バリューブックス
 上田原倉庫（2020年2月） | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 |
 日本〒386-1102 長野県上田市上田原680番地17 |
| 設立 | 2007年7月6日 |
| 業種 | 小売業 |
| 法人番号 | 7011301013889 |
| 事業内容 | 書籍の販売・買取 |
| 代表者 | 代表取締役 鳥居希 |
| 資本金 | 900万円 |
| 外部リンク | https://www.valuebooks.jp/ |
株式会社バリューブックス（英: VALUE BOOKS）とは、長野県上田市にある日本のオンライン書店、書籍の買取事業を行う企業である。
2007年に創業。オンライン書店バリューブックスを中心に書籍の販売・買取に関する業務を中心におこなっている。
概要
[編集]2007年、中村大樹により設立[1]。長野県上田市を拠点に、古本売買を主な事業とする。
古本の買取は宅配形式で行なっており、上田市の倉庫に届く古本は1日平均3万点である[2]。買い取った書籍は、自社のオンラインストアで販売するほか、Amazonマーケットプレイスや楽天市場などの大手ECサイトにも出品している[2]。2015年1月には上田市内にブックカフェNABOをオープンしており、同店内でも書籍を購入することができる。
社会貢献活動にも取り組んでおり、社会的な責任を果たす企業を認証する「B コーポレーション」の取得を目指している[3]。具体的には、、古本の寄付を集めてNPOや大学の活動資金に換える事業（「チャリボン」）、二次流通における売上を出版社に還元するシステム（「バリューブックス・エコシステム」）、買い取ることができなかった“捨てたくない本”を保育園や学校、病院などに寄贈する「BOOK GIFT PROJECT」などを展開している[3]。
2022年には、出版レーベルとしてバリュー・ブックス・パブリッシング（VALUE BOOKS PUBLISHING）を立ち上げた[4]。
事業内容
[編集]古本の買取・販売、新刊本の販売
[編集]古本の買取は、VALUE BOOKSオンラインストア（会員登録制）またはVaboo（会員登録不要）を通じて受付[1]。業界では珍しく、宅配買取の送料を有償としている（500円/箱）[5]。送料を有料とすることで買い取れない本の割合を引き下げコストを削減し、その分だけ買取額を引き上げることで買取申込者に還元する仕組みである[1]。なお、2023年現在、1日に約3万点届く古本のうち、リユース市場に回るのはおよそ半数である[2]。
チャリボン（charibon）
[編集]古本の買取代金をそのままNPOや大学などの活動資金として寄付するサービス[6]。通常の買取とは異なり、送料は無料となる[7]。なお、寄付先は買取申込者が選択できる[6]。
BOOK GIFT PROJECT
[編集]値段がつかなかった古本を、保育園や小学校などに無償で提供するサービス[2]。2018年2月からは、移動販売車「BOOKBUS（ブックバス）」で本を届けるプロジェクトも実施している。
出版事業
[編集]バリュー・ブックス・パブリッシングのレーベルのもとで、新刊本の出版や古本をリサイクルしたノートの制作を行なっている。
積読チャンネル
[編集]| 積読チャンネル | |
|---|---|
| YouTube | |
| チャンネル | |
| 活動期間 | 2024年 - |
| 登録者数 | 3.0万人 |
| 総再生回数 | 1,762,542 回 |
| チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年8月6日時点。 | |
2024年、YouTubeチャンネル「積読チャンネル」を開設。
バリューブックス所属の書店員である飯田光平が話し手となり、おすすめの書籍を紹介する動画を配信している。聞き手は作家・YouTuberの堀元見。堀元が代表を務めるpedanticが制作を請け負う。
開設当初は週1回の配信だったが、2024年6月頃より週2回配信となった。
出典
[編集]- ^ a b c “古本ビジネスの「おかしい」を変えたいバリューブックス (1/5)”. ASCII.jp (2021年12月8日). 2024年8月5日閲覧。
- ^ a b c d “「値段がつかない古本」はどこへいくのか。バリューブックスが描く、循環の物語 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD” (2023年12月21日). 2024年8月5日閲覧。
- ^ a b “B Corpハンドブックを手がけた〈バリューブックス〉がめざすよりよいビジネスとインクルーシブな社会 | mark”. markmag.jp (2022年12月27日). 2024年8月5日閲覧。
- ^ “VALUE BOOKS PUBLISHING”. VALUE BOOKS PUBLISHING. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “バリューブックスの送料について解説！査定額から使い方のポイントまで | 古本買取のVALUE BOOKS”. EndPaper. 2024年8月5日閲覧。
- ^ a b “ご利用ガイド”. 本で寄付するチャリボン. 2024年8月5日閲覧。
- ^ “ご利用ガイド”. 本で寄付するチャリボン. 2024年8月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- バリュー・ブックス - 公式オンラインストア
- バリュー・ブックス・パブリッシング（出版部門公式サイト）
- 本と茶「NABO」by VALUEBOOKS (@nabo_valuebooks) - Instagram（ブックカフェ）