ヒュロノメ (小惑星)
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ヒュロノメ 10370 Hylonome | |
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ハッブル宇宙望遠鏡が2009年に撮影したヒュロノメ
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仮符号・別名 | 1995 DW2 |
分類 | ケンタウルス族 |
発見 | |
発見日 | 1995年2月27日 |
発見者 | デビッド・C・ジューイットと ジェーン・ルー |
軌道要素と性質 元期:2008年11月30日 | |
軌道長半径 (a) | 25.132 AU |
近日点距離 (q) | 18.9152 AU |
遠日点距離 (Q) | 31.3488 AU |
離心率 (e) | 0.247367 |
公転周期 (P) | 126 年(460192 日) |
軌道傾斜角 (i) | 4.144 度 |
近日点引数 (ω) | 6.884 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 178.218 度 |
平均近点角 (M) | 38.378 度 |
物理的性質 | |
直径 | 70 ± 20 km[1] |
絶対等級 (H) | 8.408 |
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ヒュロノメ(10370 Hylonome)は、外部太陽系を公転する太陽系小天体の1つである。ケンタウルス族として知られる氷天体に分類される。海王星の軌道と交差する天王星横断小惑星である。1995年2月27日に発見された[2]。
名前は、ギリシア神話に登場する雌のケンタウロスのヒュロノメに由来する。
スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線観測で、直径が70 ± 20 kmであることが明らかとなった[1]。
軌道
[編集]ケンタウルス族の軌道は、巨大惑星の摂動のため、不安定である。現在は天王星がヒュロノメの近点を、海王星が遠点を支配している[3]。比較的長い約637万年の軌道半減期を持っていると推定されている[3]。3478年にヒュロノメは天王星から85Gm以内を通過し、軌道長半径は23.5AUまで短くなる[4]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b John Stansberry; Will Grundy; Mike Brown; Dale Cruikshank; John Spencer; David Trilling; et al. (20 February 2007). "Physical Properties of Kuiper Belt and Centaur Objects: Constraints from Spitzer Space Telescope". arXiv:astro-ph/0702538。
- ^ “Discovery Circumstances: Numbered Minor Planets (10001)-(15000)”. IAU: Minor Planet Center. 2009年1月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年12月20日閲覧。
- ^ a b Horner, J.; Evans, N.W.; Bailey, M. E. (2004). “Simulations of the Population of Centaurs I: The Bulk Statistics”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 354 (3): 798–810. arXiv:astro-ph/0407400. Bibcode: 2004MNRAS.354..798H. doi:10.1111/j.1365-2966.2004.08240.x.
- ^ “Fifty clones of Centaur 10370 Hylonome all passing within ~85Gm of Uranus in 3478 Oct”. 2009年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月25日閲覧。 (Solex 10) Archived 2009年4月29日, at WebCite. Accessed 2009-04-25.
外部リンク
[編集]- Hylonome as seen around 08 Sept 2009 by the new Hubble WFC3.
- List of Centaurs and SDOs.