

脚注

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  1. ^ a b Allmusic review
  2. ^ a b review
  3. ^ a b Alanna Nash (September 24, 2004). “Be Here”. Entertainment Weekly. October 31, 2016閲覧。
  4. ^ Be Here (CD booklet). Keith Urban. Capitol Records. 2004. 77489。
  5. ^ Sue Keogh (2004年). “Keith Urban Be Here Review”. BBC. October 31, 2016閲覧。
  6. ^ Sean Dooley. “Top 10 Keith Urban Songs”. About.com. November 6, 2016閲覧。
  7. ^ Grammy Award nominees in top categories”. USA Today (December 7, 2004). November 6, 2016閲覧。
  8. ^ "American album certifications – Keith Urban – Be Here". Recording Industry Association of America. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  9. ^ Chart Watch Extra: The Top 20 New Acts Of The 2000s”. Chart Watch. 2009年7月22日閲覧。
  10. ^ australian-charts.com - Keith Urban - Be Here”. Hung Medien. 17 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。30 April 2012閲覧。
  11. ^ "Keith Urban Chart History (Canadian Albums)". Billboard.
  12. ^ "Keith Urban Chart History (Billboard 200)". Billboard.
  13. ^ "Keith Urban Chart History (Top Country Albums)". Billboard.
  14. ^ “Issue 1123” (PDF, reprint). ARIA report (ARIA) (1123): 4. (5 September 2011). http://pandora.nla.gov.au/pan/23790/20110930-0001/Issue1123.pdf 1 February 2012閲覧。. 
  15. ^ "ARIA Charts – Accreditations – 2012 Albums" (PDF). Australian Recording Industry Association. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  16. ^ "Canadian album certifications – Keith Urban – Be Here". Music Canada. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  17. ^ "American album certifications – Keith Urban – Be Here". Recording Industry Association of America. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  18. ^ Be Here by Keith Urban”. iTunes Store (CA). Apple Inc. 18 May 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。7 May 2015閲覧。
  19. ^ Be Here by Keith Urban”. iTunes Store (US). Apple Inc. 18 May 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。7 May 2015閲覧。
  20. ^ Amazon.com: Keith Urban: Be Here: Music”. Amazon Music. Amazon.com. 7 May 2015閲覧。
先代
Live Like You Were Dying
by ティム・マグロウ
『ビルボード』カントリー・チャート1位獲得アルバム
9–15 October 2004
次代
Feels Like Today
by ラスカル・フラッツ