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ヒカシュー 1978

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ヒカシュー 1978』
ヒカシューコンピレーション・アルバム
リリース
録音 1978 8月
練馬13-3
ジャンル テクノポップ即興音楽
時間
レーベル EAST WORLD
プロデュース 巻上公一
ヒカシュー アルバム 年表
超時空世紀オーガス02
1993年
ヒカシュー 1978
1996年
かわってる
1996年
テンプレートを表示

ヒカシュー 1978』は、ヒカシューのデビュー前に制作されていた曲を集めたコンピレーション・アルバム1996年10月23日に、東芝EMIより発売[1][注釈 1]

概要

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ヒカシューがメジャー・デビューする前の1978年に作られたデモ音源が収録されている。練馬の一軒家で、4chオープンリールで収録された。1996年発売CDにはCD EXTRA(テキストデータ242ページ、写真データ179ページ)が含まれている。[2]1stアルバムである『ヒカシュー』で使われたリズムボックスはCR78だが、このアルバムでは主にエーストーンが使われている。ディスクジャケットは、路上でこたつを囲むヒカシューの初期メンバーの写真。

収録曲

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特記以外作詞:巻上公一

  1. プヨプヨ
    • 作曲:山下康
  2. 20世紀の終りに
    • 作曲:巻上公一
  3. コンフュージョン
    • 作詞:戸辺哲/作曲:巻上公一
  4. ドロドロ
    • 作曲:井上誠
  5. スリル
    • 作曲:海琳正道
  6. 炎天下
    • 作曲:海琳正道
  7. レトリックス&ロジックス
    • 作曲:巻上公一
  8. ヴィニール人形
    • 作詞:戸辺哲/作曲:井上誠・巻上公一
  9. ルージング・マイ・フューチャー
    • 作曲:巻上公一
  10. 幼虫の危機
    • 作曲:山下康
  11. ブラウド・メアリー
    • 作詞・作曲:J.Fogerty

ボーナス・トラック(再発盤のみ)[3]

  1. プヨプヨ (カラオケver.)
  2. 20世紀の終わりに (CR78ver.)

楽曲解説

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特記事項なき限り、本項目の出典はヒカシュー1978のライナーノーツ。

1stアルバムである『ヒカシュー』も参照。

  1. プヨプヨ
    間奏部分のシタールが入っておらず、最後の即興的な部分が大幅に異なっている。
  2. 20世紀の終りに
    間奏部分のギターフレーズが異なる[注釈 2]
    このバージョンでは、「いいだろ」というセリフが入っている。
  3. コンフュージョン
    ソノシートで売られていたものとは微妙にバージョンが異なる。
    巻上曰く、「トランペットをピアノの中に突っ込んで音を出した」「ベレ・ウブの雰囲気を出すために、あんぱんを口に頬張りながら歌った」。
    石油ストーブを叩く音が入っている。
    アウトロに「人間の顔」に収録されている「これは僕じゃない」とラジオの北京放送が使われている。 ボーカルは作詞も担った、戸部哲。
  4. ドロドロ
    シングルと違い、テンポがとても速い[注釈 3]
  5. スリル
    LPに入らなかった曲[注釈 4]
    木魚の音が入っている。
  6. 炎天下
    歌詞が修正前のままである。
    最初の音に使われている楽器は、「ショーナイ」という楽器である。
  7. レトリックス&ロジックス
    この頃から、リズムボックスにローランドが使われる。
  8. ヴィニール人形
    鼻にビニールがくっつく哲が見た夢が元となっている。
    制作後すぐにレコーディングに入った曲。
    コーラスの部分は、シンセでムニュウとかけている。
    本来「めくるめく」と歌う所を「めぐりめく」と間違えて歌っている。
  9. ルージング・マイ・フューチャー
    サックスが『ヒカシュー』と同じ音色になった。
  10. 幼虫の危機
    演劇パフォーマンスのために作られた曲。
    山下康はこの曲を演奏できなかったため、井上誠に指揮をとってもらっていた。
  11. プラウド・メアリー
    クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのカバー。巻上公一と、海琳正道とアクザワ[注釈 5]によって演奏されている。海琳正道が歌っており、歌詞はでたらめである。

参加ミュージシャン

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脚注

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注釈

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  1. ^ タワーレコードWEBでは11月7日と記載されている
  2. ^ 海琳曰く、「もっと売れ線でいこうとしたが、出来なかった」
  3. ^ 作曲者の井上曰く、「サビから始めるのが狙いだった」
  4. ^ 作曲者の海琳曰く、「アイディアが無くて、ブルースのコード進行をそのまま使っているから」
  5. ^ 海琳正道とブルースをやっていたらしい。詳細不明。

出典

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  1. ^ ヒカシュー/1978”. tower.jp. 2024年11月10日閲覧。
  2. ^ このCD EXTRAは、日本初のCD linkでもある。
  3. ^ ヒカシュー/ヒカシュー 1978”. tower.jp. 2024年11月10日閲覧。
  4. ^ ライナーに記載あり