ハーディング子爵
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ハーディング子爵 Viscount Hardinge | |
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創設時期 | 1846年5月2日 |
創設者 | ヴィクトリア |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代子爵ヘンリー・ハーディング |
現所有者 | 8代子爵トマス・ハーディング |
相続人 | なし |
推定相続人 | ジェイミー・ハーディング |
付随称号 | なし |
現況 | 存続 |
邸宅 | ブロードミア・ハウス |
モットー | 困難なときも平静を保つべし (Mens Æqua Rebus In Arouis) |
ハーディング子爵(英語: Viscount Hardinge)は、イギリスの子爵位。連合王国貴族爵位。ヘンリー・ハーディング陸軍元帥が1846年に叙位されたことに始まる。
歴史
[編集]ヘンリー・ハーディングは、ナポレオン戦争で歴戦した陸軍軍人で保守党の政治家でもあり、1844年から1848年にかけてはインド総督を務めた。その在職中に起こった第一次シク戦争を勝利に導いた恩賞として1846年5月2日にダービーシャーのキングス・ニュートンハーディング及びラホールのハーディング子爵(Viscount Hardinge of Lahore and of King's Newton in Derbyshire)に叙せられた[1][2]。
以降、その男系男子の嫡流によって2015年現在まで継承されている。本邸はハンプシャー・ベイジングストーク近くのブロードミア・ハウス(Broadmere House)。
子爵家の家訓は、『困難なときも平静を保つべし(Mens Æqua Rebus In Arouis)』。
ハーディング子爵 (1846年)
[編集]- 初代ハーディング子爵ヘンリー・ハーディング (1785–1856)
- 2代ハーディング子爵チャールズ・スチュワート・ハーディング (1822–1894)
- 3代ハーディング子爵ヘンリー・チャールズ・ハーディング (1857–1924)
- 4代ハーディング子爵カリル・ニコラス・チャールズ/・ハーディング (1905–1979)
- 5代ハーディング子爵ヘンリー・ニコラス・パウル・ハーディング (1929–1984)
- 6代ハーディング子爵チャールズ・ヘンリー・ニコラス・ハーディング (1956–2004)
- 7代ハーディング子爵アンドリュー・ハートランド・ハーディング (1960–2014)
- 8代ハーディング子爵トマス・ヘンリー・ド・モンタヴィル・ハーディング (1993-)
2015年現在、法定推定相続人はいない。 推定相続人は現当主の弟ジェイミー・アレクサンダー・ディヴィッド・ハーディング (1996-)
出典
[編集]- ^ 浜渦哲雄 1999, p. 214-215.
- ^ "No. 20592". The London Gazette (英語). 7 April 1846. p. 1278.
参考文献
[編集]- 浜渦哲雄『大英帝国インド総督列伝 イギリスはいかにインドを統治したか』中央公論新社、1999年(平成11年)。ISBN 978-4120029370。
関連項目
[編集]- ペンズハーストのハーディング男爵 - 分流