ビッグバイアモン
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
ビッグバイアモン | ||||||
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欧字表記 | Big Baillamont[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 1993年4月16日[1] | |||||
死没 | 不明 | |||||
父 | バイアモン[1] | |||||
母 | ブラダマンテ[1] | |||||
母の父 | Roberto [1] | |||||
生国 | 日本(北海道門別町)[1] | |||||
生産者 | 下河辺牧場[1] | |||||
馬主 | (有)ビッグ[1] | |||||
調教師 | 中尾正(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 5戦3勝 | |||||
獲得賞金 | 6642万8000円[1] | |||||
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ビッグバイアモン(欧字名:Big Baillamont、1993年4月16日 - 不明)は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に1996年のラジオたんぱ賞。
半妹に、2003年に史上2頭目の牝馬三冠を達成したスティルインラブがいる。
経歴
[編集]競走馬時代
[編集]1996年4月21日、新潟競馬場第1競走の4歳未出走戦で、宝来城多郎を鞍上にデビューし、1番人気に応え2着に3馬身以上付ける圧勝でデビュー勝ちを収めた。そのままダービーへの出走権を賭け、プリンシパルステークスに直行。今後のレースを共にする蛯名正義に乗り替わって出走した。しかし、前走より1200m伸びた距離を逃げ切ることは出来ず3着に敗れ、ダービーへの出走は叶わなかった。その後、続くほうせんか賞(500万下)を2着に6馬身差も付ける圧勝で制すると、2番人気の評価でラジオたんぱ賞へ出走することとなった。他の出走馬にはNHKマイルカップ2着のツクバシンフォニー、皐月賞と東京優駿で3着のメイショウジェニエと強豪が揃ったが、レースではビッグバイアモンがこれまで通り逃げ、最後の直線で追いすがるカシマドリーム(青葉賞2着馬)を半馬身抑え、レコードタイムで逃げ切り勝ちを収めた。この勝利で秋のGI戦線での活躍が期待されたが、単勝1.4倍の1番人気で挑んだ神戸新聞杯で5着に敗れた。そして、レース後に左前浅屈腱断裂を発症していたことが判明し、競走能力喪失と判断され、わずか5戦で現役引退を余儀なくされることとなった[2]。
引退後
[編集]引退後は東北地方の乗馬クラブに引き取られた[3]。種牡馬にする計画もあり去勢をしないままで繋養されていたが[3]、結局ビッグバイアモンが種牡馬となることはなかった。
その後、半妹スティルインラブが牝馬三冠を達成した2003年までの間に乗馬クラブを移動した[3]というが、現在の動向はわかっていない。後年、かつての鞍上の蛯名は、ビッグバイアモンを「無事なら天皇賞・秋くらいなら勝てた馬」と評している[3]。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[4]およびJBISサーチ[5]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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1996. 4.21 | 新潟 | 4歳未出走 | ダ1000m(稍) | 12 | 5 | 6 | 1.9 (1人) | 1着 | 1:00.6(36.8) | -0.6 | 宝来城多郎 | 55 | (クラウドメアリー) | 478 | |
5.11 | 東京 | プリンシパルS | OP | 芝2200m(良) | 13 | 8 | 13 | 29.0 (6人) | 3着 | 2:14.2(35.6) | 0.3 | 蛯名正義 | 56 | ダンスインザダーク | 478 |
6. 9 | 東京 | ほうせんか賞 | 500万下 | 芝2000m(良) | 15 | 7 | 12 | 1.8 (1人) | 1着 | 2:00.2(36.3) | -1.0 | 蛯名正義 | 55 | ダイワセキト | 476 |
6.30 | 中山 | ラジオたんぱ賞 | GIII | 芝1800m(良) | 9 | 5 | 5 | 3.7 (2人) | 1着 | R1:46.0(34.6) | -0.1 | 蛯名正義 | 54 | (カシマドリーム) | 486 |
9.15 | 阪神 | 神戸新聞杯 | GII | 芝2000m(良) | 10 | 7 | 8 | 1.4 (1人) | 5着 | 2:02.1(36.8) | 0.9 | 蛯名正義 | 56 | シロキタクロス | 490 |
※タイム欄のRはレコード勝ちを示す。
血統表
[編集]ビッグバイアモンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ブラッシンググルーム系 |
[§ 2] | ||
父 *バイアモン Baillamont 1982 鹿毛 |
父の父 Blushing Groom1974 栗毛 |
Red God | Nasrullah | |
Spring Run | ||||
Runaway Bride | Wild Risk | |||
Aimee | ||||
父の母 Lodeve1972 鹿毛 |
Shoemaker | *セントクレスピン | ||
*ウィップコード | ||||
Locust Time | Spy Song | |||
Snow Goose | ||||
母 *ブラダマンテ Bradamante 1986 栗毛 |
Roberto 1969 鹿毛 |
Hail to Reason | Turn-to | |
Nothirdchance | ||||
Bramalea | Nashua | |||
Rarelea | ||||
母の母 Sulemeif1980 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic | ||
Natalma | ||||
Barely Even | Creme dela Creme | |||
Dodge Me | ||||
母系(F-No.) | (FN:10-d) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Nasrullah 4×5 Nearco 5×5 |
[§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n “ビッグバイアモン”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月16日閲覧。
- ^ なお神戸新聞杯を勝ったシロキタクロスも直後に故障し菊花賞本番には出られず、復帰後も鳴かず飛ばずのまま引退した。
- ^ a b c d 非サンデーの雄・ビッグバイアモンと、蛯名騎手 - ウマフリ、2022年8月16日閲覧。
- ^ “ビッグバイアモンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年8月16日閲覧。
- ^ “ビッグバイアモン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月16日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|ビッグバイアモン”. JBISサーチ. 2022年8月16日閲覧。
- ^ a b “ビッグバイアモンの血統表”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年8月16日閲覧。