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さすらい人 (ロシア民謡)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バイカル湖のほとりから転送)

『さすらい人』(さすらいびと、ロシア語:Бродяга=ブラデャーガ)は19世紀から歌われているロシア民謡である。歌詞の1行目から、「ザバイカルの奥の原野で」(По диким степям Забайкалья)とも呼ばれている。

ロシア映画シベリア物語』(1948年)の副主題歌として使われている。

歌詞

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19世紀前半には「デカブリストの乱」(1825年)などで、多数のロシア人がシベリアへ流刑になっている。そうした収容所を逃げ出したさすらい人が、バイカル湖を超えた地域で、残した妻や子供を思い出して、運命を嘆く情景を歌っている。


ロシア語歌詞
По диким степям Забайкалья,
Где золото роют в горах,
Бродяга, судьбу проклиная,
Тащился с сумой на плечах.
日本語訳(GFDL
ザバイカルの奥の原野に、
そこでは山で金を掘っている、
さすらい人が自分の運命を呪って
背に袋を担いでさまよう。

日本での受容

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日本でもこの歌は1950~1970年代に「うたごえ運動」でよく歌われ、現在も「歌声喫茶」などで歌われている。「豊かなるザバイカルの 果てしなき野山を」という出だしの井上頼豊の訳「バイカル湖のほとり[1] などがある。

参照項目

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脚注

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  1. ^ バイカル湖のほとり (自動的に音が出るので注意!)