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ビッグバイアモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビッグバイアモン
欧字表記 Big Baillamont[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 1993年4月16日[1]
死没 不明
バイアモン[1]
ブラダマンテ[1]
母の父 Roberto [1]
生国 日本の旗 日本北海道門別町[1]
生産者 下河辺牧場[1]
馬主 (有)ビッグ[1]
調教師 中尾正栗東[1]
競走成績
生涯成績 5戦3勝
獲得賞金 6642万8000円[1]
勝ち鞍
GIII ラジオたんぱ賞 1996年
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ビッグバイアモン(欧字名:Big Baillamont1993年4月16日 - 不明)は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に1996年ラジオたんぱ賞

半妹に、2003年に史上2頭目の牝馬三冠を達成したスティルインラブがいる。

経歴

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競走馬時代

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1996年4月21日新潟競馬場第1競走の4歳未出走戦で、宝来城多郎を鞍上にデビューし、1番人気に応え2着に3馬身以上付ける圧勝でデビュー勝ちを収めた。そのままダービーへの出走権を賭け、プリンシパルステークスに直行。今後のレースを共にする蛯名正義に乗り替わって出走した。しかし、前走より1200m伸びた距離を逃げ切ることは出来ず3着に敗れ、ダービーへの出走は叶わなかった。その後、続くほうせんか賞(500万下)を2着に6馬身差も付ける圧勝で制すると、2番人気の評価でラジオたんぱ賞へ出走することとなった。他の出走馬にはNHKマイルカップ2着のツクバシンフォニー皐月賞と東京優駿で3着のメイショウジェニエと強豪が揃ったが、レースではビッグバイアモンがこれまで通り逃げ、最後の直線で追いすがるカシマドリーム(青葉賞2着馬)を半馬身抑え、レコードタイムで逃げ切り勝ちを収めた。この勝利で秋のGI戦線での活躍が期待されたが、単勝1.4倍の1番人気で挑んだ神戸新聞杯で5着に敗れた。そして、レース後に左前浅屈腱断裂を発症していたことが判明し、競走能力喪失と判断され、わずか5戦で現役引退を余儀なくされることとなった[2]

引退後

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引退後は東北地方の乗馬クラブに引き取られた[3]種牡馬にする計画もあり去勢をしないままで繋養されていたが[3]、結局ビッグバイアモンが種牡馬となることはなかった。

その後、半妹スティルインラブが牝馬三冠を達成した2003年までの間に乗馬クラブを移動した[3]というが、現在の動向はわかっていない。後年、かつての鞍上の蛯名は、ビッグバイアモンを「無事なら天皇賞・秋くらいなら勝てた馬」と評している[3]

競走成績

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以下の内容は、netkeiba.com[4]およびJBISサーチ[5]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
1996.04.21 新潟 4歳未出走 ダ1000m(稍) 12 5 6 001.90(1人) 01着 R1:00.6(36.8) -0.6 0宝来城多郎 55 (クラウドメアリー) 478
0000.05.11 東京 プリンシパルS OP 芝2200m(良) 13 8 13 029.00(6人) 03着 R2:14.2(35.6) -0.3 0蛯名正義 56 ダンスインザダーク 478
0000.06.09 東京 ほうせんか賞 500万下 芝2000m(良) 15 7 12 001.80(1人) 01着 R2:00.2(36.3) -1.0 0蛯名正義 55 ダイワセキト 476
0000.06.30 中山 ラジオたんぱ賞 GIII 芝1800m(良) 9 5 5 003.70(2人) 01着 R1:46.0(34.6) -0.1 0蛯名正義 54 (カシマドリーム) 486
0000.09.15 阪神 神戸新聞杯 GII 芝2000m(良) 10 7 8 001.40(1人) 05着 R2:02.1(36.8) -0.9 0蛯名正義 56 シロキタクロス 490

※タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表

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ビッグバイアモン血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ブラッシンググルーム系
[§ 2]

*バイアモン
Baillamont
1982 鹿毛
父の父
Blushing Groom
1974 栗毛
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
父の母
Lodeve
1972 鹿毛
Shoemaker *セントクレスピン
*ウィップコード
Locust Time Spy Song
Snow Goose

*ブラダマンテ
Bradamante
1986 栗毛
Roberto
1969 鹿毛
Hail to Reason Turn-to
Nothirdchance
Bramalea Nashua
Rarelea
母の母
Sulemeif
1980 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Barely Even Creme dela Creme
Dodge Me
母系(F-No.) (FN:10-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah 4×5
Nearco 5×5
[§ 4]
出典
  1. ^ [6]
  2. ^ [7]
  3. ^ [6]
  4. ^ [6][7]

脚注

[編集]

注釈

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n ビッグバイアモン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月16日閲覧。
  2. ^ なお神戸新聞杯を勝ったシロキタクロスも直後に故障し菊花賞本番には出られず、復帰後も鳴かず飛ばずのまま引退した。
  3. ^ a b c d 非サンデーの雄・ビッグバイアモンと、蛯名騎手 - ウマフリ、2022年8月16日閲覧。
  4. ^ ビッグバイアモンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年8月16日閲覧。
  5. ^ ビッグバイアモン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月16日閲覧。
  6. ^ a b c 血統情報:5代血統表|ビッグバイアモン”. JBISサーチ. 2022年8月16日閲覧。
  7. ^ a b ビッグバイアモンの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年8月16日閲覧。

外部リンク

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