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ヒノヒカリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒノヒカリ
ヒノヒカリの玄米
イネ属 Oryza
イネ O. sativa
交配 コシヒカリ(越南17号)
黄金晴(愛知40号)
亜種 ジャポニカ O. s. subsp. japonica
開発 1989年宮崎県総合農業試験場
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ヒノヒカリは、イネ(稲)の品種の1つ。

ヒノヒカリ(南海102号)は、コシヒカリ(越南17号)と黄金晴(愛知40号)の交配によって生まれた水稲ウルチ米である。宮崎県総合農業試験場(農林水産省指定試験地)で育成された。1989年に水稲農林299号「ヒノヒカリ」として命名登録され、翌1990年種苗法による品種登録がなされた[1]。名前の由来は、西日本(九州)を現す「日」(太陽)と、その飯米が光り輝くさまから。

多くの府県で奨励品種に指定されており、九州を中心に中国・四国地方近畿地方など西日本で広く栽培されている[2]

財団法人穀物検定協会が毎年行う米食味ランキングにおいて、2001年(平成13年)度に熊本県城北産(菊池米)がヒノヒカリでは初めて最高の特Aにランクされた。その後もヒノヒカリの産地銘柄が特Aにランクされる例があり[3]、特に、2011年には奈良県産ヒノヒカリが特A中の全国トップ3にランキングされている[4]

品種特性

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収穫前の稲穂

詳細は、特性一覧[5]を参照のこと。

早晩性は、中性に属する。いもち病、白葉枯病にやや弱く、耐倒伏性がやや弱い。穂発芽性は「難」。ヒノヒカリの収穫適期は、出穂後45日目が標準である。天候やほ場の条件にも左右されるので、籾の約90パーセントが黄変した頃を収穫適期の判断の目安とする。

コシヒカリよりやや小粒。食味は極良であり、上の中に区分される。

生育特性

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奈良県産ヒノヒカリ(普通期栽培)の一例(目安)を示す。

  • 播種日…5月3日
  • 移植日…6月10日
  • 出穂期…8月28日
  • 成熟期…10月13日

岡山県産ヒノヒカリの場合の一例を示す。

  • 播種日…5月15日
  • 田植日(移植日)…6月3日
  • 出穂期…8月22日
  • 登熟期…9月2日〜10月5日

注)登熟期の開始日は、出穂期+10日目の日としている。

テレビ番組

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  • 日経スペシャル ガイアの夜明け まずいコメはもういらない! 〜変わり始めたニッポンの農家〜(2003年11月18日、テレビ東京)[6]。- ヒノヒカリの「極低タンパク米」について取材。

脚注

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外部リンク

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