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ハーン - ケルン線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハーン - ケルン線
基本情報
ドイツの旗 ドイツ
所在地 ノルトライン=ヴェストファーレン州
路線記号 2730, 2652, 2659
路線番号 455
開業 1867年9月25日
所有者 ドイツ鉄道
路線諸元
路線距離 30 km
軌間 1435 mm(標準軌
線路数 複線
複線区間 全区間
電化区間 全区間
電化方式 15 kV 16.7 Hz(交流)
架空電車線方式
最高速度 160 km/h
線路等級 D4
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
STR STR STR
アーヘン - カッセル線(S8)
BHF SBHF BHF
0.0 ハーン・グルーテン 160 m
STRr STRr+l STRr
アーヘン - カッセル線(S8)
SKRZ-Au
自動車道A46
SBRÜCKE
国道B228
HST
3.5 ハーン 137 m
ABZg+r
ヒルデン - ゾーリンゲン線(S1)
S+BHF
6.6 ゾーリンゲン中央駅 旧ゾーリンゲン・オーリクス 120 m
ABZgl+xl
ゾーリンゲン - レムシャイト線(S7)
STRo
地方道L288
STRo
国道B229
BHF
12.7 ライヒリンゲン 85 m
WBRÜCKE1
ヴッパー川
STR+r STR
ミュールハイム - コブレンツ線
STR eABZg+l
旧ヴッパータール - オプション線
DST BHF
17.3 オプラーデン 62 m
STR eABZgl ABZ+lxr
旧オプラーデン工場
STRl KRZu ABZg+r
STR STRl
ミュールハイム - コブレンツ線
SKRZ-Ao
自動車道A1
WBRÜCKE1
デゥン川
BHF
21.2 レーヴァークーゼン・マンフォルト 旧シュレブッシュ 53 m
KMW
26.6 ケルン・ノイラット・リング 路線記号転換
eABZgr
旧線(BME駅方面)
BS2c1 BS2+r
STR+r ABZg+r
ケルン - ハム線(S6)
SBHF BHF
29.7 ケルン・ミュールハイム
STR STR
ケルン - ハム線(S6)
  • 出典: ドイツ鉄道地図[1]

ハーン - ケルン線(ドイツ語: Bahnstrecke Haan-Gruiten–Köln-Mühlheim)はハーン・グルーテン駅とケルン・ミュールハイム駅を結ぶ幹線鉄道路線である。この路線はヴッパータール - ケルン区間の遠距離列車および中距離列車運行の主な路線で、電車線が全区間に設置されている。

歴史

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ベルク=マルク鉄道(Bergische-Märkische Eisenbahn, BME)はグルーテン駅でこの路線の建設工事を開始した。1867年9月25日に最初の開通区間は南の方向に直線で建設されて、オーリクス・ヴァルト駅(現在ゾーリンゲン中央駅)を経てオプラーデンに至った[2]。この路線は1868年4月8日にミュールハイム(ライン)BME駅まで延長されて[2]、BME駅は現在のウィーン広場にあったミュールハイムCME駅の東側に隣接していた。ミュールハイム区にあった、当時の経路はケルン路面電車4系統の経路とほとんど一致する。1882年BME国有化の際に、この路線はエルバーフェルト管理局により運営されることとなった。

1909年に洪水危険と用地確保の難点のため、ミュールハイム市街地区間が廃止されて、この路線は既存のケルン - ハム線のミュールハイムRhE駅(現在ケルン・ミュールハイム駅)と連結された。

1949年8月4日にマンフォルトの踏切で、夏休み中の児童たちが積み込まれたフルトレーラーがD99急行列車と衝突する事故が発生した。事故原因は遮断機が降りていたが、貨物自動車が無理に踏切へ進んだことであった。この事故で18人が死亡し、12人が怪我を負った[3][4]

ミュールハイム - コブレンツ線がこの路線と隣接するように移設されて、2015年夏にはオプラーデン駅舎がそのために撤去された[5]。駅の現代化プロジェクトの過程で乗降場が高さ76 cmで改築されて、駅の歩道橋は2015年12月に完工された[6]

