バッド・ブロマンス
バッド・ブロマンス | |
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The D Train | |
監督 |
ジャレッド・ポール アンドリュー・モーゲル |
脚本 |
ジャレッド・ポール アンドリュー・モーゲル |
製作 |
デヴィッド・バーナド ジャック・ブラック ベン・レイザム=ジョーンズ プリヤンカ・マットゥー バーナビー・トンプソン マイク・ホワイト |
出演者 |
ジャック・ブラック ジェームズ・マースデン キャスリン・ハーン ジェフリー・タンバー |
音楽 | アンドリュー・ドスト |
撮影 | ジャイルズ・ナットジェンズ |
編集 | テレル・ギブソン |
製作会社 |
イーリング・スタジオ エレクトリック・ダイナマイト リップ・コード・プロダクションズ |
配給 | IFCフィルムズ |
公開 |
2015年5月8日 劇場未公開 |
上映時間 | 100分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $3,000,000[2] |
興行収入 | $774,780[3] |
『バッド・ブロマンス』(原題:The D Train)は、2015年にアメリカ合衆国で公開されたコメディ映画である。監督はジャレッド・ポールとアンドリュー・モーゲル、主演はジャック・ブラックとジェームズ・マースデンが務めた。なお、本作はポールとモーゲルの映画監督デビュー作となった。
本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2016年4月23日にDVDが発売された[4]。
概略
[編集]ダニエル・グレゴリー・ランズマン(ダン)はピッツバーグ高校の同窓会の会長を自称する風変わりな人物であった。ダンは20年ぶりに同窓会を開こうとしたが、昔の仲間たちと頻繁に連絡を取っていたわけではなかったため、大勢が来てくれる保証はなかった。どうすれば多くの旧友に参加してもらえるかと思い悩んだ末に、ダンは同じクラスにいたオリヴァー・ローレスがテレビタレントとして大活躍していることに思い至る。「大スターのオリヴァーが同窓会に参加すれば、きっと皆も来てくれるはずだ」と確信したダンはすぐさまロサンゼルスに向かったが、ここに大きな勘違いがあった。オリヴァーは無名の俳優に過ぎず、ダンが見たCMの仕事もやっとの思いで掴んだものだったのである。当初、オリヴァーはダンの誤解を解こうとしたが、彼の勢いと熱意に負けてしまい、自分が大スターであるかのように演じる羽目になってしまう。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替[5]
- ダニエル・グレゴリー・ランズマン(ダン) - ジャック・ブラック(高木渉)
- オリヴァー・ローレス - ジェームズ・マースデン(志賀麻登佳)
- ステイシー・ランズマン - キャスリン・ハーン(衣鳩志野)
- ビル・シューマー - ジェフリー・タンバー(丸山壮史)
- ザック・ランズマン - ラッセル・ポズナー(河西健吾)
- クレイグ - ヘンリー・ジェブロフスキー
- ランディ - カイル・ボーンハイマー
- ジェリー - マイク・ホワイト
- ルーシー - コリーナ・ライオンズ
- タージ - ドナ・デュプランティエ
- レニーナ - シャーロット・ゲイル
- アリッサ - デニス・ウィリアムソン
- デイル・ハーキン - ハン・ソト
- ヘザー - ダニエル・グリーナップ
- ダーモット・マローニー - 本人
なお、ワシントンD.C.一帯で放送されているラジオ番組『ザ・スポーツ・ジャンキーズ』の司会者たちが本作にカメオ出演している。
製作
[編集]2014年2月10日、ジャック・ブラックとジェームズ・マースデンが本作に起用されたと報道があった[6][7]。3月17日、本作の主要撮影がニューオーリンズで始まった。なお、ブラックのスケジュールの都合で、本作の撮影は21日間というハイペースで行われた[8]。
公開・興行収入
[編集]2015年1月23日、本作はサンダンス映画祭にてプレミア上映された[9]。
5月8日、本作は全米1009館で封切られ、公開初週末に44万7000ドル余りを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場19位となった[10]。この数字は拡大公開作としては異例の低さであった[11]。
評価
[編集]本作に対する批評家の評価は伸び悩んでいる。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには126件のレビューがあり、批評家支持率は50%、平均点は10点満点で5.6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『バッド・ブロマンス』はジャック・ブラックに演技の幅の広さを示す絶好の機会を提供したが、キャラクターの造型が余りにも雑なので、映画としてのまとまりに欠ける。」となっている[12]。また、Metacriticには33件のレビューがあり、加重平均値は55/100となっている[13]。
出典
[編集]- ^ “バッド・ブロマンス”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “IFC Pays $3 Million For Jack Black Comedy ‘The D Train’ – Sundance”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “The D Train”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “バッド・ブロマンス”. 2018年4月3日閲覧。
- ^ “バッド・ブロマンス”. ソニー・ピクチャーズ. (2019年3月24日) 2019年3月24日閲覧。
- ^ “Jack Black, James Marsden to Star in High School Reunion Comedy ‘The D-Train’”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “Jack Black and James Marsden to Star in 'The D-Train' (Exclusive)”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “'The D Train' writer/directors deliver a big twist in a movie that almost didn't get made”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “Sundance Film Review: ‘The D Train’”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “May 8-10, 2015”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “WORST OPENING WEEKEND PER-THEATER AVERAGES Wide Releases Only (600+ Theaters) 1982–Present”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “The D Train”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “The D Train (2015)”. 2018年4月2日閲覧。