国会議事堂 (バングラデシュ)
表示
(バングラデシュの国会議事堂から転送)
バングラデシュ国会議事堂 | |
---|---|
জাতীয় সংসদ ভবন | |
概要 | |
建築様式 | モダニズム建築、ブルータリスト建築 |
所在地 | バングラデシュ ダッカ |
座標 | 北緯23度45分44秒 東経90度22分43秒 / 北緯23.76222度 東経90.37861度座標: 北緯23度45分44秒 東経90度22分43秒 / 北緯23.76222度 東経90.37861度 |
入居者 | 国会 (バングラデシュ) |
着工 | 1961年 |
開業 | 1982年 |
高さ | 約50m |
技術的詳細 | |
床面積 | 76,459㎡ [1] |
設計・建設 | |
建築家 | ルイス・カーン |
ウェブサイト | |
http://www.parliament.gov.bd/index.php/en |
国会議事堂(こっかいぎじどう、ベンガル語: জাতীয় সংসদ ভবন)は、バングラデシュ国会 の議事堂。首都ダッカにある。議会は一院制である。
歴史
[編集]議事堂の建設が計画された1950年代後半、バングラデシュは「東パキスタン」であり、ダッカは「第二首都」という位置付けだった。西パキスタンとの関係は悪化しており、結果としてバングラデシュ大虐殺 (1971年)、そしてバングラデシュ独立戦争が勃発する事態となった。この政治的混乱のため工事期間は1961年から1982年の長期に及んだ。
建築
[編集]設計を担当したのはアメリカの建築家ルイス・カーンである。カーンはブルータリズムの代表的な建築家であり打放しコンクリートを多用することで知られた。彼はこの建物のデザインに曲線や45°の角を組み合わせることで無機質になりがちなコンクリートに「表情」を与えている[2]。
議事堂は中心に議場を配置し、その周りに8つブロックが連結する構造となっている。議場は自然光が入る明るい空間となっており、照明はクモの巣のようなワイヤーに多数のランプが付いた独特な造りである。ブロックの壁には丸や三角の大きな穴が空いており風通しがよい。
議事堂周辺のランドスケープは巧妙に作られており、美観と実用を両立している。議事堂はV字形の湖の水上にあり、沼地の多いバングラデシュの地勢を象徴している。議事堂へのアクセスは橋を渡る必要があるため、セキュリティの面でも効果的である。湖畔には議事堂を補完する施設(議員宿舎など)が立地している。
脚注
[編集]- ^ “History and Building”. 11 Oct 2022閲覧。
- ^ “Jatiya Sangsad Bhaban”. 11 Oct 2022閲覧。
関連項目
[編集]