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ヒスイ空

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ヒスイ空」
住居 キリグア
別名 支配者5
カック・ホロウ・チャン・ヨアート
肩書き キリグアの
カック・ティリウ・チャン・ヨアート (父)
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ヒスイ空(K'AK'-jo-li-CHAN-na-ni yo-YOA:T?-tifl. 800年 - 810年[1])は、マヤキリグア王朝第16代の王。「空シュル」王の後継者として800年頃キリグアの王位についた。

経歴

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生没年は不明だが、第14代の王カック・ティリウ・チャン・ヨアートの息子とされている。「ヒスイ空」は記録の上ではキリグアの最後の統治者であり、その治世は800年頃から810年頃までの約10年間とされる。彼の治世に関する情報は、キリグアの石碑I、石碑Kと、建物1B-1のベンチ及びファサードの碑文から得るしかなく、非常に少ない。彼が即位したころすでにキリグアは衰退の一途を辿っていたが、彼は建築に力を入れ、アクロポリスにキリグアで最大の規模を誇る建物1B-5と建物1B-1を残した[2]

「ヒスイ空」王の名前は一部判明しておらず、「ヒスイ空」は便宜上名付けられた名である。なお、彼が建造した建物1B-1の碑文にはカック・ホロウ・チャン・ヨアートと刻まれている。

脚注

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  1. ^ Martin & Grube 2000, p.218
  2. ^ Martin & Grube 2000, p. 224.

参考文献

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Martin, Simon; Nikolai Grube (2000). Chronicle of the Maya Kings and Queens: Deciphering the Dynasties of the Ancient Maya. London and New York: Thames & Hudson. ISBN 0-500-05103-8. OCLC 47358325 

サイモン・マーティン、ニコライ・グルーベ/中村 誠一(監修)、長谷川 悦夫、徳江 佐和子(他訳)

『古代マヤ王歴代誌』創元社、2002年 ISBN 4-422-21517-5