ハーレムシェイク
ハーレム・シェイク(Harlem Shake)とは、2013年に発生したインターネット現象およびインターネットミームの一種である。または、アメリカのDJ「バウアー(en:Baauer)」が2012年に発表した曲。iTunes 及びAmazon内のMP3ダウンロードストアで 購入できる。トラック2は「Yaow!」である。
概要
[編集]オーストラリアクイーンズランド州在住のザ・サニー・コースト・スケートという名の若者5人組が、YouTubeに動画を投稿したことがきっかけで、瞬く間に世界中で同様の動画が撮影されるようになった。ただしこの動画は、日本人とオーストラリア人のハーフであり、元YoutuberでシンガーソングライターのJoji(当時の活動名はフィルシー・フランク)の動画を真似たものである[1]。ここでは、アメリカのバウアーが2012年に発表した楽曲「ハーレム・シェイク」を流しながら、数人が仮装して踊りを踊っている。
「ハーレム・シェイク」の動画には決まったパターンがある。序盤の15秒ほどは、ヘルメットを被るなど、奇抜な変装をした1人がゆっくりと踊り、一見穏やかな日常や風景が映し出される。「And do the Harlem Shake」のフレーズを境に、その後の15秒ほどは、同じように変装した周辺の全員が、激しく踊り狂う。
最初のハーレムシェイクが投稿されてから約2週間後の2月15日の時点で、全世界で4万個以上ものハーレムシェイク動画が投稿されている[2]。また、1億7000万人以上が視聴しており、爆発的な大流行となっている。
オリジナル楽曲であるバウアー (Baauer)の「ハーレム・シェイク (Harlem Shake)」も、2月15日付けの米iTunesシングルチャートで1位に上り詰めた。
この現象は素人の動画にとどまらず、アメリカの有名な番組やスポーツチーム、兵隊、大企業までもが動画を制作、公開している。2013年3月1日には、FOXが『ザ・シンプソンズ』のハーレムシェイクの動画を公開した(動画:Homer Shake - YouTube)[3]。これは『ザ・シンプソンズ』のエピソードのひとつ、「ゴージャス・グランパ」のオープニング構成が元になっており[4]、ボーカルはオリジナルとは異なる。
脚注
[編集]- ^ DO THE HARLEM SHAKE(ORIGINAL)
- ^ Heyden, Tom (March 1, 2013). “Harlem Shake: Tracking a meme over a month”. BBC News Magazine
- ^ “火がついたように踊り狂う「ハーレムシェイク」ムービーが爆発的に拡大中”. GIGAZINE (2013年2月18日). 2013年4月7日閲覧。
- ^ Richardson, Anne. “The Harlem Shake hits Springfield as The Simpsons recreate dance craze”. The Sun 4 March 2013閲覧。
外部リンク
[編集]- The Harlem Shake v1(TSCS original) - 現象の発端であるThe Sunny Coast Skateによる動画
- FILTHY COMPILATION #6 - SMELL MY FINGERS - ハーレムシェイク現象のきっかけとなったFilthy Frankによる動画
- YouTube - YouTubeで「do the harlem shake」と入力して検索すると、YouTubeページ全体が踊り出す
- “火がついたように踊り狂う「ハーレムシェイク」ムービーが爆発的に拡大中”. GIGAZINE (2013年2月18日). 2013年4月7日閲覧。