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ヒメカエルガメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒメカエルガメ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 曲頸亜目 Pleurodira
: ヘビクビガメ科 Chelidae
: カエルガメ属 Phrynops
亜属 : ヒメカエルガメ亜属
Mesoclemys
: ヒメカエルガメ P. gibbus
学名
Phrynops gibbus
(Schweigger, 1812)
シノニム

Emys gibba Schweigger, 1812

和名
ヒメカエルガメ
英名
Gibba toad-headed turtle
Keel-back toad-headed turtle

ヒメカエルガメ(姫蛙亀、学名Phrynops gibbus)は、ヘビクビガメ科カエルガメ属に分類されるカメ

分布

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エクアドル東部、ガイアナコロンビア南部、スリナムブラジル北部、フランス仏領ギアナ)、ベネズエラ東部、ペルーアマゾン川オリノコ川水系

形態

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最大甲長23.3cmと属内では小型で、和名の由来(和名では小型種に対し、ヒメという接頭句をつけることがある)になっている。背甲と腹甲の継ぎ目(橋)や肛甲板(個体によっては股甲板)の色彩は黄褐色で、暗色の斑紋が入らない。

頭部は小型で、やや扁平。頸部は短い。

分類

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分布が広いうえに形態や色彩に変異が大きく、これらの変異が地域による変異でかつ安定したものであれば将来的には分類が細分化される可能性がある。しかし現在のところ亜種は認められていない。

生態

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流れの緩やかな河川などに生息する。夜行性

食性は動物食傾向の強い雑食で、魚類両生類昆虫類甲殻類軟体動物水草などを食べる。

繁殖形態は卵生。

人間との関係

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ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。属内でも流通量は多い。飼育下繁殖例もあるが、主に野生個体が流通する。本種と同属別種の雑種と思われる個体がヴァンデルヘーゲカエルガメとして流通したこともある。飼育下では人工飼料にも餌付く。

関連項目

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参考文献

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  • 海老沼剛 『爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1 アメリカ大陸のミズガメ』、誠文堂新光社2005年、78頁。
  • 安川雄一郎 「曲頸類総覧(後編)」『クリーパー』第26号、クリーパー社、2005年、37-38、48-49頁。