ハリヤーンウィー語映画
ハリヤーンウィー語映画 Haryanvi cinema | |
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映画撮影数 | |
合計 | 33 |
ハリヤーンウィー語映画(ハリヤーンウィーごえいが、Haryanvi cinema)は、インドの映画のうちハリヤーンウィー語で製作された映画で、ハリヤーナー州に拠点を置く映画産業を指す。「ハリウッド(Harywood)」の通称で知られている。他の州政府とは異なり、ハリヤーナー州政府はハリヤーンウィー語映画産業に対して助成金制度や娯楽税の免税措置などの政策は実施していない[1]。
歴史
[編集]初めて製作されたハリヤーンウィー語映画は、1973年に公開された白黒映画『Beera Shera』だった。同作を監督したK・K・カンドラは翌1974年に2本目のハリヤーンウィー語カラー映画『Harphool Jaat Julani Aala』も製作したが、大衆の人気を得られなかったため、その後長らくハリヤーンウィー語映画は製作されなかった。5年後の1979年にボリウッドのシャーム・ベネガルが短編映画『Karishi Pandit』『Chamatkaar』の撮影のためにロータク県を訪れ、1983年にJ・P・カウシクが3本目のハリヤーンウィー語映画『Bahurani』を製作した。同作は興行的には大きな成功は収めなかったものの、映画製作者たちにハリヤーンウィー語映画産業の将来性への期待感を抱かせることに成功した[1]。1984年にジャヤーント・プラバカールが監督した『Chandrawal』はハリヤーンウィー語映画で初めて興行的な成功を収め、同作はハリヤーナー州の他にデリー、ウッタル・プラデーシュ州西部、ラージャスターン州北部で人気を集めた。
2000年にアシュヴィニー・チョードリーが監督、アーシュトーシュ・ラーナーが主演を務めた『Laado』は興行的な成功を収め、インディラ・ガンディー賞 新人監督作品賞を受賞した[2]。同作は初めて国家映画賞を受賞したハリヤーンウィー語映画となった。2014年公開の『Pagdi The Honour』は第62回国家映画賞で助演女優賞とハリヤーンウィー語長編映画賞を受賞している[3][4]。『Satrangi』も第63回国家映画賞でハリヤーンウィー語長編映画賞を受賞し、2017年にハリヤーナー国際映画祭で6つの賞を受賞した。
主な作品
[編集]- Beera Shera
- Chandrawal
- Laado[5]
- Muthbhed - A Planned Encounter[6]
- Chandrawal-2[7]
- Tera Mera Vaada
- London Ki Chhori
- Pagdi The Honour
- Satrangi
主な人材
[編集]出典
[編集]- ^ a b “'Haryanvi movies need govt push'”. Times of India. (6 October 2010) 17 March 2011閲覧。
- ^ Press Trust of India (16 September 2000). “President to give away national film awards on Sept 18”. Indian Express 17 March 2011閲覧。
- ^ Desk, Online (24 March 2015). “Complete List of The 62nd National Film Awards”. The New Indian Express. 12 August 2015閲覧。
- ^ “President Honours Cinematic Excellence at 62nd National Film Awards - May 03,2015”. outlookindia.com (10 August 2015). 12 August 2015閲覧。
- ^ India, a reference annual. Publications Division, Indian Ministry of Information and Broadcasting. (2001). pp. 285
- ^ “Political Statement”. Indian Express. (10 June 2010) 17 March 2011閲覧。
- ^ “Chandrawal-2: After years of honour killing, again a reel story - The Times of India”. The Times Of India 2019年6月11日閲覧。