ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ
現地語社名 | Historische Wurstküche |
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業種 | 飲食店 |
本社 | 、 |
ウェブサイト | https://www.wurstkuchl.de/ |
ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ(独: Historische Wurstküche)は、ドイツにあるレストランである[1][2]。
ヒストリッシェ・ヴルストキュッヘ[3][4]、ヒストリッシェ・ヴルストクッフル[5]、ヒストーリッシェ・ヴルストクーヒェル[6]、歴史的ヴルストキュッヘ[7]、史的なブルスト台所[8]とも表記される。単にヴルストキュッヘ[9]ともいう。
概要
[編集]バイエルン州・レーゲンスブルクの石橋の近くに位置する[8]。レーゲンスブルク市のウェブページによれば、世界最古のソーセージ店であるとされている[10]。炭火で焼いたソーセージ、ブラートヴルストが主な商品である[2][6]。店舗の建物は、1320年の市壁の一部を利用している[11]。レーゲンスブルクの観光地の1つにもなっている[7]。
1135年から1146年にかけて、ドナウ川に石橋が建設された際に、工事に従事する労働者のためにソーセージが焼かれたことが、ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘの起源であるとされている[7][12]。文書の記録としては、1615年のものが確認されている[7]。
かつては、ゆで肉を扱っていた時期もあったが、1806年に焼きソーセージに置き換えられたと考えられている[12]。1806年は、現在の所有者の家族によって、レーゲンスブルク州からレストランが買い上げられた年である[13]。
周辺
[編集]西へ 50 メートルほど行ったところには、石橋やブリュッケントゥルム博物館 (Brückturm-Museum) の他に、ザルツシュターデル (de:Salzstadel (Regensburg)) がある[8]。ザルツシュターデルは、塩を貯蔵するために造られた倉庫であり、1616年から1620年にかけて建てられた[11]。南へ 200 メートルほど行ったところには、レーゲンスブルク大聖堂 (de:Regensburger Dom) があり、そのさらに 150 メートルほど先には、ノイプファル教会 (de:Neupfarrkirche (Regensburg)) がある[8]。
脚注
[編集]- ^ “レーゲンスブルク (Regensburg)”. バイエルン州観光局. 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b 『地球の歩き方 南ドイツ』 2015, p. 262.
- ^ “『ドナウのほとりでソーセージ@Regensburg』&映画一挙13本”. 調布エフエム放送 (2005年2月17日). 2019年11月3日閲覧。
- ^ 坪井由美子. “レーゲンスブルク観光!本物のドイツ中世が残る世界遺産の街”. オールアバウト. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “ソーセージ”. 一般社団法人日本旅行業協会. 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b “日本発ドイツ便り ドイツ最古と世界最古”. ラグナトラベル. 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b c d 『ドナウの古都レーゲンスブルク』 2007, p. 146.
- ^ a b c d “ダイジェスト”. レーゲンスブルク. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “ソーセージの起源”. 株式会社カセローレ. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “HISTORICAL "WURSTKUCHL"”. Stadt Regensburg. 2019年11月3日閲覧。
- ^ a b 『ドナウの古都レーゲンスブルク』 2007, p. 147.
- ^ a b “FRÜHER”. ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ. 2019年11月3日閲覧。
- ^ “The historic sausage kitchen of Regensburg”. 英国放送協会. 2019年11月3日閲覧。
参考文献
[編集]- 「地球の歩き方」編集室(編集)『地球の歩き方 南ドイツ 2015〜2016年版』ダイヤモンド・ビッグ社、2015年6月。ISBN 978-4-478-04748-4。
- 木村直司『ドナウの古都レーゲンスブルク』NTT出版、2007年12月。ISBN 978-4-7571-4170-4。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ (@wurstkuchl) - Instagram
- ウィキメディア・コモンズには、ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘに関するカテゴリがあります。