ビリー・キルソン
ウィリアム・アール・"ビリー"・キルソン(William Earl "Billy" Kilson、1962年8月2日 - )は、アメリカ合衆国のジャズ・ドラマー。「実力派ドラマー」と評されている[1]。
経歴
[編集]キルソンは、ワシントンD.C.に生まれた。10歳でトランペットの演奏をはじめ、11歳でトロンボーン、次いで16歳でドラムスに転じた。1980年から1985年にかけてバークリー音楽大学に学び、1982年から1989年まで、アラン・ドーソンの個人レッスンを受けた。その後、ウォルター・デイヴィス・ジュニアのヨーロッパ・ツアーに参加した。
これまでのおもな共演相手には、アーマッド・ジャマル(1989年)、ダイアン・リーヴス(1989年 – 1995年)、グレッグ・オズビー(1991年)、ジョージ・デューク(1991–98年)、ステップス・アヘッド(1993年)、ティム・ヘイガンズ(1993年以降)、日野皓正(1994年 – 1998年)、ボブ・ジェームス(1995年以降)、デイヴ・ホランド(1997年以降)、ボブ・ベルデン(1997年)、ケヴィン・マホガニー(1998年)などがいる。この他にも、カーク・ウェイラム、フレディ・ジャクソン、クリス・ボッティ、ドナルド・ブラウンなどとも共演している。
キルソンの名は、ホランドとの共演で最もよく知られている[2]。キルソンは、ホランドが グラミー賞の候補者に上がった1999年のアルバム『Prime Directive』や、グラミー賞を獲得した2002年のアルバム『What Goes Around』にも参加している。
キルソンは自身のカルテットを、ジェームス・ジーナスやティム・ヘイガンズらと組んでいる。リーダーとしてのデビュー作は、2006年の『Pots and Pans』である[2]。
ディスコグラフィ
[編集]- Pots and Pans (2006年)
サイドマンとしての参加
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
デイヴ・ホランド作品
- Points of View (1997, ECM)
- Prime Directive (1998, ECM)
- Not for Nothin' (2000, ECM)
- What Goes Around (2002, ECM)
- Extended Play: Live at Birdland (2003, ECM)
- Overtime (2005, Dare2)
脚注
[編集]- ^ 菊地正憲 (2006年2月27日). “(エンタメFile)大御所ロン・カーターと共演 15歳ピアニストの大技”. アエラ: p. 65. "実力派ドラマーのビリー・キルソンも参加。" - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧:オースティン・ペラルタについての記事。
- ^ a b Edelstein, Paula. “Pots & Pans: Review”. Allmusic. 2010年12月31日閲覧。
参考文献
[編集]- Billy Kilson at Modern Drummer
- Mark Gilbert, "Billy Kilson". Grove Jazz online.