ビーヴァーブルック男爵
ビーヴァーブルック男爵 | |
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創設時期 | 1917年1月2日 |
創設者 | ジョージ5世 |
貴族 | 連合王国貴族 |
準男爵 | (ニューブランズウィックの)準男爵 |
初代 | 初代男爵マックス・エイトケン |
現所有者 | 3代男爵マクスエル・エイトケン |
相続人 | マクスエル・フランシス・エイトケン閣下 |
相続資格 | 初代男爵の嫡出直系男子 |
付随称号 | (ニューブランズウィックの)準男爵 |
現況 | 存続 |
モットー | Res mihi non me rebus ("Possessions for me, not me for possessions") |
ビーヴァーブルック男爵(ビーヴァーブルックだんしゃく、英: Baron Beaverbrook)は、連合王国貴族の男爵位。
実業家・政治家のマックス・エイトケンが1916年に叙されたのに始まる。日本語ではビーバーブルックとも表記される。
歴史
[編集]カナダで実業家として成功して財を築き、イギリスで政治家・新聞事業者となったウィリアム・マックスウェル・(マックス)・エイトケン(1879–1964)は、1916年7月3日に(ニューブランズウィックの)準男爵(Baronet "of New Brunswick")、ついで1917年1月2日に連合王国貴族爵位カナダ・ニューブランズウィック州におけるビーヴァーブルック、およびサリー州チャークリーの初代ビーヴァーブルック男爵(Baron Beaverbrook, of Beaverbrook in the Province of New Brunswick, Canada, and of Cherkley in the County of Surrey)に叙せられた[2][3]。彼は『デイリー・エクスプレス』や『イヴニング・スタンダード』を買収した新聞事業者として知られ、第二次世界大戦中には第1次チャーチル内閣で軍事関連の閣僚職を歴任した[4][5]。
初代男爵が1964年6月9日に死去すると、その長男ジョン・ウィリアム・マックスウェル(マックス)・エイトケン(1910–1985)が2代男爵を継承したが、彼は同年6月12日にも爵位一代放棄を行っている[3][6]。
彼の死後、その長男マックスウェル(マックス)・ウィリアム・ハンフリー・エイトケン(1951 -)が3代男爵を継承した。2016年現在の当主も彼である[3][7]。
邸宅はオックスフォードシャー・ウォンテージのデンチュワース・マナー(Denchworth Manor)[3]。家訓は「私のための道具。道具のための私ではない(Res Mihi Non Me Rebus)」)[3]
現当主の保有爵位・準男爵位
[編集]現当主マックスウェル・ウィリアム・ハンフリー・エイトケンは以下の爵位・準男爵位を保有している[3]。
- カナダ・ニューブランズウィック州におけるビーヴァーブルック、およびサリー州チャークリーの第3代ビーヴァーブルック男爵(3rd Baron Beaverbrook, of Beaverbrook in the Province of New Brunswick, Canada, and of Cherkley in the County of Surrey)
(1917年1月2日の勅許状による連合王国貴族爵位) - (ニューブランズの)第3代準男爵(3rd Baronet "of New Brunswick")
(1916年7月3日の勅許状による連合王国準男爵位)
ビーヴァーブルック男爵 (1917年)
[編集]- 初代ビーヴァーブルック男爵ウィリアム・マックスウェル(マックス)・エイトケン (1879–1964)
- 2代ビーヴァーブルック男爵ジョン・ウィリアム・マックスウェル(マックス)・エイトケン (1910–1985) (1964年爵位一代放棄)
- 3代ビーヴァーブルック男爵マックスウェル(マックス)・ウィリアム・ハンフリー・エイトケン (1951-)
- 法定推定相続人は現当主の息子マックスウェル・フランシス・エイトケン (1977-)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. p. 314. ISBN 0-9711966-2-1
- ^ Lundy, Darryl. “Sir William Maxwell Aitken, 1st Baron Beaverbrook” (英語). thepeerage.com. 2016年3月1日閲覧。
- ^ a b c d e f Heraldic Media Limited. “Beaverbrook, Baron (UK, 1917)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年3月1日閲覧。
- ^ カナダ政府. “Sir William Maxwell Aitken (Lord Beaverbrook)” (英語). Government of Canada. 2016年3月1日閲覧。
- ^ MCDOWALL, DUNCAN. “Aitken, William Maxwell, 1st Baron Beaverbrook” (英語). Historica Canada. 2016年3月1日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Sir John William Maxwell Aitken, 2nd Bt.” (英語). thepeerage.com. 2016年3月1日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Maxwell William Humphrey Aitken, 3rd Baron Beaverbrook” (英語). thepeerage.com. 2016年3月1日閲覧。
関連項目
[編集]- 1963年貴族法―爵位一代放棄を規定した法律。