ハルシオン (曲)
「ハルシオン」 | ||||||||
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オービタル の シングル | ||||||||
初出アルバム『オービタル (茶盤)』 | ||||||||
リリース | ||||||||
録音 | 1992年 | |||||||
ジャンル | アンビエント・ハウス, アシッド・ハウス, アンビエント・テクノ | |||||||
時間 |
<time datetime="11:05 (オリジナル) 3:51 (エディット) 9:27 ("+ On + On")">11:05 (オリジナル) 3:51 (エディット) 9:27 ("+ On + On") | |||||||
レーベル | FFRR | |||||||
作詞・作曲 |
Edward Barton Phil and Paul Hartnoll | |||||||
プロデュース | オービタル | |||||||
オービタル シングル 年表 | ||||||||
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「ハルシオン」(Halcyon)は、オービタルの楽曲で、長年トランキライザー(ハルシオン)中毒に陥っていたポール・ハートノールの母親に捧げた作品[1]。日本とイギリスでは「Radiccio EP」として発売され、アメリカでは「Halcyon EP」として発売された。
歴史
[編集]この曲には二つの国際的なヒット曲からのサンプルが含まれる。その一つはOpus IIIが1992年に発表した「イッツ・ア・ファイン・デイ」からのカースティ・ホークシャウのヴォーカルであり、この事から「イッツ・ア・ファイン・デイ」の作者のエド・バートンの名前がクレジットに記載されている。二つ目はイエスの1983年の曲「リーヴ・イット」からのヴォーカル・ハーモニーであるが[2]、イエスについては作詞作曲のクレジットに記載されていない。ビートはローランド社のTR-909でプロデュースされた[3]。
オリジナル・ヴァージョンの「ハルシオン」が扱われるのは比較的稀であり、最初は「Radiccio EP」に収録されたが同EPはこの名義で全米発売した唯一のシングルだった。フル・アルバムには『ワーク 1989-2002』まで収録されず、更に短くなったシングル・エディットでの収録だった。
『茶盤』にはアップビートでよりメロディアスにリミックスされた「オン+オン」のヴァージョンが収録された。このリミックスはオリジナルと比較して広く知られており、『モータル・コンバット』『サイバーネット』『CKY2K』『ミーン・ガールズ』などの映画に使用された。リミックスのタイトルはインデシット社の広告コピーから採られている。「オン+オン」は9分27秒とオリジナルよりも少し短くなっている。
2018年の映画『ティーン・スピリット』とそのサウンドトラックにはエル・ファニングのヴォーカルを追加した「ハルシオン・ティーン・スピリット」が収録された[4]。
収録曲
[編集]1992, Radiccio (イギリスでの発売)
[編集]- 12", Radiccio 1
- Halcyon (11:07)
- The Naked And The Dub (11:51)
- 12", Radiccio 2
- The Naked And The Dead (6:23)
- Sunday (7:14)
- CD, Radiccio
- Halcyon (11:07)
- The Naked And The Dead (6:23)
- Sunday (7:14)
- CD, Radiccio 2
- Halcyon Edit (3:57)
- Halcyon (11:07)
- Deeper (6:58)
1992, Halcyon (全米発売)
[編集]- 12", Halcyon
- Halcyon (11:05)
- The Naked And The Dub (11:51)
- CD, Halcyon
- Halcyon (11:07)
- The Naked And The Dead (6:23)
- The Naked And The Dub (11:51)
- Sunday (7:10)
- Chime (Radio Edit) (3:15)
1993, Radiccio (日本盤)
[編集]- CD, Radiccio
- Halcyon Edit (3:52)
- Halcyon (11:09)
- Deeper (6:59)
- The Naked And The Dead (6:25)
- Sunday (7:13)
- The Naked And The Dub (11:53)
- いくつかのヴァージョンで「ザ・ネイキッド・アンド・ザ・ダブ」の代わりに「ザ・ネイキッド・アンド・ザ・デッド」が繰り返し収録されるミスがある。
チャート
[編集]1992年 | 最高位 |
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UK シングルス (OCC)[5] | 37 |
脚注
[編集]- ^ 「誰しもにクレイジーな青年期があるものだ」とフィルはチリ・ブリトーを頬張りながら言った。「私の父親はとても働き者で、母親がハルシオン中毒でおかしくなっている時間に家にいる事は稀だった、間違えないで欲しいのは彼女はとても私を愛してくれたし献身的だった。だが奴らがこの薬を処方して彼女はその倍の量を飲んでいたんだ」、これらの経験が1992年の曲とビデオの元になり、Opus IIIのカースティが郊外に住む専業主婦を演じている。 Orbital:Suburban Spacemen Select Magazine, September 1994. Retrieved 21 July 2014.
- ^ “Orbital's Halcyon sample of Yes's Leave It”. WhoSampled.com. 2013年12月20日閲覧。
- ^ Nine Great Tracks That Use the Roland TR-909, Complex
- ^ Bonnie Stiernberg (29 March 2019). “Elle Fanning Sings 'Wildflowers' From 'Teen Spirit' Soundtrack: Listen”. Billboard 3 April 2019閲覧。.
- ^ "Orbital: Artist Chart History". Official Charts Company.