ヒュンダイ・ギャロッパー
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ヒュンダイ・ギャロッパー | |
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前期型 | |
後期型 | |
概要 | |
別名 |
Asia Galloper(ブラジル) Galloper TCI(アイスランド)[1] |
製造国 |
韓国(ソウル特別市) 韓国(蔚山広域市) 中華人民共和国(北京市) |
販売期間 | 1991年 - 2003年(生産終了) |
ボディ | |
乗車定員 | 5/7名 |
ボディタイプ | 3/5ドアSUV |
駆動方式 | 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
3.0L V型6気筒 2.5L 直列4気筒(D4BH) |
変速機 | 4速AT/5速MT |
車両寸法 | |
ホイールベース |
2,350 mm (SWB) 2,695 mm (LWB) |
全長 |
3,945 mm (SWB) 4,545 mm (LWB、STD) 4,605 mm (LWB、XL) 4,615 mm (LWB、TCI&GSL;) |
全幅 | 1,770 mm |
全高 | 1,859 mm |
その他 | |
姉妹車 | 三菱・パジェロ |
系譜 | |
後継 | ヒュンダイ・テラカン |
ギャロッパー (GALLOPER)は、現代精工(現:現代モービス)が製造、現代自動車が販売していたSUVである。
歴史
[編集]ギャロッパー(1991年9月-1994年9月)
[編集]エンジンは2.5L自然吸気ディーゼルエンジン、トランスミッションは5速MT、ロングボディのみの設定で、2列シート5人乗り仕様のスタンダードと3列シート6人乗り仕様のエクシードの2種のグレードがラインナップされた。エクシードは、韓国産SUV初の3列シート車となる。
発売直後からある程度の人気を獲得し、KGモビリティ・コランド、コランドファミリー、亜細亜・ロックスターなどの競合車より多数販売された。
年表
[編集]- 1988年から自社開発が進められたが、アメリカの消費者と好みが合わず、1991年9月25日に初代三菱・パジェロのライセンス生産車として発売。
- 1991年12月には、2500ccディーゼルターボエンジン、V型6気筒3000ccガソリンエンジンが追加され、選択の幅が広がった。
- 1992年3月には、ショートボディの「ギャロッパーS」を追加。
- 1992年8月には、サイクロンV型6気筒3.0LSOHCガソリンエンジンが追加され、1993年12月には、V型6気筒3.0LSOHCガソリンエンジンが追加されたが、販売は好調ではなかった。
- 1992年11月には、ガソリンエンジン搭載車に韓国産SUV初の4速ATを追加。
- 1993年5月には、キックアップルーフの9人乗り仕様を追加。このモデルは3列目が対面のベンチシートとなり、商用車扱いとなる。
- 1993年6月には、ターボディーゼルエンジン搭載車に4速ATを追加、12月には2500ccインタークーラーターボエンジンを追加。
- 1994年1月には、ギャロッパーSにバンを追加、3月にはインタークーラーターボエンジン搭載車に4速ATを追加。
ニューギャロッパー(1994年9月〜1997年3月)
[編集]初のフェイスリフトモデル。
年表
[編集]- 1994年9月22日にヘッドライトを丸目2灯から角目2灯に変更され、サイドフラッシャーもクリアに変更されるなど、外装デザインが変更された「ニューギャロッパー」が発売。2人乗り仕様のバンから9人乗り仕様まで約20種類をラインナップした。同年12月には、累計生産台数10万台を突破。
ギャロッパーII(1997年3月〜2004年1月)
[編集]このモデルは海外へ輸出も行われたが、ドイツ等の一部地域では現代自動車ブランドではなくギャロッパーブランドとして三菱自動車のディーラー網で販売されていた(エンブレム類も馬をモチーフにした専用のものを装着していた)。
年表
[編集]- 1997年3月6日にヘッドライトとフェンダーに曲線を加えたギャロッパーIIが発売。異形ヘッドライトの採用などにより2代目三菱・パジェロ風の外装となった。 V型6気筒3.0LSOHCLPGエンジンが追加され、稀な四輪駆動のLPG自動車となる。また、V型6気筒3.0LSOHC LPGエンジンを搭載した5ドアバンもあった。
- 1998年9月14日には、ショートボディであるギャロッパーIISのデザインを改良したギャロッパーIIイノベーションが発売。スポーツモデルで、同時期に日本で販売された三菱・パジェロエボリューションを強く意識したと思われるモデルで、大型スポイラー、ワイドフェンダー、ブラックアウトヘッドライト等で差別化はされているが、機械面ではハイパワーエンジン搭載等の大きな変更はない。 ボディタイプは5人乗りのワゴンのほか2人乗りのバンを設定、インタークーラーターボエンジンのほかに通常のターボディーゼルの設定もあった。
- 2000年には、現代精工自動車事業部が現代自動車へ吸収されたことより、現代自動車ブランドへ移行。同年5月22日に発売された2001年型は、現代自動車のエンブレムを装着し、V型6気筒3.0LSOHCガソリンエンジンが廃止されるなどの変更があった。
- 2001年2月に発売されたテラカンは、ギャロッパーIIの後継車種として発売される予定であったが、計画が変更され上級車種として発売されたため、ギャロッパーIIはその後も生産が継続された。
- 2004年1月には、安全性と排出ガス規制などにより、テラカンに統合される形で生産終了になった。
車名の由来
[編集]「ギャロッパー」は、「競走馬が全速力で疾走する」という意味を持つ英語の「gallop」[2]の名詞形である[3]。