運行形態

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この路線で通行するICE列車およびIC列車は、ハーゲン、ヴッパータール、ケルンで停車して、コブレンツ方面あるいは高速線を通じてフランクフルト方面に走行する。ICE10系統列車はハム駅で分割・併結されて、この路線を経由し1時間間隔で通行している。次の列車はゾーリンゲン駅で停車する。

  • ICE 91: ドルトムント - ハーゲン - ヴッパータール - ゾーリンゲン - ケルン - コブレンツ - マインツ - フランクフルト - ヴュルツブルク - ニュルンベルク - レーゲンスブルク - パッサウ - リンツ - 聖ポェルテン - ウィーン・マイドリング - ウィーン。
  • IC 55: ドレスデン - ライプツィヒ - ハノーファー-ビーレフェルト - ハム - ドルトムント - ハーゲン - ヴッパータール - ゾーリンゲン - ケルン。120分間隔。

地域輸送の場合、ハーン・グルーテン - ゾーリンゲン区間ではライン=ルール運輸連合(Verkehrsverbund Rhein-Ruhr, VRR)の運賃システムが適用される[7]。ゾーリンゲン - ケルン・ミュールハイム区間はラインジーク運輸連合(Verkehrsverbund Rhein-Sieg, VRS)の運賃システム区域である[8]

  • 快速列車(RE 7): (ライネ - グレーヴェン - ミュスター -) ハム - ウナ - ハーゲン - オーバーバルメン - ヴッパータール - ゾーリンゲン - オプラデーン - 見本市=ドイツ - ケルン - ボン - メーレン。60分間隔。ナショナル・エキスプレス鉄道所属。使用車両はタレント2
  • 普通列車(RB 48): オーバーバルメン - ヴッパータール - フォーヴィンケル - ハーン・グルーテン - ハーン - ゾーリンゲン - ライヒリンゲン - オプラーデン - マンフォルト - ミュールハイム - 見本市=ドイツ - ケルン - ボン - メーレン。30分間隔。ナショナル・エキスプレス鉄道所属。使用車両はRE 7と同じ。

参考文献

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  • Bernd Franco Hoffmann (2015) (ドイツ語). Die Bergisch-Märkische Eisenbahn. Durch die Täler von Wupper, Ruhr und Wolme. Sutton-Verlag. ISBN 978-3-95400-580-2 

脚注

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  1. ^ (ドイツ語) Eisenbahnatlas Deutschland (9th ed.). Scheers+Wall. (2014). ISBN 978-3-89494-145-1 
  2. ^ a b “Bau und Ausrüstung der Bahn” (ドイツ語). Jahres-Bericht über die Verwaltung der Bergisch-Märkischen Eisenbahn: p. 4. (1869). https://digital.ub.uni-duesseldorf.de/ihd/periodical/pageview/118335.  デュッセルドルフ大学図書館の資料。
  3. ^ Hans-Joachim Ritzau; Jürgen Hörstel (1983) (ドイツ語). Dir Katastrophenszenen der Gegenwart. Eisenbahnunfälle in Deutschland. Band 2. Pürgen. p. 29. ISBN 3-921304-50-4 
  4. ^ Waldfriedhof” (ドイツ語). leverkusen.com. Andreas Born. 2022年6月27日閲覧。
  5. ^ Opladener Bahnhof ist nur noch Geschichte” (ドイツ語). lokale-information.de. Leverkusener Anzeigenblatt GmbH & Co. KG (2015年9月1日). 2015年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月13日閲覧。
  6. ^ Meilsteine der neuen Bahnstadt” (ドイツ語). neue-bahnstadt-opladen.de. neue bahnstadt opladen GmbH. 2022年6月27日閲覧。
  7. ^ Stadt-, Linien- & Netzpläne: Schnellverkehrsplan VRR” (ドイツ語). vrr.de. Verkehrsverbund Rhein-Ruhr AöR. 2022年6月28日閲覧。
  8. ^ Schinen- und Busnetzpläne: Schinennetz (Gesamtplan)” (ドイツ語). vrs.de. Verkehrsverbund Rhein-Sieg GmbH. 2022年6月28日閲覧。

外部リンク

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