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ヒッチハイクの賛否両論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ヒッチハイクの賛否両論』
ロジャー・ウォーターズスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
プログレッシブ・ロック
時間
レーベル ハーヴェスト・レコード(英)
コロムビア・レコード(米)
プロデュース ロジャー・ウォーターズ
マイケル・ケイメン
チャート最高順位
  • 13位(全英)
  • 31位(全米)
ゴールドディスク
ゴールド(RIAA
ロジャー・ウォーターズ アルバム 年表
ヒッチハイクの賛否両論
(1984年)
RADIO K.A.O.S.
(1987年)
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ヒッチハイクの賛否両論』(ひっちはいくのさんぴりょうろん、原題 The Pros And Cons Of Hitch Hiking)は、1984年に発表されたロジャー・ウォーターズのファースト・ソロ・アルバム。

本作の原案は『ザ・ウォール』(1979年)制作時に提示されていたが、内容が個人的すぎるという理由でメンバーから拒否された経緯がある。このアルバム発表時、ウォーターズはまだピンク・フロイドに在籍しており、本作発表後の1985年に正式に脱退を表明した。

フロイド時代の流れを汲むウォーターズ独特のコンセプト・アルバム。そのストーリーは、神経症を患った主人公が見ている夢を、聴き手が同時進行で追っていくというもの。かなり難解な内容で、登場人物の相関関係も分かりにくい。基本的には、妻との別れや新しい出会いを通して、主人公が人生の真実を悟るというストーリーになっている。各楽曲に付けられた時間が、そのまま夢を見ている時間を示している。

ゲスト・ミュージシャンとして、エリック・クラプトンメル・コリンズアンディ・ニューマークデイヴィッド・サンボーンなどの豪華なメンバーが招かれている。なお、このアルバムはクラプトンのスライド・ギターが堪能できるアルバムとしても貴重で、クラプトンはアルバム発売後のツアーにも途中まで同行していた。当時のツアーではライブの後半に当アルバムの全曲演奏を行ない、続けて「狂人は心に~狂気日食」で締めるという流れだった。

収録曲

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  1. 4:30AM トラベリング・アブロード - "4:30 A.M. (Apparently They Were Travelling Abroad)"
  2. 4:33AM ランニング・シューズ - "4:33 A.M. (Running Shoes)"
  3. 4:37AM ナイフを持ったアラブ人と西ドイツの空 - "4:37 A.M. (Arabs With Knives And West German Skies)"
  4. 4:39AM 初めての出来事 パート2 - "4:39 A.M. (For The First Time Today, Part 2)"
  5. 4:41AM セックス革命 - "4:41 A.M. (Sexual Revolution)"
  6. 4:47AM 愛の香り - "4:47 A.M. (The Remains Of Our Love)"
  7. 4:50AM フィッシング - "4:50 A.M. (Go Fishing)"
  8. 4:56AM 初めての出来事 パート1 - "4:56 A.M. (For The First Time Today, Part 1)"
  9. 4:58AM さすらう事そして生きる事をやめる - "4:58 A.M. (Dunroamin, Duncarin, Dunlivin)"
  10. 5:01AM ヒッチハイクの賛否両論 - "5:01 A.M. (The Pros and Cons of Hitch Hiking)"
  11. 5:06AM ストレンジャーの瞳 - "5:06 A.M. (Every Strangers' Eyes)"
  12. 5:11AM 透明なひととき - "5:11 A.M. (The Moment Of Clarity)"