ビー・ヒア
『ビー・ヒア Be Here』 | ||||||||
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キース・アーバン の スタジオ・アルバム | ||||||||
リリース | ||||||||
録音 | 2004年 | |||||||
ジャンル | カントリー | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | キャピトル・ナッシュビル | |||||||
プロデュース |
ダン・ハフ キース・アーバン | |||||||
アルバム 年表 | ||||||||
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専門評論家によるレビュー | |
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レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
Allmusic | [1] |
Rolling Stone | [2] |
Entertainment Weekly | B[3] |
ビー・ヒア (英語: Be Here) は、ニュージーランド生まれのオーストラリア人カントリー歌手キース・アーバンの4枚目のスタジオ・アルバム。2004年9月21日、アメリカ合衆国でキャピトル・ナッシュビルからリリースされた。400万枚を売り上げ、自身の最高売上となっただけでなく、アメリカ国内におけるオーストラリア人アーティスト最高売上となった。
『ビルボード』誌のカントリー・チャートにおいて、シングルカットされた『Days Go By 』、『Making Memories of Us 』、『Better Life 』の3曲が第1位を獲得し、『You're My Better Half 』と『Tonight I Wanna Cry 』の2曲が第2位を獲得した。『Live to Love Another Day 』はシングル化されていないにもかかわらず第48位にランクインした。
詳細
[編集]ロドニー・クロウェル作曲の『Making Memories of Us 』は元々2003年のトレイシー・バードのアルバム『The Truth About Men 』に収録されていた。2004年、クロウェルは自身のバックバンドであるノートリアス・チェリー・ボムズと共にアルバム『The Notorious Cherry Bombs 』にこの曲を収録した。アーバンは収録曲のうち9曲を作曲した。『God's Been Good to Me 』と『Live to Love Another Day 』を自身でプロデュースし、他の曲はダン・ハフと共にプロデュースした[4]。
『Country Comfort 』はエルトン・ジョンのアルバム『エルトン・ジョン3』の『故郷は心の慰め』をカバーしたものである。
批評
[編集]オールミュージック[1]、BBC[5]、『エンターテインメント・ウィークリー』[3]、『ローリング・ストーン』[2]から好意的な評価を得た。収録曲『Days Go By 』、『Making Memories of Us 』、『Tonight I Want to Cry 』の3曲がAll Aboutが選ぶ「アーバン・トップ10」にランクインした[6]。
このアルバムは第47回グラミー賞カントリー・アルバム賞にノミネートされた[7]。
認定
[編集]2009年7月現在アメリカ国内だけで3,639,000を売り上げ、アメリカレコード協会(RIAA)からプラチナ4倍認定され[8]、アーバンにとってアルバム最高売上となっている[9]。またカナダのアルバム・チャートで第8位、『ビルボード』誌のカントリー・アルバム・チャートで第1位、総合チャートで第3位を獲得した。
カバー
[編集]2種類のカバーが存在する。1つめは2005年のコンピレーション・アルバム『Days Go By 』にも取り上げられた、喫茶店の席についているアーバンのカラー写真である。2つめはオーストラリア盤でアーバンが車を運転している白黒写真である。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「Days Go By」 | キース・アーバン、モンティ・パウエル | |
2. | 「Better Life」 | アーバン、リチャード・マークス | |
3. | 「Making Memories of Us」 | ロドニー・クロウエル | |
4. | 「God's Been Good to Me」 | アーバン | |
5. | 「The Hard Way」 | リヴァーズ・ラザフォード、ゴーディ・サンプソン | |
6. | 「You're My Better Half」 | アーバン、ジョン・シャンクス | |
7. | 「I Could Fly」 | アーバン、シャンクス | |
8. | 「Tonight I Wanna Cry」 | アーバン、パウエル | |
9. | 「She's Gotta Be」 | アーバン、パウエル | |
10. | 「Nobody Drinks Alone」 | マトレカ・バーグ、ジム・コリンズ | |
11. | 「Country Comfort」 | エルトン・ジョン、バーニー・トーピン | |
12. | 「Live to Love Another Day」 | アーバン、ダレル・ブラウン | |
13. | 「These Are the Days」 | アーバン、パウエル |
演奏者
[編集]姓のアルファベット順で記載する。
- ティム・エイカース – アコーディオン(曲番1、7)、キーボード(1-3、6-7、10)、ハモンド・オルガン(9)、ピアノ(3)
- チャーリー・ビシャレット – ヴァイオリン(8-9)
- ブルース・ボートン – ドブロ・ギター(9)、スティール・ギター(11)
- ポール・バックマスター – 弦楽指揮、弦楽アレンジ(8-9)
- デイス・バファム – ヴィオラ(8-9)
- トム・ブコヴァック – アコースティック・ギター(12)、エレクトリック・ギター(2-7, 10)、スライド・ギター(7)、ワウワウ・ギター(7)、その他のギター(1, 3, 8-9, 11, 13)
- ポール・バシェル – ベース・ギター(3, 5, 9, 11)
- マット・チェンバレン – ドラム(3, 5, 9, 11)、パーカッション(3, 5, 9)
- ラリー・コーベット – チェロ(8-9)
- エリック・ダークン – パーカッション(1-2, 6-8, 10-11, additional: 3)
- ブルース・デュコイ – ヴァイオリン(8-9)
- マット・フューンズ – ヴィオラ(8-9)
- アーメン・ガラベディアン – ヴァイオリン(8-9)
- ベリ・ガラベディアン – ヴァイオリン(8-9)
- エンドレ・グラナット – ヴァイオリン(8-9)
- ポーラ・ホッチホルター – チェロ(8-9)
- ダン・ハフ – アコースティック12弦ギター(3)、エレクトリック・ギター(6)、マンドリン(1, 11)
- スージー・カタヤマ – チェロ(8-9)
- ピーター・ケント – ヴァイオリン(8-9)
- スティーヴン・キング – アコーディオン(13)
- ナタリー・レジェット – ヴァイオリン(8-9)
- クリス・マクヒュー – ドラム(1-2, 4, 6-8, 10, 12-13)、パーカッション(4, 12)
- ロバート・マツダ – ヴァイオリン(8-9)
- スティーヴ・ネイサン – ピアノ(8)
- ジミー・ニコルズ – キーボード(5)、ピアノ(11)、シンセサイザー・ストリングス(9)
- サラ・パーキンス – ヴァイオリン(8-9)
- ボブ・ピーターソン – ヴァイオリン(8-9)
- スティーヴ・リチャーズ – チェロ(8-9)
- ジミー・リー・スロアス – ベース・ギター(1-2, 4, 6-8, 10, 12-13)
