パッセージ (フランク・ギャンバレのアルバム)
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『パッセージ』 | ||||
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フランク・ギャンバレ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | カリフォルニア州グレンデール ミラグロ・スタジオ[2] | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル |
ビクターエンタテインメント サムソン・ミュージック | |||
プロデュース |
フランク・ギャンバレ 田口晃(エグゼクティブ・プロデューサー) | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
フランク・ギャンバレ アルバム 年表 | ||||
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『パッセージ』(原題:Passages)は、オーストラリアのギタリスト、フランク・ギャンバレが1994年に発表した6作目のスタジオ・アルバム。
解説
[編集]JVCとの契約後としては4作目に当たり、本作に参加したサイドマンはいずれも、ギャンバレとは初共演となった[3]。日本盤のみ、プロコル・ハルムのカヴァー「青い影」が追加された[2]。
ロバート・テイラーはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「殆どの曲は想像性にも創造性にも欠け、ギャンバレの驚異的なギター・ソロの伝達手段に過ぎない」「キーボードの魔術師オトマロ・ルイーズの参加や、クリーン・トーンの多用により、『ノート・ワーカー』よりは生々しい音楽性だが、全体的には散漫で、フュージョンやコンテンポラリー・ジャズの愛好家が強い興味を抱くとは思えない」と評している[2]。一方、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「彼のルーツでもあるジャズやロックを下敷きにした心地好いフュージョン・サウンドをたっぷりと聴かせてくれる」と評されている[1]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はフランク・ギャンバレ作。
- リトル・チャーマー - "Little Charmer" - 5:38
- 6.8シェイカー - "6.8 Shaker" - 5:52
- パッセージ - "Passages" - 6:23
- ホワイト・ルーム - "White Room" (Pete Brown, Jack Bruce) - 4:05
- D-デイ - "D-Day" - 4:03
- ナンジオス・ニア - "Nunzio's Near" - 5:19
- フリー・スピリット - "Free Spirit" - 5:07
- ワン・ウィズ・エヴリシング - "One with Everything" - 9:14
- ロクサーナ - "Roxana" - 5:10
- ウルル - "Uluru" - 5:56
- アナザー・オルタナティヴ - "Another Alternative" - 8:13
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- 青い影 - "A Whiter Shade of Pale" (Gary Brooker, Keith Reid) - 4:18
参加ミュージシャン
[編集]- フランク・ギャンバレ - エレクトリック・ギター、アコースティック・ギター、ボイス
- オトマロ・ルイーズ - シンセサイザー、ハモンドオルガン
- アルフォンソ・ジョンソン - ベース
- ウォルフレッド・レイズ - ドラムス
- ブランダン・フィールズ - サクソフォーン(on #9, #11)
脚注
[編集]- ^ a b “フランク・ギャンバレ/パッセージ (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2024年9月5日閲覧。
- ^ a b c d Taylor, Robert. “Passages - Frank Gambale - Album”. AllMusic. 2024年9月5日閲覧。
- ^ 日本盤CD (VICP-5424)ライナーノーツ(成田正、1994年6月)