ハルモス代数
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数理論理学におけるハルモス代数(ハルモスだいすう、英: Halmos algebra[1])あるいは多進代数[2](たしんだいすう、英: Polyadic algebra) はポール・ハルモスの導入した代数的構造で、ブール代数が命題論理を記述するというのと同様の意味において、一階述語論理を形式化するものである。(リンデンバウム–タルスキ代数の項を参照。)
同じように一階論理を記述する他の代数として、(一階論理が等号付きの場合)アルフレッド・タルスキの円筒代数[2][1] およびウィリアム・ローヴェアの函手的意味論(圏論的アプローチ)[3]などを挙げることができる。
参考文献
[編集]- ^ a b Hazewinkel 2000, pp. 87–89.
- ^ a b Monna 1993, p. 62.
- ^ Barwise 1989, p. 293.
- Barwise, Jon (1989). Handbook of mathematical logic. Elsevier. ISBN 978-0-444-86388-1
- Hazewinkel, Michiel (2000). Handbook of algebra. 2. Elsevier. ISBN 978-0-444-50396-1
- Monna, A. F. 著、新井理生 訳『現代数学発展史: 現代数学の進展 方法・概念・思想の変遷』東京電機大学出版局、1993年。ISBN 9784501613105 。
関連文献
[編集]- Halmos, Paul (1962), Algebraic Logic, New York: Chelsea Publishing