- ダン・スミス – チェロ(8-9)
- チャールズ・ステギマン – ヴァイオリン(8-9)
- レイチェル・ステギマン – ヴァイオリン(8-9)
- ルディ・スタイン – チェロ(8-9)
- ラッセル・テレル – バック・ヴォーカル(1-3, 5-7, 9-10, 13)
- クリス・シーリ – マンドリン(9)
- キース・アーバン – バンジョー(2, 4, 6-7, 11-13)、イーボウ(1, 5)、アコースティック12弦ギター(3)、アコースティック・ギター(1-7, 9-13)、エレクトリック・ギター(1-7, 9-12)、ハンド・クラッピング・マンドリン(7, 13)、スライド・ギター(4)、リード・ヴォーカル(全曲)、バック・ヴォーカル(1-10, 12-13, ハーモニー: 11)
- ジョセフィーナ・ヴァーガラ – ヴァイオリン(8-9)
- イーヴァン・ウィルソン – ヴィオラ(8-9)
- ジョナサン・ユドキン – チェロ(3)、フィドル(1, 13)
チャート
[編集]アルバム
[編集]Chart (2004) | Peak position |
---|---|
Australian Albums Chart (ARIA)[10] | 11 |
カナダ (Billboard)[11] | 8 |
US Billboard 200[12] | 3 |
US Top Country Albums (Billboard)[13] | 1 |
シングル
[編集]年 | 題 | 最高順位 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
US Country | US | US AC | US Adult | AUS | NL | ||
2004 | "Days Go By" | 1 | 31 | — | — | 56 | 99 |
"You're My Better Half" | 2 | 33 | — | — | 34 | — | |
2005 | "Making Memories of Us" | 1 | 34 | 5 | 22 | 54 | — |
"Better Life" | 1 | 44 | — | — | — | — | |
"Tonight I Wanna Cry"[A] | 2 | 36 | — | — | 72 | — | |
"—" チャート入りなし |
特記事項
認定
[編集]国/地域 | 認定 |
---|---|
オーストラリア (ARIA)[15] | 3× Platinum |
カナダ (Music Canada)[16] | 2× Platinum |
アメリカ合衆国 (RIAA)[17] | 4× Platinum |
リリース
[編集]国 | 日時 | レーベル |
---|---|---|
カナダ[18] | 2004年9月21日 | キャピトル・ナッシュビル |
アメリカ[19] | ||
オーストラリア[20] | 2004年11月30日 |
脚注
[編集]- ^ a b Allmusic review
- ^ a b review
- ^ a b Alanna Nash (September 24, 2004). “Be Here”. Entertainment Weekly. October 31, 2016閲覧。
- ^ Be Here (CD booklet). Keith Urban. Capitol Records. 2004. 77489。
- ^ Sue Keogh (2004年). “Keith Urban Be Here Review”. BBC. October 31, 2016閲覧。
- ^ Sean Dooley. “Top 10 Keith Urban Songs”. About.com. November 6, 2016閲覧。
- ^ “Grammy Award nominees in top categories”. USA Today (December 7, 2004). November 6, 2016閲覧。
- ^ "American album certifications – Keith Urban – Be Here". Recording Industry Association of America.
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: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ “Chart Watch Extra: The Top 20 New Acts Of The 2000s”. Chart Watch. 2009年7月22日閲覧。
- ^ “australian-charts.com - Keith Urban - Be Here”. Hung Medien. 17 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。30 April 2012閲覧。
- ^ "Keith Urban Chart History (Canadian Albums)". Billboard.
- ^ "Keith Urban Chart History (Billboard 200)". Billboard.
- ^ "Keith Urban Chart History (Top Country Albums)". Billboard.
- ^ “Issue 1123” (PDF, reprint). ARIA report (ARIA) (1123): 4. (5 September 2011) 1 February 2012閲覧。.
- ^ "ARIA Charts – Accreditations – 2012 Albums" (PDF). Australian Recording Industry Association.
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引数が必須です。 (説明) - ^ "Canadian album certifications – Keith Urban – Be Here". Music Canada.
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引数が必須です。 (説明) - ^ "American album certifications – Keith Urban – Be Here". Recording Industry Association of America.
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: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ “Be Here by Keith Urban”. iTunes Store (CA). Apple Inc. 18 May 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。7 May 2015閲覧。
- ^ “Be Here by Keith Urban”. iTunes Store (US). Apple Inc. 18 May 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。7 May 2015閲覧。
- ^ “Amazon.com: Keith Urban: Be Here: Music”. Amazon Music. Amazon.com. 7 May 2015閲覧。
先代 Live Like You Were Dying by ティム・マグロウ |
『ビルボード』カントリー・チャート1位獲得アルバム 9–15 October 2004 |
次代 Feels Like Today by ラスカル・フラッツ |