バッターズ彗星
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バッターズ彗星 BATTeRS | |
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仮符号・別名 | C/2001 W2[1] |
分類 | 周期彗星(ハレー型彗星)[1] 地球近傍天体[1] |
発見 | |
発見日 | 2001年11月21日 |
発見者 | 浅見敦夫(BATTeRS) |
軌道要素と性質 元期:TDB 2452248.5 (2001年12月5.0日) | |
軌道長半径 (a) | 17.9286 au[1] |
近日点距離 (q) | [1] | 1.0511 au
遠日点距離 (Q) | 34.8060 au[1] |
離心率 (e) | 0.9414[1] |
公転周期 (P) | 75.91 年[1] |
軌道傾斜角 (i) | 115.913 °[1] |
近日点引数 (ω) | 142.086 °[1] |
昇交点黄経 (Ω) | 113.356 °[1] |
平均近点角 (M) | 359.754 °[1] |
前回近日点通過 | 2001年12月23日[2] |
次回近日点通過 | 2076年10月27日[2] |
最小交差距離 | 0.146 au(地球)[1] 0.883 au(木星)[1] |
ティスラン・パラメータ (T jup) | -0.257[1] |
物理的性質 | |
絶対等級 (H) | 12.1(核+コマ)[1][1] |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
バッターズ彗星(バッターズすいせい、英語: Comet BATTeRS、仮符号:C/2001 W2)は、2001年に日本で発見された公転周期76年の短周期彗星である[1]。
発見
[編集]岡山県美星町(現井原市)の「美星スペースガードセンター」で行われていた小惑星観測プロジェクト(BATTeRS)において、浅見敦夫らのチームは2001年11月21日に口径25cmf/5.0反射望遠鏡とCCDを使用してヘルクレス座を撮影した画像から13.8等の新彗星を発見した。コマ直径が30秒角で、長さ30秒角の短い尾が認められ[3]、東南方向へ移動していた。浅見らは直ちに暫定軌道を算出して彗星を確認し、報告した[要出典]。
各地での確認観測は同夜中に行われ[3]、23日に日本スペースガード協会の取り決めにより、個人名ではなくプロジェクト名から「バッターズ彗星」と命名された[4]。
出現と軌道
[編集]近日点通過は発見1ヶ月後の12月23日で[2]、11月から12月にかけて12~14等級で観測された[5]。見かけ上太陽に接近し南下したため12月30日で一旦観測されなくなり、半年後の2002年6月に南半球で再度観測された。この時の光度は18等級前後。同月上旬には観測されなくなった[5]。
これまでに得られた観測から、彗星は周期76年の短周期彗星であることが判明した[1]。次回回帰は2076年10月27日頃と予測されている[2]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “C/2001 W2 (BATTERS)”. Small-Body Database Lookup. Jet Propulsion Laboratory. 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b c d 木下一男 (2003年2月10日). “C/2001 W2 (BATTERS)”. 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b Green, Daniel W. E. (2001年11月21日). “IAUC 7758: 2001 W2; 2001gb”. Central Bureau for Astronomical Telegrams. 2022年3月9日閲覧。
- ^ 橋本就安、浅見敦夫. “美星スペースガードセンターからの報告 「『BATTeRS彗星』発見事情」”. 日本スペースガード協会. 2022年3月9日閲覧。
- ^ a b “C/2001 W2 (BATTERS)”. Minor Planet Center. 2022年3月9日閲覧。