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ヒメハゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒメハゼ
マリンピア日本海飼育展示個体
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ハゼ亜目 Gobioidei
: ハゼ科 Gobiidae
亜科 : ハゼ亜科 Gobiinae
: ヒメハゼ属 Favonigobius
: ヒメハゼ F. gymnauchen
学名
Favonigobius gymnauchen
(Bleeker, 1860 )

ヒメハゼ(姫鯊、Favonigobius gymnauchen)は、スズキ目ハゼ科に属する海水魚。

呼称

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高知ではゴリ、有明ではドンコと呼ばれる。

分布

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西太平洋朝鮮半島渤海黄海東シナ海、日本では北海道から西表島まで。

生態・特徴

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体長は6cmから8cm、体色は黄褐色を基調とし、側面には暗色の斑が4つ並ぶ。 尾鰭の基底にある黒色斑は成長に伴い二叉する。雄のみ成熟すると第1背鰭の第2棘が糸状に伸びる。

水深15mより浅い内湾の砂泥底に生息する。アマモ場や河口にも住む。

繁殖

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産卵期は5月から9月。二枚貝の殻に卵を産み付ける。

参考文献

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  • 望月賢二「魚と貝の事典」(柏書房)323頁
  • 瀬能宏「決定版 日本のハゼ」(平凡社)394頁
  • 林公義「ハゼ ガイドブック」(阪急コミュニケーションズ)171頁