パナギオティス・ピクラメノス
パナギオティス・ピクラメノス Παναγιώτης Πικραμμένος | |
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生年月日 | 1945年7月26日(79歳) |
出生地 | ギリシャ王国、パトラ |
出身校 |
アテネ大学 パリ第2大学 |
現職 | 裁判官 |
所属政党 | 無所属 |
在任期間 | 2012年5月16日 - 6月20日 |
元首 | カロロス・パプーリアス |
パナギオティス・ピクラメノス(Παναγιώτης Πικραμμένος, Panagiotis Pikrammenos, [panaˈʝotis pikraˈmenos], 1945年7月26日 - )は、ギリシャの裁判官。2009年より同国の行政訴訟の最上級審である国家評議会の長官を務めている。2019年7月9日に、副首相に就任した。2012年5月16日から6月20日まで同国暫定政権の首相を務めた[1][2]。
経歴
[編集]1945年、ギリシャ王国パトラに生まれる[3]。1963年にアテネジャーマンスクールを卒業、1968年にアテネ大学法学部を卒業。その後は大学院生としてパリ第2大学に進学し、1976年に国家評議会の審議官になるまでアテネとロンドンにて弁護士として活動した。その後は着実に昇進を続けていき、また2005年から2009年まで国立裁判官学校の理事長を務めた。
また法務省における多くの法務委員会に従事し、1991年から1993年まではコンスタンディノス・ミツォタキス首相の司法事務上の特別顧問を務めた[4]。2009年に国家評議会の長官に任命された直後、ピクラメノスの車に起爆装置が仕掛けられたが、これは警察により無政府主義者による犯行と考えられている。
首相就任
[編集]2012年5月6日に投票が実施された総選挙の結果、過半数を得た勢力がなくパプーリアス大統領による連立政権樹立の試みが行われた。しかしいずれも失敗に終わったため規定により再選挙が行われることとなり、5月16日にパプーリアスより選挙管理内閣の首班に指名され、政治的決定権を持たない暫定政権を率いることとなった[3][5][6][7][8]。
金融危機のさなかの暫定首相就任に、ピクラメノスは「大きな喜びであり、同時に重い責任である」と述べた[9]。またピクラメノスにはギリシャ語で「つらい」「悲嘆にくれた」といった意味合いがあり、暫定首相就任直後にはこのことに触れ「私にぴったりの役割」と冗談を言う場面もあった[10]。
再選挙後に新民主主義党のアントニス・サマラスを首班とする連立政権樹立で3党が合意しサマラスは6月20日に首相就任を宣誓[11]、ピクラメノスの1ヶ月に及ぶ暫定政権は終わった。
参考文献
[編集]- ^ “Council of State president to be new caretaker PM”, Ekathimerini, (2012-05-16) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “ギリシャ、6月17日に再選挙”. 読売新聞. (2012年5月16日) 2012年5月16日閲覧。
- ^ a b “ギリシャ、6月17日に再選挙 暫定首相に国家評議会のピクラメノス長官を任命”. ロイター (ロイター). (2012年5月17日) 2012年5月17日閲覧。
- ^ Ποιος είναι ο Παναγιώτης Πικραμμένος, ο νέος υπηρεσιακός πρωθυπουργός, (2012-05-16) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “ギリシャ、再選挙は来月17日 暫定首相任命”, 共同通信, (2012-05-16) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “Eurozone crisis live: Greek elections called for 17 June”, ガーディアン, (2012-05-16) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “Judge Panagiotis Pikramenos named as Greek caretaker PM as elections set for 17 June”, インデペンデント, (2012-05-16) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “Greece to hold new election on 17 June”, 英国放送協会, (2012-05-16) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “ギリシャ暫定政権首班指名受けたピクラメノス氏-組閣要請受け入れ”. bloomberg.co.jp (ブルームバーグ). (2012年5月16日) 2012年5月17日閲覧。
- ^ “ギリシャ暫定首相が就任 「つらい」名前で冗談も”. 共同通信. (2012年5月17日) 2012年5月17日閲覧。
- ^ “緊縮派の新政権発足へ=サマラス氏が首相就任-左派2党が閣外協力・ギリシャ”. 時事通信. (2012年6月20日) 2012年6月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- ギリシャ首相公式サイト (ギリシャ語)
公職 | ||
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ギリシャ共和国首相 (暫定)2012 |
次代 アントニス・サマラス |