コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた
Hearts Beat Loud
監督 ブレット・ヘイリー
脚本 ブレット・ヘイリー
マルク・バシェ
製作 サム・ビスビー
サム・スレイター
ヒューストン・キング
製作総指揮 フランクリン・カーソン
ポール・バーノン
デヴィッド・バーノン
ジャッキー・ケルマン・ビスビー
ランス・アコード
テオドラ・ダンラップ
ダニー・リフキン
フランク・ブレナー
ニック・オファーマン
出演者 ニック・オファーマン
キアシー・クレモンズ
トニ・コレット
サッシャ・レイン
音楽 キーガン・デウィット
撮影 エリック・リン
編集 パトリック・コールマン
製作会社 バーン・レイター・プロダクションズ
パーク・ピクチャーズ
ヒューストン・キング・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗ガンパウダー&スカイ
日本の旗カルチャヴィル
公開 アメリカ合衆国の旗2018年6月8日
日本の旗2019年6月7日
上映時間 97分[1]
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 世界の旗$2,420,962[2]
テンプレートを表示

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』(原題:Hearts Beat Loud)は2018年アメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はブレット・ヘイリー、主演はニック・オファーマンキアシー・クレモンズが務めた。

ストーリー

[編集]

フランク・フィッシャーは妻を自転車の事故で亡くしてからというもの、男手一つで娘のサムを育ててきた。フランクはミュージシャンとして活動していたが、さっぱり売れなかったため、レコード店の経営で生計を立てていた。しかし、その経営も上手く行っておらず、フランクは店を閉める決断を下した。サムは医学部に進学するために親元を離れることになっており、恋人のローズと残りの時間を過ごしたがっていた。ところが、フランクは娘との別れを惜しむあまり、しつこくサムと関わろうとするのだった。2人で楽器を演奏しているとき、サムは『ハーツ・ビート・ラウド』というタイトルの曲を書いていたことをフランクに明かした。2人はその曲をレコーディングした。フランクがサムに無断でそれをSpotifyにアップロードしたところ、予想をはるかに超える反響があった。

そこで、フランクはサムとデュオを組んで再び音楽活動に乗り出そうとしたが、医者になりたいサムは乗り気でなかった。バンドを組みたくないと言うサムを見て、フランクはバンド名として「バンドではない」を採用した。フランクがレコード店の閉鎖を題材に『Everything Must Go』という曲を書いていた頃、サムはフランクに内緒で『Blink (One Million Miles)』という曲を書いていた。その曲はサムとローズの関係を題材にしたものであった。ほどなくして、レコード店の土地の所有者であるレスリーがフランクを訪ねてきた。レスリーは「店を改築してカフェを併設すれば良い。そうすれば、客も確保できるだろうから、店を閉めずに済む」とフランクにアドバイスした。しかし、フランクは店を閉めるという決断を翻そうとはしなかった。

しばらくして、芸能事務所がフランクに接触してきた。フランクは念願のCDデビューのチャンスを掴んで舞い上がっていたが、サムにはデビューする気は毛頭なかった。フランクは「亡くなった母さんなら、デビューしろと言うはずだ」と言ったところ、サムは怒って店を飛び出してしまった。フランクは大いに落胆し、そのままレコード店最後の日を迎えることになった。

キャスト

[編集]

※ 括弧内は日本語吹き替え[3]

製作

[編集]

2017年7月17日、ブレット・ヘイリー監督の新作映画にキアシー・クレモンズが出演するとの報道があった[4]。27日、トニ・コレット、ニック・オファーマン、ブライス・ダナー、テッド・ダンソン、サッシャ・レインがキャスト入りした[5]。同日、キーガン・デウィットが本作で使用される楽曲を手掛けることになったとも報じられた[6]。8月、本作の主要撮影ブルックリンで始まった[7][8]

公開・マーケティング

[編集]

2018年1月24日、ガンパウダー&スカイが本作の全米配給権を購入したと報じられた[9]。26日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[10]。4月11日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]

評価

[編集]

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには146件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.23点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「実に素晴らしい作品で、心地よい親しみやすさがある。『ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた』はニック・オファーマンとキアシー・クレモンズのケミストリーによって質を高められ、感じよい父娘ドラマを観客に提供している。」となっている[12]。また、Metacriticには29件のレビューがあり、加重平均値は65/100となっている[13]

出典

[編集]
  1. ^ ハーツ・ビート・ラウド”. 映画.com. 2019年3月2日閲覧。
  2. ^ Hearts Beat Loud (2018)”. The Numbers. 2019年3月2日閲覧。
  3. ^ ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた | ソニー・ピクチャーズ公式”. www.sonypictures.jp. 2019年8月29日閲覧。
  4. ^ ‘The Flash’ Actress Kiersey Clemons to Star in Drama ‘Hearts Beat Loud’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2017年7月17日). 2019年3月1日閲覧。
  5. ^ Nick Offerman to Star in Music Drama ‘Hearts Beat Loud’ With Kiersey Clemons”. Variety (2017年7月27日). 2019年3月1日閲覧。
  6. ^ Keegan DeWitt to Score Brett Haley’s ‘Hearts Beat Loud’”. Film Music Reporter (2017年7月27日). 2019年3月1日閲覧。
  7. ^ Nick Offerman to Star in Music-Themed 'Hearts Beat Loud'”. Hollywood Reporter (2017年7月27日). 2019年3月2日閲覧。
  8. ^ ‘Heart Beats Loud’ star Nick Offerman talks filming in NYC and his many upcoming projects”. AM New York (2018年6月5日). 2019年3月2日閲覧。
  9. ^ Gunpowder & Sky Nabs Brett Haley’s Sundance Closer ‘Hearts Beat Loud; June Release Set”. Deadline.com (2018年1月24日). 2019年3月2日閲覧。
  10. ^ 2018 Sundance Film Festival: Feature Films Announced”. The Sundance Institute (2017年11月29日). 2019年3月2日閲覧。
  11. ^ Hearts Beat Loud OFFICIAL TRAILER”. YouTube (2018年4月11日). 2019年3月2日閲覧。
  12. ^ Hearts Beat Loud”. Rotten Tomatoes. 2019年3月2日閲覧。
  13. ^ Hearts Beat Loud (2018)”. Metacritic. 2019年3月2日閲覧。

外部リンク

[編集]