バートン旋回水路橋
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バートン旋回水路橋 | |
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橋が元の位置にある状態 | |
基本情報 | |
国 | イギリス |
所在地 | バートン・アポン・アーウェル |
交差物件 | マンチェスター船舶運河 |
用途 | 水路橋(ブリッジウォーター運河) |
設計者 | サー・エドワード・リーダー・ウィリアムズ |
竣工 | 1893年 |
開通 | 1894年 |
座標 | 北緯53度28分29秒 西経2度21分08秒 / 北緯53.4748度 西経2.3521度座標: 北緯53度28分29秒 西経2度21分08秒 / 北緯53.4748度 西経2.3521度 |
構造諸元 | |
形式 | 旋回橋 (2径間、中央軸) |
全長 | 101 m |
地図 | |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
バートン旋回水路橋はイギリスのマンチェスターにある可動式の水路橋である。 この橋によりブリッジウォーター運河がマンチェスター船舶運河を越える。旋回することにより、船舶運河の大きな船が橋の下を通過することができ、小さなナロウボートは橋の上を通過することができる。この水路橋は、世界で最初の、そして唯一の旋回水路橋であり、グレード II*の指定建造物である[1]。この橋はビクトリア時代の土木技術の重要な偉業であると考えられている[1][2]。
歴史
[編集]この橋が作られる以前、ブリッジウォーター運河は1761年に完成した石造りの水路橋でア-ウェル川を横断していた。マンチェスター船舶運河の建設により、新しい運河を利用する船は高すぎるためこの水路橋を通過できなくなった。そこで、1890年に代替の橋の工事が開始され1894年に開通した。それ以降、定期的に使用されている[3]。
動作
[編集]マンチェスター船舶運河の中にある島に設置された軸を中心として、橋が旋回する。当初、ブリッジウォーター運河の水面上 2.7 m の位置に曳船道が吊るされていたが、現在は取り外されている。
出典
[編集]- ^ a b “Barton Swing Aqueduct”. Images of England. 29 September 2008時点のオリジナルよりアーカイブ。20 January 2008閲覧。
- ^ “Facts and Figures”, Manchester Ship Canal, オリジナルの5 November 2007時点におけるアーカイブ。 1 October 2007閲覧。
- ^ “Barton Swing Aqueduct”. Engineering Timelines. 28 January 2017閲覧。
参考文献
[編集]- Atkinson, Glen (2002), Barton's Bridges, Neil Richardson, ISBN 978-1-85216-146-0
- Fisher, Stuart (2013), The Canals of Britain: A Comprehensive Guide, A&C Black, ISBN 978-1-4081-0524-5
- Nevell, Mike (1997), The Archaeology of Trafford, Trafford Metropolitan Borough with University of Manchester Archaeological Unit, ISBN 978-1-870695-25-1
- Ryall, M. J. (2000), The Manual of Bridge Engineering, Thomas Telford, ISBN 978-0-7277-2774-9