パリはわれらのもの
パリはわれらのもの | |
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Paris nous appartient | |
監督 | ジャック・リヴェット |
脚本 |
ジャック・リヴェット ジャン・グリュオー |
製作総指揮 |
クロード・シャブロル フランソワ・トリュフォー |
出演者 |
ベティ・シュナイダー ジャンニ・エスポジート フランソワーズ・プレヴォー ダニエル・クロエム フランソワ・メーストル |
音楽 | フィリップ・アルチュイス |
撮影 |
アンドレ・ムルガルスキ 撮影監督 シャルル・L・ビッチ |
編集 | ドニーズ・ド・カザビアンカ |
製作会社 |
AJYMフィルム レ・フィルム・デュ・キャロッス |
配給 | MK2 |
公開 |
1961年12月13日 劇場未公開 |
上映時間 | 141分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
『パリはわれらのもの』(仏語: Paris nous appartient)は、1958年(昭和33年)撮影、1961年(昭和35年)公開、ジャック・リヴェット監督によるフランスの長編劇映画である。
略歴・概要
[編集]本作は、ジャン=リュック・ゴダールの出資とプロデュースで短篇映画を監督し、クロード・シャブロルの出資とプロデュースで1956年(昭和31年)中篇映画『王手飛車取り』を発表したジャック・リヴェットの長篇映画デビュー作品である。1957年(昭和32年)にフランソワ・トリュフォーが設立したレ・フィルム・デュ・キャロッスとの共同製作となった。
1958年7月から11月にかけて撮影が行われたが、公開されたのは1961年12月13日だった[1]。
脇役の出演陣が、フランソワーズ・プレヴォー、ダニエル・クロエム、マルカ・リボヴスカ、ポール・ビシリアと、同時期に撮影したロメールの『獅子座』と重なっている。『カイエ・デュ・シネマ』誌やシネフィルの仲間が多数参加し、撮影監督にシャルル・L・ビッチ、助監督にジャン・エルマン(ジャン・ヴォートラン)、シュザンヌ・シフマンがスタッフとして携わり、カメオ出演的にハンス・リュカスことジャン=リュック・ゴダール、ジャック・ドゥミ、プロデューサーのシャブロル、監督のリヴェットが顔を出している。トリュフォーは『突然炎のごとく』(1962年)のなかで、ジャンヌ・モローがこの作品のタイトルを叫ぶ演出をした。
スタッフ
[編集]- 監督 : ジャック・リヴェット
- 脚本・ダイアローグ : ジャック・リヴェット、ジャン・グリュオー
- 撮影監督 : シャルル・L・ビッチ
- 撮影(フレーム) : アンドレ・ムルガルスキ
- 録音 : クリスチャン・アクスピーユ
- 編集 : ドニーズ・ド・カザビアンカ
- スクリプター : ローラ・モーリ
- スチル写真 : ジョルジュ・ピエール
- 助監督 : ジャン・エルマン、シュザンヌ・シフマン
- 音楽 : フィリップ・アルチュイス
- プロデューサー : クロード・シャブロル、フランソワ・トリュフォー
- 製作統括・ラインプロデューサー : ロラン・ノナン
- 製作主任 : ロベール・ラシュネー
キャスト
[編集]- ベティ・シュナイダー - アンヌ・グーピル
- ジャンニ・エスポジート - ジェラール・レンツ
- フランソワーズ・プレヴォー - テリー・ヨルダン
- ダニエル・クロエム - フィリップ・カウフマン
- フランソワ・メーストル - ピエール・グーピル
- ブリジット・ジュスラン - ビルギッタ
- ノエル・レリス
- モニク・ル・ポリエ
- マルカ・リボヴスカ - タニア・フェディン
- ルイーズ・ロブラン(ルイゾン・ロブラン) - アイダ
- アンヌ・ザミール - アニタ・バスキィ
- ポール・ビシリア - ポール
- ジャン=ピエール・ドラージュ
- クラウス・フォン・ロールバッハ
- ジャン・マルタン
- アンリ・ポワリエ - ジェラールの助手 ジャン=バル
- アンドレ・トラン
- ジェーン・カー
- ジャクリーヌ・デュピュイ
- クレール・フィシェール
- テレーザ・ガルシア - ホセの女友だち
- ダニエル・ヴェルクートル
- リリアーヌ・ヴェネール
- ロラン・ダヴィエ
- フェルナン・ジョルジュ
- フランソワ・ロベール
- ジョゼ・セバスティアン
- ジャン=マリー・ロバン - ド・ジョルジュ
- ハンス・リュカス(ジャン=リュック・ゴダール) - テラスの男
- ジャン=クロード・ブリアリ - ジャン=マルク
- ノンクレジット
- クロード・シャブロル - パーティにいる男
- ジャック・ドゥミ - 人妻の友人
- ジャック・リヴェット - パーティにいる男
ストーリー
[編集]1957年夏、パリ。若者たちがウィリアム・シェークスピアの戯曲『ペリクリーズ』(1607年 - 1608年)の上演準備をしている。準備するあいだに、さまざまな事件が巻き起こり、なかなか思い通りに物事が進行しない。ピエール・グーピル(フランソワ・メーストル)の妹アンヌ(ベティ・シュナイダー)がそれに区加わるが、劇団は分裂寸前になる。同時に、マッカーシズムの犠牲者であるアメリカ人のフィリップ・カウフマン(ダニエル・クロエム)が、劇団内で問題を起こす。
関連事項
[編集]脚注
[編集]- ^ Sante, Lucy (March 8, 2016). “Paris Belongs to Us: Nothing Took Place but the Place” (英語). The Criterion Collection. 7 July 2018閲覧。