パフィオペディルム・リーミアヌム
パフィオペディルム・リーミアヌム | ||||||||||||||||||||||||
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パフィオペディルム・リーミアヌム
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Phaphiopedilum liemianum (Fowlie) K. Krasawa |
パフィオペディルム・リーミアヌム Phaphiopedilum liemianum はパフィオペディルム属のラン科植物。小型の花を1つの花茎に連続して付ける。
特徴
[編集]小型の地生ラン[1]。葉は線状舌形で長さ10-20cm。表は緑色と淡黄緑色の斑紋が入り、裏面には濃い紫色の細かな点が横縞模様を作る。葉の縁は波状になる。葉の数は5-7枚程度[2]。
花は不定期に出て、花茎は斜めに立ち上がり、高さ15-25cmになる。多数の花を付けるが、開花は1つずつ咲くために開花期は長期にわたる。花が咲くと花茎が角度を変えて伸び、その先端に花を付けるので、花茎の花の着いていた部分がジグザグになる[2]。背萼片は広卵形で緑色、縁にそって幅広く白くなっており、また基部は褐色を帯びる。側萼片は水平に出て広線形、先端近くで1回転捩れる。色は帯黄色の地に紫褐色の斑点が横縞模様を作るように入る。縁は波打ち、白い毛を生じる。唇弁は下側が丸く膨らみ、桃紫色に濃い桃紫の細かな斑点が全体に出る。
種名の由来は発見者である K. W. Liem にちなむ。
分布
[編集]スマトラに産する。
類似種
[編集]同属のヴィクトリアーレギナ P. victoria-regina は本種の基本亜種とされたことがある。その際の本種の学名はP. victoria-regina ssp. liemianum である。
また本種とほぼ同じ形態ながら紫の色素(アントシアニン)を含まず、花全体が黄緑色のものがある。本種の変種として var. primulinum とすることもあるが、独立種として扱い(プリムリヌム P. primulinum P. Tayl.)とすることも多い。形態的にはほぼ同じだが花はより小さくその径は6.5-7cm程度。
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ヴィクトリアーレギナ
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同・全草
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プリムリヌム
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同・全草
利用
[編集]洋ランとして栽培される。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 唐澤耕司監修、『蘭 山渓カラー図鑑』(1996)、山と渓谷社
- 『園芸植物大事典 2』、(1994)、小学館