バンクーバー島
バンクーバー島(バンクーバーとう、またはヴァンクーヴァー島、英語: Vancouver Island)は、カナダ南西部、ブリティッシュコロンビア州にある島である。島の名称は、18世紀後半にカナダ西海岸地域の測量を行ったジョージ・バンクーバー(George Vancouver)に由来する。
概要
[編集]面積は32,134平方キロで、九州島や台湾島と同程度の大きさであり、アメリカ大陸太平洋側では最大の島である。人口は86万4864人(2021年)[1]。南端には州都ビクトリアがある。その他、ナナイモ、キャンベルリバーなどの都市がある。なお、バンクーバーは、バンクーバー島ではなくアメリカ大陸側に位置する。
北のジョンストーン海峡 (Johnstone Strait) ・東のジョージア海峡によってカナダのブリティッシュコロンビア州本土と、南のファンデフカ海峡によってアメリカ合衆国ワシントン州本土(オリンピック半島)から隔てられている。周囲にはグルフ諸島など多数の島々が点在する。ジョージア海峡、ファンデフカ海峡、ピュージェット湾などから構成される、バンクーバー島と北アメリカ大陸の間の内海は、セイリッシュ海と総称される。
アメリカ州の先住民族としては、西岸にヌートカ(Nuu-chah-nulth またはNootka)族、南岸、東岸にはサリシュ(Salish)族、北部から中部にかけてはクワキウトル(Kwakiutl)族が古くより在住している。 1849年にイギリスの植民地となった。
太平洋側ではホエール・ウォッチングやサーフィンが盛んで、また複雑に入り組んだ入江や内陸の湖などでは釣りやカヌーが楽しめる。近年ではトフィーノ (Tofino) などのビーチリゾートの紹介が盛んに行われている。産業は主に林業、観光、漁業である。
脚注
[編集]- ^ “vancouver island freedaily”. 30 Apr 2023閲覧。