バレスマナス
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バレスマナス(Baresmanas, ギリシア語: Βαρεσμανᾶς)は、サーサーン朝の高位の将軍である。バレスマナスはイベリア戦争におけるダラの戦い(530年)に参戦し、東ローマ帝国軍を率いるベリサリウスと対峙したサーサーン朝軍の将軍としてのみ、東ローマ帝国の歴史家であるプロコピオスの記録によって知られている。バレスマナスはペロゼスの下でサーサーン朝軍の副司令官としてこの戦いに臨み、東ローマ帝国軍のフン族の指揮官であるスニカスとの戦闘中に戦死した。プロコピオスの説明によれば、バレスマナスは隻眼であった。
出典
[編集]- Martindale, John Robert; Jones, Arnold Hugh Martin; Morris, J., eds (1992). The Prosopography of the Later Roman Empire, Volume III: A.D. 527–641. Cambridge, United Kingdom: Cambridge University Press. p. 171. ISBN 978-0-521-20160-5