ビニルアセチル-CoA Δイソメラーゼ
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ビニルアセチル-CoA Δイソメラーゼ(Vinylacetyl-CoA Delta-isomerase、EC 5.3.3.3)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- ビニルアセチルCoAクロトニルCoA
従って、この酵素の基質はビニルアセチルCoAのみ、生成物はクロトニルCoAのみである。
この酵素は異性化酵素、特にC=C結合を転移する分子内酸化還元酵素に分類される。系統名は、ビニルアセチル-CoA Δ3-Δ2-イソメラーゼ(vinylacetyl-CoA Delta3-Delta2-isomerase)である。この酵素は、ブタン酸代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、1個の構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1U8Vである。
出典
[編集]- Lynen F, Knappe J, Lorch E, Jutting G and Ringelmann E (1959). “Die biochemische Funktion des Biotins”. Angew. Chem. 71 (15–16): 481–486. doi:10.1002/ange.19590711503.
- Rilling HC and Coon MJ (1960). “The enzymatic isomerization of beta-methylvinylacetyl coenzyme A and the specificity of a bacterial beta-methylcrotonyl coenzyme A carboxylase”. J. Biol. Chem. 235: 3087–3092.