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ヒューム石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒューム石
Humite specimen, Italy
分類 ネソケイ酸塩鉱物
シュツルンツ分類 9.AF.50
化学式 (Mg,Fe)7(SiO4)3(F,OH)2.
結晶系 斜方晶
対称 Pbnm
単位格子 a = 10.24, b = 20.72
c = 4.73 [Å]; Z = 4
へき開 Poor
断口 不平坦状から亜貝殻状
粘靱性 脆い
モース硬度 6–6.5
光沢 ガラス光沢
白色、黄色、暗橙色、茶色
条痕 白色
透明度 透明
比重 3.20 – 3.32
光学性 二軸 (+)
屈折率 nα =1.607-1.643, nβ=1.619-1.653, nγ=1.639-1.675
複屈折 0.0320
光軸角 2V 計算 = 70-78°, 実測 = 68-81°
分散 Weak, r > v
文献 [1][2][3]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ヒューム石(Humite)は、ネソケイ酸塩鉱物の一種である。花崗岩苦灰石が接触したスカルン鉱床で多く見られる。

ヴェスヴィオ火山噴出物から発見された鉱物である。1813年に初めて記載され、イギリスの園芸家、政治家である準男爵エイブラハム・ヒューム (2代目準男爵)英語版(1749年-1838年)の名前に因んで命名された[4]

主にフッ素を含むヒューム石グループのヒューム石サブグループに位置する。2022年現在、ヒューム石グループは未承認のものを含めて19種が発見されている[5]が、そのほとんどが橙色・褐色系の粒状結晶のため、外見上ではほぼ区別は困難である。日本産新鉱物園石も含まれる。

関連項目

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出典

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  1. ^ Handbook of Mineralogy
  2. ^ Webmineral data
  3. ^ Mindat w/ locations
  4. ^ Deer, W.; Howie, R.; Zussman, J. (1997). Rock-forming Minerals: Volume 1A, Second Edition, Orthosilicates. Bath, UK: The Geological Society. ISBN 1-897799-88-8 
  5. ^ Humite Group, mindat.org