コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ハーディング子爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハーディング子爵
Viscount Hardinge
創設時期1846年5月2日
創設者ヴィクトリア
貴族連合王国貴族
初代初代子爵ヘンリー・ハーディング
現所有者8代子爵トマス・ハーディング
相続人なし
推定相続人ジェイミー・ハーディング
付随称号なし
現況存続
邸宅ブロードミア・ハウス
モットー困難なときも平静を保つべし
(Mens Æqua Rebus In Arouis)

ハーディング子爵英語: Viscount Hardinge)は、イギリス子爵位。連合王国貴族爵位。ヘンリー・ハーディング陸軍元帥が1846年に叙位されたことに始まる。

歴史

[編集]
初代ハーディング子爵ヘンリー・ハーディング

ヘンリー・ハーディングは、ナポレオン戦争で歴戦した陸軍軍人で保守党の政治家でもあり、1844年から1848年にかけてはインド総督を務めた。その在職中に起こった第一次シク戦争を勝利に導いた恩賞として1846年5月2日ダービーシャーのキングス・ニュートンハーディング及びラホールのハーディング子爵(Viscount Hardinge of Lahore and of King's Newton in Derbyshire)に叙せられた[1][2]

以降、その男系男子の嫡流によって2015年現在まで継承されている。本邸はハンプシャーベイジングストーク近くのブロードミア・ハウス(Broadmere House)。

子爵家の家訓は、『困難なときも平静を保つべし(Mens Æqua Rebus In Arouis)』。

ハーディング子爵 (1846年)

[編集]
  • 初代ハーディング子爵ヘンリー・ハーディング (1785–1856)
  • 2代ハーディング子爵チャールズ・スチュワート・ハーディング英語版 (1822–1894)
  • 3代ハーディング子爵ヘンリー・チャールズ・ハーディング (1857–1924)
  • 4代ハーディング子爵カリル・ニコラス・チャールズ/・ハーディング (1905–1979)
  • 5代ハーディング子爵ヘンリー・ニコラス・パウル・ハーディング (1929–1984)
  • 6代ハーディング子爵チャールズ・ヘンリー・ニコラス・ハーディング (1956–2004)
  • 7代ハーディング子爵アンドリュー・ハートランド・ハーディング (1960–2014)
  • 8代ハーディング子爵トマス・ヘンリー・ド・モンタヴィル・ハーディング (1993-)

2015年現在、法定推定相続人はいない。 推定相続人は現当主の弟ジェイミー・アレクサンダー・ディヴィッド・ハーディング (1996-)

出典

[編集]
  1. ^ 浜渦哲雄 1999, p. 214-215.
  2. ^ "No. 20592". The London Gazette (英語). 7 April 1846. p. 1278.

参考文献

[編集]
  • 浜渦哲雄『大英帝国インド総督列伝 イギリスはいかにインドを統治したか』中央公論新社、1999年(平成11年)。ISBN 978-4120029370 

関連項目

[編集]