ヒメアリアケカズラ
表示
ヒメアリアケカズラ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヒメアリアケカズラ
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Allamanda schottii Pohl | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
bush allamanda |
ヒメアリアケカズラ(姫有明葛、学名:Allamanda schottii)はキョウチクトウ科アリアケカズラ属の半つる性常緑低木[1]。つる性にならないとする文献もある[2]。
特徴
[編集]高さ1 m前後。葉は長さ5–10 cmくらいの長楕円形、ほぼ無毛、アリアケカズラよりやや薄く、葉表の光沢は弱い。葉は2–5枚が輪生する。花は枝の先に数個まとまって咲き、直径4 cmくらいの濃黄色の細長い漏斗状で先が5裂し、花筒がやや上向きに曲がる。蕾および花筒の外側はやや茶色を帯びる。蒴果は表面に刺が多く、中に平たい種子が数個ある[2][3][4][1]。
分布と利用
[編集]ブラジル原産で、沖縄県内では庭園や公園樹として利用されるが、アリアケカズラと比べて栽培はまだ少ない。花期は春~秋[1]又はほぼ周年[4]。乾燥に強く、耐潮性を有し、過湿にもやや強い。日当たりと水はけの良い土地で良好に生育。種子もよく結実するが、挿し木で繁殖したほうが開花が早い。小鉢でも花つきが多く、鉢植えにも適する。移植は容易で大株でも植え傷みは少ない。大株になると枝が伸びて花つきが悪くなるので、時々刈り込みを行って新しい枝を出させると良い[2][3][4]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “ヒメアリアケカズラ”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年8月19日閲覧。
- 池原直樹『沖縄植物野外活用図鑑 第2巻 栽培植物』新星図書出版、1979年。 ※ 学名をA. oenotheraefoliaとしている
- 白井祥平『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。
- 小島裕 著「ヒメアリアケカズラ」、比嘉良勝 編『原色版沖縄園芸百科』(第6版)新報出版、那覇市、1997年。 ※ 学名をA. neriifoliaとしている
- 屋比久壮実『花ごよみ 亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画、2006年、95頁。ISBN 4990191730。 ※ 写真のみ掲載
- 平良一男; 新里隆一・仲村康和・松田正則「オオバナアリアケカズラ」『沖縄 花めぐり』沖縄都市環境研究会、2009年、43頁。 ※ 写真のみ掲載
- 大川智史; 林将之『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版、東京都新宿区、2016年。ISBN 9784829984024。
外部リンク
[編集]- ヒメアリアケカズラ フラワーパークかごしま ※ 学名をA. neriifoliaと表記
- ヒメアリアケカズラ 開花中(ドーム) とちぎ花センター
- 「ヒメアリアケカズラ」開花中! 氷見市海浜植物園 シーサイドパーク 2019-05-16
- ヒメアリアケカズラ 三河の植物観察
- ヒメアリアケカズラ GKZ植物事典
- ヒメアリアケカズラ 国立科学博物館 筑波実験植物園 ※ 学名をA. neriifoliaと表記
- ヒメアリアケカズラ(姫有明葛) うちなー通信 ※ 学名をA. neriifoliaと表記
- ヒメアリアケカズラ 四季の山野草